車・自動車SNSみんカラ

2008年12月31日
さて,今回の旅行は例によって貯まったマイルでゲットした航空券ゆえ,無銭搭乗... といきたいところですが,燃油サーチャージがかなりかかってちょっとげんなり.でも,滞在中の費用は国内よりずっと安いですし,中国では新年は 2 月の春節で祝うので年末年始も通常料金かむしろオフシーズンですから,安く旅行出来るということで中国にしました.北京にももうちょっと行きたい場所があるのですが,今回は 3 つほど目的があって上海を選びました.まずひとつめは,最近苦労している年賀状の素材となる写真撮影.有名な上海の夜景を,年明けに撮ることで来年の年賀状は苦労しないじゃん? というのがひとつめ.
ふたつめは,世界で 2 番目に長い橋である,浙江省嘉興市の杭州湾跨 (杭州湾海上大橋) を渡ってビデオ撮影すること.これは,妻にぶーたれられながらも (苦笑) 昨日達成しました.
みっつめは... 东海 (東海大橋) を渡ること.なんと,実は世界で 3 番目に長い橋も,杭州湾海上大橋のすぐ近くの上海市にあるんです.それが东海.杭州湾跨の位置を確認したり,上海市からのアクセスを検討しているとき,Google Earth か何かでふと,杭州湾跨のすぐ近く,それも上海市街地からすぐ近くにこの东海があることを発見したのです.Wikipedia で調べるとなんとそれは世界 3 番目に長い橋でした.世界の 2 番目・3 番目が,上海市街からの日帰り圏内に揃っているなんて... こりゃ行くしかないでしょ!

という訳でやって来た上海.本日も好天.昨日よりいい天気かも.今日は东海へ行きます.上海 4 日目でだいぶ慣れて来たので,つきあい切れねぇーよと言っている妻は置いて,子供とふたりで出かけました (妻は博物館ほか市街地めぐりだそうで).まずは先日のとは違う,地下鉄駅近くにあるマックで朝食.今度は学習して,セットと単品を頼みました.が,子供用にもセットを頼んだら,なぜかこの店では飲み物にはミルクがないという返事(;´Д`)  仕方ないのでとりあえず (小さそうな,かつ,もしかしたら子供でも飲みそうな) ミルクティーに (てか,このミルクティーを作ってる牛乳を出してくれという感じです).こんなこともあろうかと,ホテルから持って来た飲み物を子供には飲ませて一件落着.もう気分はすっかり中国人ですから,持ち込みは気にしません :-)
で,やっぱり今回もミルクティーは口を付けずに捨てるハメになりました... 2 人分で 48 元 (≒\700).
その後地下鉄に乗って龙阳路站 (龍陽路駅) まで 4 元.そこから,一応これも今回の目的のうちに入るリニアモーターカー,上磁浮列 (上海トランスラピッド) へ乗り換え.3+2 列シートの普通席 50 元 (≒\700).VIP 席は 2+2 列シートでゆったりしていますが,わずか 8 分の乗車時間で,倍の 100 元ですからとてもじゃないけれどここじゃ 1 等になんか乗る気はありません :-)
(そういえば,出札窓口で 1 等にするか 2 等にするかなんて訊かれもしませんでしたけど)
120cm 以下の子供は無料ということでよゆーでクリア.ホームに上がったら既にリニアモーターカーはホームに入っており,乗り込んだらすぐに発車でした.車内はがらがらでした.最高速度は 430km.はえーです.途中,すれ違いがありましたが風圧にはびっくりしました.
あっという間に浦 (浦東国際空港) 到着.ここから,东海方面へ行く机线 (空港8系統) という路線バスもあるのですが,2 時間ごとに 1 本しかなく,今は 10:00 過ぎで前の便が出たばかりの可能性が高いので素直にタクシーに乗り換え.運ちゃんにあらかじめ今回も用意した,「東海大橋に行きたい」「臨港新城の東海大橋行きのバス停に行きたい」というメモを見せると,一応判ってくれたようですが,中国語は通じたがバス停がどこかは判っていない様子.しかも,空港からいったん出て,そこでナビをセットしてから,無駄に一周して方向転換してるし.あんた,ふだん上海市内ばっかに行ってて,东海方面に行ったことないでしょ... :-(
ナビをセットしているとき,心配そうにのぞき込んだら,「没題 (大丈夫だよ)」と言ってましたが,明らかに問題ありそうな... まぁいいか.

