
デジタルモノを語るとつい長くなってしまいます. 今日のは自分向けのメモという面も濃く, 無駄に長文です
(_ _;
先日のような, ある程度長期の旅行になると不便なことがいくつかあります.
例えば洗濯. 旅先での時間を無駄にしてしまいますが, これは街中もしくは宿のコインランドリーで洗濯することで解決.
例えば, (特に仕事関係の) メール. これは今回は, 完全に音信不通になるのは日~木曜日の 5 日間だけ, 実質的には月~木曜日の 4 日間ということで, 割り切りました. 以前は, まだノート PC にモデム内蔵なんてされてないころ, モデムを持ち歩いて "グレ電" (ISDN 公衆電話. モジュラージャックが付いてるんです) を必死に探してアクセス... なんてこともやりましたが, 最近は個人的なアクセスはどうでもいいやという気になっています
(^^; まぁ, 最小限のメール・Web の閲覧は携帯電話や PDA (PocketPC) でも出来ますしね.
というように, どうにか (適当に?) 解決出来たこれら障碍ですが, デジカメにしてから困ったことが増えました. それはメディアの枯渇. 今はデジタル一眼レフとコンパクトデジカメを併用しています. 前者には 4GB の MicroDrive を, 後者には 256MB の SD カードを使っています. 一眼レフのほうは, RAW で保存すると 300 枚程度, コンデジのほうは最高画質で保存すると 200 枚程度の画像しか保存出来ません. 一見するとかなりの容量ですが, メモ代わりに気軽に撮れるデジカメだと, かなり心許ない枚数です.
銀塩カメラなら, 旅先でフィルムを買い足すことが極めて容易でした (とはいえ, リバーサルとなると急に入手性は悪くなりますが... 沖縄の離島旅行中, 探し回ってやっと見つけた記憶があります. また, ネガでもブランドに拘るともちろん入手性は悪いですね). けれど, メディアは結構なお値段しますから, そうそう買い足す訳には行きません.
以前, 130 万画素のデジカメを持ち歩いていたときは, メディアのファイルを CD-R に焼いてくれるサービスを旅先で利用したこともあるのですが, 4GB の MD を CD-R に落とすとなると最低 6 枚. ちょっと考えづらい状況ですね.
そこでちょっと前から, ポータブルフォトストレージと呼ばれる, 単体駆動可能な HDD を旅行のときには持ち歩いています. MicroDrive (CF) 等のスロットが付いていて, ごく簡単な操作で各メディアから内蔵 HDD へファイルをコピー出来, コピー後に, メディアを全消去して再び使えばよい, というコンセプトの製品.
私が買ったのは
SONY の HDPS-M1 というもの. 40GB HDD 内蔵で, ソニースタイル限定発売の商品でした. 今回の旅行でももちろん持って行きました. これで安心... のはずだったのですが!
この HDPS-M1, 非常に使いづらいのです. まずは, これは前から判っていたことですが, 液晶表示部がないため, きちんとコピーされたのかが判らない点. 4GB MD のコピーをしても, "完了" したことは判るものの, 本当にコピーされたのかが判らない!
ランプの点滅による HDD の残量表示が可能なのですが, アホなことにその表示はこんな感じ:
点灯状態 | 残量 |
|
4 つ点灯 | 20GB 以上 |
3 つ点灯 | 10~20GB |
2 つ点灯 | 5~10GB |
1 つ点灯 | 1~5GB |
点灯せず | 1GB 以下 |
さて, まだファイルをコピーしていない (40GB 残) HDPS-M1 に 4GB MD を 1 回転送すると, どうなるでしょう? そう, 残量は "20GB 以上" のまま. 私の使い方では旅先でせいぜい 1, 2 回転送するだけ. となると, インジゲータでの残量確認が実質的に不可能なのです
(-_-凸
(ちなみに, 後継機種の HDPS-M10 ではきちんと液晶を搭載しています)
そしてもうひとつ. まぁこれは私がボケていた訳ですが...
私が最近買ったデジカメは, SD カードを使っています. 一眼レフと違ってこのデジカメはあくまでも日常持ち歩いての撮影用で, そうそうたくさんの画像を貯め込むことを考えていません. そのため SD カードも 256MB という控えめな容量 (とはいえ, 200 枚近く撮れればふだんは十分だと思いますが...). このため今回の旅行では, 終盤で一杯になってしまいました. さて, HDD へ転送するか... と HDPS-M1 を宿で取り出して愕然. そう言えば HDPS-M1 に備え付けられているスロットは MD(CF) と, SONY ローカル規格, あのメモリースティックだけだったのでした
(~_~;;
思い返してみれば
中国出張のときも SD カードがあっという間に一杯になりましたが, このときは仕事で行っているゆえ, ノート PC も持参していたので気軽に PC へ転送していたため, HDPS-M1 なんて要らなかったのです. 気付かなかった...
結局, 持って行った PocketPC に刺さっていた 128MB の SD カードを転用して (その中身は大部分を PPC 本体へどうにか待避), さらには出来るだけ一眼レフで撮るようにしてやりくりしましたが, いやはや盲点でした.
あんな綱渡りはもうごめんなので, SD カードを CF カードに変換するアダプタを買って来ました (
1 枚目の写真). 単なるアダプタのくせに (といっても, CF カードの変換アダプタのように単にそれぞれ結線しているだけではないことは判っているのですが) \3,780 もします. あとちょっと出せば 128MB の SD カードが買えますので, SD カードを増やすかどうか, 微妙な判断ですが, やむを得ない出費かな...

と, そんなアダプタを買って来た途端, EPSON から新しいフォトストレージが出ることを知りました. Photo Fine Player P-4000 です. これは単に HDD を持っているだけではなく, 3.8" 液晶での静止画・動画再生も可能なもの. P-2000 という機種が現在は売られています. P-2000 も欲しいなぁとは思っていたのですが, HDPS-M1 を買ってしまったばかりで, あきらめていました.
しかしよく考えると P-2000/4000 なら CF/SD カードに対応, 液晶での表示だけでなくビデオ出力も可能で, 旅先での用途が広がります. P-4000 は 80GB HDD 搭載ですが, \70,000 を超えるお値段
(*_*) 外付け HDD としての利用がメインならともかく, 1 か月 2 か月の旅行をする訳でもないし, 80GB も要りません. であれば HDD は 40GB ですが, 今後も併売されるという P-2000 なら \50,000 ちょっと. こちらがもう少し値段下がれば, 買おうかなぁ...