
今回の長崎ドライブ旅行に備えて実は,ひとつガジェットを追加していました.ソニーが出している GPS ユニット GPS-CS3K です.今まで,旅先で撮った写真を見返すとき,それを「どこ」で撮ったのか判らないことがあります.この間の年末年始に行った上海でも,あれは結局どこだったのだろうという場所があり,歯がゆい思いをしていました.
そこで登場するのがこの
SONY GPS-CS3K.移動中ずっと起動しておくと,GPS を捕捉して現在位置を 320 時間分,溜めておいてくれます.付属ソフトの GPS Image Tracker を使うことにより,GPS ログと撮影した写真を日付データから照合し,Exif にジオタグを埋め込むことが出来ます.ジオタグを埋め込んだ画像データをジオタグ対応のソフトで表示すれば,それがどこで撮影したのかをどんぴしゃの位置で示してくれるという訳です.
ログは 128MB・320 時間分保持出来るので,通常の旅行であれば途中で吸い上げる必要がない十分な容量を持っていますが,電池の持ち時間が 15 時間というのがちょっと短め.もちろん,通常なら出発前に新しい電池に交換すれば夜まで持ちますので大丈夫なのですが,電池交換を 1 日でも忘れると電池切れの可能性が高くなります.せめて,AC からの電源供給が可能な作りになっていればいいのですが,残念ながら単 3 乾電池 1 本での駆動だけになっています.
ところで,
先日買った iPhoneで動く無料ソフトに,GPS ロガーもいくつかあり,
EveryTrail というものと
InstaMapper というのをとりあえずインストールして使ってみたのですが,どちらも今ひとつ.EveryTrail のほうがだいぶ使い勝手はよいのですが,何しろ iPhone ではバックグラウンドでアプリが動作しないので,GPS ロガーソフトを起動中はほかのことが一切出来なくなります(;´Д`) これでは iPhone を持ち歩く意味がありません... という訳で iPhone を GPS ロガーとして使うことはあきらめ.
一方,
私が使っている au の携帯電話でも
地図ビューアーというアプリを使うことで GPS ログを取ることも出来ます.けれどこちらもバックグラウンドでの動作が出来ないし,2 時間 46 分ぶんのログしか保持出来なくて,約 2 時間半ごとに保存動作を行なわなければいけないのは面倒過ぎます.
という訳で,やはりこうした機能を実現するのは単機能機の方が使い勝手は何かと優れていることが判ったので,今回の旅行前に買ってしまいました.
Amazon.co.jp で,定価より 2 割以上安い \14,770
で売っていたのでそちらで購入.早速今回の旅行に持って行って,完璧なログを取ることが出来ました
(^^)/
(206 CC の助手席に放り投げておきましたが,そこで十分に GPS を捕捉出来ていたようです)
取得したログは
SONY GPS-CS1K to Google Earth & Maps converter (GPS Convert) というフリーソフトで Google Earth の KML 形式に変換することが出来,Google Eartch で表示させることが出来ます.何日の何時何分の時点でどこにいたのかがもちろん判りますし,移動速度も出ますので,どこからどこまで渋滞していたのかなんてこともばっちり読み取れます.
……もっとも,既にクルマの中には上記の iPhone や W52T 以外にも,
こいつとかまして
こいつとかは当然 GPS 内蔵な訳で,それが捕捉した GPS データをメモリカードなどへ吐き出してくれればいいだけのハナシだと思うんですが,なかなかうまくいかないもんです.
今回の長崎ドライブ旅行のログを GPSConvert で変換した
Google Earth 形式のログをこちらに置いておきます (2.09MB).人の移動記録をみても面白くないかも知れませんが,こんなことが可能だとというご参考に.ちなみに,このファイルを読み込んだ後に,Google Earth で時刻表示バーを使って表示範囲を広げないと全部のポイントが表示されませんので注意.
GPSConvert のページの「時刻情報をKMLに埋め込む場合の注意」でも触れられています.
Posted at 2009/05/10 07:50:13 | |
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