上海市内で買ったばかりの「上城区 2008 版交通」では,浦東国際空港から南へは高速道路はつながっていませんでしたが,実はそのまま既に南下出来る道路が出来ていて,东海近くまではほぼ一直線.40 分ほどかけてがらがらの高速道路をひた走ります.
海临港新城地域に着いたものの,バス停が判らないようです.あちこちぐるぐる.警備員がいると聞く.横断歩道を渡っている知らない人に訊く.進入禁止だと怒鳴る警備員に尋ねる.やっと判りました(;´Д`)  深水港商广というのが正しいバス停の名前だったようで,ようやく到着.メーター 181 元+途中の高速代 20 元で合計 201 元 (\3,000) ですけど,どー考えても,頼んでもない最初の空港一週と,最後の 160 元超えてからの港新城地区内ドライブは余計だろ... と値切りたいのですが,中国語じゃ無理だしあきらめ.まぁ,後々考えてみると,「お台場」とだけ指示して,とあるバス停にピンポイントで行けと言っていたようなものですから,値切るような場面じゃなかったかも知れませんね.ここが港新城だよと適当なところで放り投げられていたら,何もない臨港地帯ですから,真面目な話,生命の危機すらあったかも知れませんし... (このため,今回の旅行では携帯電話を用意しました)
しかし,昨日乗ったタクシーは往復 2 時間ちょっと,それもかなりの部分を 100km/h で走りまくりで 530 元だったのに,今日のは実質 40 分ほどなのに 180 元とは,やはり上海のタクシーは単価が高いようです.

で,その先どうすればよいのかよく判らないので,お昼休み中らしくなのかどうか判りませんが楽しそうにおしゃべりに興じているいかにもスタッフらしいおばちゃんたちのたまり場に割り込んで,东海へのバスはどれかと訊いたら無事見つかりました.その洋山专线 (洋山専線) というバスに適当に乗り込んで待っていると先ほどのおばちゃんが切符を売りに来て 12 元を徴収されます.これは片道か往復かと尋ねたら片道とのこと.この东海は洋山深水港区という,海上にあるコンテナ基地へのアクセス道路で,トレーラー類 (とこのバス) 以外は通行禁止のはず.片道切符売ってどうすんのかと思いましたが... このような訳なので,东海への往復はタクシーを今回は使わず,バス停まで乗り付けたという次第.たとえタクシーは通行可能だとしても,橋の往復 60km に加えて浦東空港までの帰路も乗ったら,600 元くらいになって高過ぎて払う気にはなりませんでしたが :-)

さて,今日はバスで通過する世界第 3 番目の橋.昨日より少し天気がよいのと,高い視線が確保出来るバスということで,杭州湾跨より楽しめました.つーか,今日はビデオ撮影することは端からあきらめていましたが,バスの運ちゃんに頼めば,あのだだっ広いダッシュボード?には余裕でビデオを設置出来たかも知れませんね... 職業運転手たる路線バスの運ちゃんがそんなこと許可してくれるかどうかは微妙ですが(^^;
車内は,いかにも港湾労働者という感じのオヤジ群 90%,残りの 5% がオタクな趣味の持ち主という感じの観光客の若者.そして残り 5% が我われ親子です (笑).

