
久々の AXELA いじりネタです.
一時期, ガソリン価格が高騰したときにもてはやされた燃費計 (いや, それ以上にオカルトグッズのほうがブレイクしたかな?).
燃費マネージャー,
i-cruising,
e-nenpi という奴が定番のようです (というか, これらで全部?).
別に, 燃費計を付けたからといってエコラン出来るようになるとは思っていませんが, 渋滞しているとき, アクセルを開けまくっているとき, 定速走行しているときとではどれくらい燃費が違うのだろうという素朴な疑問を持っていました. これを知るには燃費計を付けるしかありませんね.
以前調べたとき, 燃費マネージャーは AXELA に対応していないことが判明し, 対象外. 緑色の液晶バックライトは AXELA では統一感を損ないますしね... e-nanpi は 7 セグメントの表示がダサ過ぎますし, 本体も大き過ぎなので購入検討外. i-cruising は AXELA のメータ類と合うオレンジ表示ということもあって気になってはいたのですが, 適合情報がなかったのでそのままになっていました.
が, ひょんなことから AXELA には適合していることを知り, 早速値段を調べてみました. 定価は \33,600 ですが, 送料込みで \27,580 という店が見つかりました. しかもこの店, AXELA 納車前にカーナビを購入した店で, 問題なさそう. うーむ, どうしようか, と迷っていたのですが, 数日後の本日, ふと気づいたら到着してました :-)
(受注確認メールには "1 週間から 10 日でお届け" とあったのに, その翌日届くってのは絶対変ですが... まぁいいか. そういえば, カーナビのときも "2 週間前後でお届け" と書かれていたのにその週末届きましたっけ)
ところで, i-cruising の発売元であるアペクセラは, 今年に入って民事再生手続きに入るなど, 今後の不安があります. もし今後, 事業を存続させなかったとしたら, 買ってしまった場合も故障した場合のアフターサービスを心配しなければなりませんが, 今買っておかなければ, もしかしたらそもそも買えなくなっちゃうかも知れませんね. と言うわけでよしとしましょう (?).
取り付けは, ISO14230 故障自己診断コネクタにワンタッチ接続し, シガコンセントから電源を取るだけなので簡単です. ……が, 起動させるまで 20 分近くかかってしまいました. なぜなら... マニュアルにも書いてあるのですが, この製品はイグニッションを "ON" にしないと車両との接続が完了しません. 動作確認と各種の初期設定には時間がかかることが予想されたので, まずはエンジンをかけない状態でもぞもぞやろう, と思っていました. ACC 状態だと, 連動して i-cruising の電源は入るものの, "CONNECT ERROR" の表示. てっきり初期不良とか接続不良かと思って余計な試行錯誤してしまいました(;´Д`) もしやとエンジンをかけたらあっさり接続完了, 問題ありませんでした (汗
まだ仮設置ですが, 冒頭の写真のように設置してみました. この場所, i-cruising を貼り付けるにはちょうどいい面積なのですが, 外側に傾いているのと, 運転しているときは右手で隠れてしまう位置なのでちょっと見づらいのが難点. ダッシュボード上, エアコン回りなど, そのうち他の場所も模索してみようかな...

さて, i-cruising で表示出来るのは瞬間燃費, リセット後の燃費・燃料使用量 (Trip/Odd 2 系統), 速度, エンジン回転数, 水温などと多彩です. このうちの 1~6 項目を表示可能な 6 つの表示モード (ページ) を備えており, ジョイスティックの上下キーで簡単に切り替えられます. それぞれのページでの表示項目は自由にカスタマイズ可能. U/I が独特で多少の難がありますが, カスタマイズは頻繁に行なう訳ではないでしょうし, 許容範囲です.
表示は上述のように 1 項目, 2 項目,... というように最大 6 項目まで選べます. 面白いのは, 6 つのそれぞれのページごとにカスタマイズ可能なので, 例えば 4 項目のページと 5 項目のページとで全く違う項目を表示させることも出来ることです.
(表示する項目を 6 つだけ選び, そのうちの 1~6 項目を選んで表示出来るという訳ではない)
私はとりあえず, 瞬間燃費・リセット後の燃費 (Trip)・リセット後の燃料使用量 (Trip)・Trip・車速・エンジン回転数を設定し, 画面を切り替えるごとに表示項目が増えて行くようにしました. しかし, 走行中に読み取れる項目数 (というか字の大きさ) には限りがありますので, 5 項目表示と 6 項目表示とでは全く違う内容とし, 停止中に確認するようにした方がよいかも.
ちょっと使った限りでは, 走行中に読み取ることを考えると, 常用するのは 3 項目表示くらいがいちばんいいようです. 上記の設定だと, この状態では瞬間燃費・リセット後の燃費 (Trip)・リセット後の燃料使用量 (Trip) が表示され, まさに燃費計としてのデータ表示になります. 使ったガソリン使用量を積算して表示していると思いますから, 燃料使用量は正確な値のはず. これなら, 遠出なんかでガソリンが保つか保たないかという状況でも, 冷静な判断が出来そうです.
使ってみて判ったこと.
- 必要な補正をまだやっていないためかも知れないが, 1・2 速での発進・加速時が 2~7km/L になるほかは 20km/L といった瞬間燃費になり, かなり高めに出ている (今のところの燃費も 12km/L 台と高め).
- エンジンブレーキ状態では 99.9km/L と表示される. 燃料カットが働いているためだろう.
- 車両本体のトリップメータとはほとんど誤差はなさそう.
- 速度は i-cruising のほうが 10% 程度低く表示される. 車両のメータは速めに表示されるようになっていると聞くので, たぶんこちらが本当の値.
3 万円弱というお値段はちょっと高い気もしますが, 作りはさほど安っぽくもなくいい感じですし, ずっと使えそうなことを考えると "買い" かも. でも, この程度の "おもてなし", 標準装備されていてもよいと思うのですが, マツダはこのあたりがダメですね.
ところでこの i-cruising 最大の不安. それはオフィシャルサイトの URL (↓). なぜ i-cru
ising.html ではないのでしょう... (笑)