大型タンカーを通すための斜張橋でところどころアップダウンをしながら,80km/h の制限速度前後で 20 分ほど走ります.あれれ? ごくわずかですが,明らかに一般車両も走ってます.うーむ,一般車通行止めと聞いたんだがなぁ.それとも,港湾地区にある会社のお偉いさんとか,お役人とかなのかなぁ.
などと思っていると,東京ディズニーランドのスプラッシュマウンテンかよという感じの岩山が見えて来て,荒涼とした洋山深水港到着.ここは小さな島の間を埋め立てて作ったそうです.まず,島の右にちょっと回って恐らくここが洋山客运码头 (洋山客運埠頭) バス停.ここで数人下車.そこして先ほどの東海大橋の延長線上の道に戻ってすぐ今度は島の左へ曲がり,終点の洋山港公安分局バス停へ 12:20 ごろに到着.
このバスの折り返しの時間を確認したかったので,次のバスの始発となるこのバスに乗り込んで来た客に切符を売るおばちゃんと,運転手とに「次のバスは何時何分発か?」と訊いたら 13:00 との返事.それまでそこら辺を見て来いと言ってる.なるほど,40 分待って折り返すのね.子供が "今度は一番前に座る" というので (私も写真を撮る都合で同感),荷物を一番前の席に移動し,ここに置いておいて見て来てよいかと言うとダメだそうな.なんでだ? 次は 13:00 なんだよね? そうだ.じゃあ荷物をここに置いたまま見に行って来る.ダメ.というループを 3 回くらい繰り返して,あきらめて荷物を持って外へ.
すると,ぶおーんとバスは出て行った... (;´Д`)  中国の皆さん,それじゃ「次の次のバス」が 13:00 なんじゃ...

という訳で,何もないコンテナ基地に置き去りにされてしまいました(´・ω・`)
しゃーないので,その辺りを散歩.風がびゅんびゅん吹いていて寒い... そりゃ,陸から 30km 離れた海の真ん中だし.空港で行ったばかりだったけれどまたトイレに行きたくなったので,何とかサービスセンターというところに入ってトイレを貸してくれと頼むと「没有」と即答されてしまう.……が,「あぁ子供がトイレなのね.じゃーこっちだよ,付いて来て」てな具合で使わせてもらう.さすが小皇帝.こういうとき,子供を連れていると便利です(^^;
その奥に,「洋山深水港光游区」という場所がありました.どうやら,先ほどから見えている岩山にある遊歩道らしきものはここから入るようです.万里の長城を意識して作ったとしか思えない遊歩道 (というか,かなりの部分が階段ですよ) が延々続いています.この,これ何の罰ゲーム?のような「観光遊覧区」,誰が行くのか意味不明ですね...
ちなみにここ,ゲートがある以上有料だとは思っていましたが,調べてみると入場料は 30 元 (\450) もします(;´Д`)

その手前には「収」と書かれた駐車場,すなわち有料駐車場もありました (ちなみに収の反対は免).どこをどう見ても一般車としか見えない車 (というか,さっきファミリーが降りて来たし) が 2 台駐まっていますが,街中だと収駐車場の中には必ずいる係員もいません.そりゃそうだよねぇ...
でも,この収駐車場があるということはやはり自家用車でもここに来れるのでしょうか.ま,上記のように (特に上海市内の) タクシーでここまで来る気にはなれませんけれど :-)

そんな適当な観光?をして 30 分ほどして戻って来たら,どこから現れたのか数人の観光客らしき若者が (多分さっきの人たちに加えて別の人も).しばらくするとバス到着.乗り込むと,一番前の席にはオヤジが座っていて降りそうにありません(´・ω・`)  どうやらこのバスは折り返し運転ではなく,帰りはこのバス停から直行なので,きっと先ほどの洋山客运码头で乗ったのでしょうね.まぁしゃーない.2 番目の列に座ります.あらかた乗り終わると先ほどのおばちゃんが切符を売りに来ますので,また 12 元の支払い.
すると,まだ 12:50 だというのに発車.っておい,13:00 って言ってたじゃないかっ!  何もすることがなかったし,たまたま 15 分前にはバス停に戻って来ていたからよかったものの,危うく置いて行かれるところでした... そうしたら恐らくさらに 30 分「観光」タイム.危ないところでした(;´Д`)
(もしかすると,切符売りのおばちゃんが覚えていてくれて,私たちが戻って来ていなければ定刻まで待ったのかも知れませんが...)

当然ながら帰りも行きと同じ光景が,左右違うだけで続きます.同じく 20 分ほどで向こう岸に,さらに 10 分弱かけてバス停まで.これで东海往復塗りつぶし完了です(^^)

さて,ここからどうにかして空港なり,先ほどリニアモーターカーに乗った龙阳口站なりに戻らなければいけません.事前調査では,ここと市街地とは上記の机线か,龙阳口站とを結ぶバス路線しか公共交通手段はないようです.もちろん,タクシーという手もありますが,まったく見あたらず.というか,さっきのタクシーでこの辺りをうろうろしたときにもタクシーはおらず,迷って路肩に停めている私が乗ったタクシーめがけて何人かダッシュして来てがっかり... なんてことがありましたから,タクシーを拾うのは絶望的でしょう.
などと思っていたら,白タク登場.相変わらず怪しいお国,中国です.無視無視.それでもうるさいので「不要!」と叫ぶと消えました.その直後に今度は白タクならぬバイクに乗ったオヤジが... 白バイ? (違
そいつにも「ぷーやぉ」連射で掃討.……した途端,さっきの白タクがまた来ました(;´Д`)  けーべつなまなざしを投げて無視しているとまた消えて行きました...

運転手がいるバス (客も何人か乗っている) を見つけたので,「これはどこ行き?」と尋ねたけど意味が判らない様子.目的地は洋山深水港区かと訊くと違うと言う.ではどこだというと「ここだ」という答え.「目的地」「このバス」「どこへ行きますか?」という組み合わせを連発してるんだから,それくらい読んでくれればいいのになぁ... 後で考えたら,もしかして近くを回る循環バス?
などと苦労していると (バス停にきちんと時刻表が掲示されていれば何の苦労もないのですが,どこも表示されているのは始バスと終バスの時間だけ... ま,時刻表なんて掲げても,そもそも守る気ないから意味ないのかも知れませんが),龙阳口站行きバス,港快线 (龍港快線) 登場! 助かりました... 早速乗り込む.切符売りは特に来ずそのまま出発.上海海事大学だかのバス停を経てその次のバス停でうじゃうじゃ乗って来て満席に.いったん乗った後,座るところがなくて追い出されてる人までいました.ここで切符売りのおばおねーさん登場.17 元 (≒\250) です.うは,さっきはリニアモーターカー 50 元+タクシー代 201 元の合計 251 元もかかったのに,バスだとわずか 17 元ですよ... リニアモーターカーには乗りたかったのでまぁ仕方ないのですが...
(あ,リニアモーターカーに往復乗って龙阳口站まで戻り,そこからバスで来てもまだ安かったか (笑).しかもリニアは往復だと割引になりますし)

そのバスはそこから A2 高速に乗り,途中で A20 高速に折れて龙阳口站まで爆走します.高速を降りてからの駅周辺が少し混んでいましたが,1 時間ほどで到着.リニアモーターカー+タクシーよりこちらの方が安くてしかも早いです(^^;
东海へ行くなら,龙阳口站からこのバスで行くのが一番確実でしょうね.乗り換えも楽ですし.ここでまたもやケンタッキーの昼食 (49.5 元≒\730).こんなんばっか食べてるな... マック・ケンタ・ピザハット・吉野家・味千ラーメンはどこにでもあるし,仕方ないということにしておきましょう(^^;
そこから地下鉄でホテル近くの駅まで戻り,本日の东海ツアー終了です(^^)

ちなみにこの东海,例えば 2005 年末の開通直後と思われるこのレポートでは「自家用車通行禁止」とあるほか,最近 (2008.10) のこの記事でも「東海大橋は一般には開放されてない」とありますが,実際のところ,少なくとも洋山专线バスには何のお咎めもなく乗れましたし,上記のように明らかに観光目的の中国人も乗っていました.また,明らかに自家用車も橋を渡ったり,島で観光したりしていましたので,現在は既に自家用車での通行を含め,一般開放されているのではないかと思います.上海市対外経済貿易委員会のこのページにも,「市民の洋山港までの往復に便宜を図るため」洋山専線が開通した,とあります.ちなみに,洋山专线のバスは定期パスみたいなのを使っているのかと思いましたが,料金所で停まって片道料金の 30 元を払っていました.


夕食は,一昨日も来た回族の蘭州牛肉麺の店で牛肉麺.今日は大晦日だからか,非常に混んでいます.前回は全然働いていなかったオーナーと思しきおにーさんも忙しく働いています.一昨日,思っていたより肉が少なめだったので,「加肉」をオーダーしたら通りました (忙しいときにごめんね(^^;).私は大椀加肉,子供がふつうの大きさの牛肉面,妻は刀削面を食べて合計 23 元 (\340).水は前回で学習したので,ホテルが毎日無料でうがい等用に置いていくミネラルウォーターを今回は持ち込み.
今日は,この店の家族が飼っているらしい猫が店内をうろついていて,猫嫌いらしい客のおねーちゃんが土足のまま丸椅子に立ち上がってぎゃーっと叫んでました (笑).別のおっさんも,店員に向かって「なぁ,いい加減にしなよ.うるさくてこっちも迷惑だよ.猫が嫌いな客もいるんだからさー.第一,不潔だろ?」などと言っていました (多分).ま,いろいろな大晦日であります.

ホテルは南京路 (西側は歩行者天国) という恐らく上海一の繁華街のすぐ近くで,また,南京路にある世广 (世紀広場) というイベントスペースに面して建っていて,18 階の部屋からそれら見下ろせるのですが,世广卫视 (東方衛視) というテレビ局が主催しているらしいカウントダウンイベントをやっていて,今まさににぎやかです (残念ながらステージはむこう向き).歩行者天国の南京路は立錐の余地もないというくらいに混雑 (右の画像は南京路に溢れたその人混み).この会場に入れなかった (恐らく有料か,抽選で当たった人だけが入場しているのだと思います.安全のためか会場内はせいぜい 9 割といった人の入りです) 人で埋め尽くされています.どうやら,有名タレントもたくさん来ている模様.南京路を横断するふつうの車道との交叉点は完全に人で埋まっていて,交叉する車道は完全に機能停止状態.
TV 局内と思われるメイン会場と,少し離れたところにある新天地会場,そしてこの世广会場を結んで生中継しているのがホテルのテレビで観られるのですが,ちなみに,どう見ても 10 秒程度放送が遅延しています.衛星放送だとしても,ねぇ...?


东海 (東海大橋) への行き方
(1-a) 地下鉄 2 号線龍陽路駅から龍港快線 (17 元) で終点の深水港商務広場までバス,1 時間程度.直通 (=快線?) でないものもある模様.
(1-b) 浦東国際空港から機場 8 線で深水港商務広場までバス.直通でなく,1 時間半くらい? 16 元? 私は今回,このルートをタクシーにしました.
(1-c) 上海南駅から芦潮港駅まで電車で 70 分・片道 17 元,そこからバスもしくはタクシーで深水港商務広場まで比較的近くですが,2 往復しかなく,始発が 7:36 ですから使いづらいでしょう...
(2) 深水港商務広場から洋山専線でバス (片道 12 元).
(3) タクシーの場合,浦東国際空港から往復 600 元くらいの感じ.
(4) 上海体育館あたりから出ているツアーがある模様.
2008年12月30日
本日はやっと晴れ.といってもどんよりしていますが,これは中国特有のスモッグと思うことにしましょう (今まで,合計 3 週間くらい北京に滞在しましたが,春・夏・冬いずれも快晴の日はほとんどありませんでした...).上海に来た目的,世界で二番目に長い橋,36,000m の杭州湾跨を渡るには絶好の天気です.家族みんな早起きしたし,決行です.
上海市街地からタクシーを飛ばすといくらかかるか判りませんので (恐らく,日本でレンタカーを借りるより高くなると思います),まずは近くの都市,嘉 (jiaxing・嘉興) まで列車で行くことにします.上海の西にあるそれなりに大きな都市,杭州までは新幹線型車両を使った高速鉄道,动车组 (動車組) 和諧号も走っているのですが,杭州までノンストップの便が多く,嘉に止まる午前の列車は 7:40 発のみ.これはいくら何でも辛いので,9:50 発か 9:56 発の通常の列車で嘉を目指すことにします.
杭州方面の列車の始発駅である上南站へは,ホテルからは最寄り駅から地下鉄でも行けるのですが,乗り遅れないようにまずはお大名にタクシーを利用.15 分ほど,39 元 (\550) で予定どおり 9:30 ごろに到着.上站には外国人用の出札窓口があるのは知っているのですが,上南站にはそうしたものはない模様.仕方なく列に並んで 9:50 の K511 列車か 9:56 の 2135 列車を買おうとしますが,「没有」とのつれない返事(´・ω・`)
おいっ,30 分前に来ても買えないのか... 中国人にとっての正月は春節ですから,今は年末年始休暇・帰省シーズンではないはずですが,甘く見ていました... いつのだったらあるのかと恐る恐る訊きました.最終便だね,とか,明後日だね,とかと言われたらどうしようとびくびくしましたが,幸い,その次の 11:27 発の T169 便に硬座なら空きがあるとのこと.事前調査したとき,どこかで「日本人が硬座に座るのは無謀.硬座は無法地帯で,何が起きるか判らない.軟座なら外国人とか,中国人でもある程度の階級の人間しか乗らないので軟座にしておくべき」と書かれていたのをふと思い出しましたが,速攻でそんな記録は [Del] で消し去ります :-)
しかし,10:00 前には出発する予定が大幅に狂ってしまいました(;´Д`)  中国の鉄道ダイヤは非常に変です.なぜ,同じ杭州方面に行く電車が 9 時台には 50 分発と 56 分発とが,しかも 6 分差で存在して,その次は 1 時間半後の 11:27 なのでしょう... 頭わりーとしか思えません.などと文句垂れていても早い電車には乗れないので,とりあえずそれを押さえます.硬座だと安くて 3 人で \33 (≒\480).

それにしても上海南駅は広いです.タクシーが近づいたとき,空港かと思いましたよ.円形の建物で,そこに入るときまずは荷物をX線検査に通します.これは北京駅でもそうでしたね.その円形のある部分の対面に 2 か所,出札所があります.そこでチケットを買います.立ち席券もあるようですが,基本的に全席指定.切符を買ったら,係員に切符を見せて入鋏してもらって待合いスペースへ.軟座には専用の待合室が用意されていますが,硬座にはそれはないので,通常の待合いスペースに座ります.冒頭の画像は改札口 (と言っても係員がいるだけで,単に塀の切れ目です) を入ったところから見下ろした待合いスペース群.奥に見えるのがトイレや売店がある中央通路.その向こう側にも同じようなスペースが広がっています.出札所があるのは 3F,待合室は 2F,ホームが 1F です.
この時点でまだ 9:40 ごろ.1 時間半もここで無駄に過ごしてしまいました... 途中からそばに来た 4 歳の女の子を連れた家族と仲良くなって,しばらく遊んでもらった (?) ので 30 分くらいはつぶれて幸いでした.
改札口脇の電光掲示板には,私が買った T169 列車は 6・9・11・12 の待合いスペースで待てと書いてあったので,素直に 9 で待っていました.初めは 9 番のところにある小さな電光掲示板に T169 列車の表示が出ていたのですが,11:00 過ぎに突然消えて真っ黒に.5 分前に乗車締切りという表示がそこかしこに出ていますから,少し焦った方がいいかも.駅員に訊いたら,通路を挟んだ向こう側の 11・12 から乗れとのこと.聞いてねぇよ(-_-;
ぼーっと待っていて,右の画像の表示が消えるのに気付かずにいたら乗り遅れるところでした... 慌てて反対側に移動して,11 & 12 番待合室の柵の切れ目で再び切符を見せて 9 番線へ降りて,無事乗車.20 両くらい客車がつながれた列車です.
指定された席は 5 両目.各車両にいる係員に再び切符を見せて乗車.いつも思うことですが,人が余っている中国はこのようにあらゆるところに係員がいます.もうちょっと自動化・効率化したほうがいいと思うんですけど.
で,席に行くと知らない人が我われの 3 つの全部の席に座ってる.これはごくごく当たり前のことのようです.気配を察したにーちゃんがまずどいて別の席に移ります.これで 1 席確保.2 席目のオヤジにガンを飛ばしたら,そそくさと車両の端の方へ消えて行きました.立ち席の客だったようです.2 席確保.もうひとつにはおばちゃんが座っています.そこの 54 番,俺んだからどいて,と言っても「いやいやここは私の」とかと言ってどきません(-_-;  もう一度,今度は切符を見せて,数字くらいは中国語で言えるので「俺が 54」と言って,おばはんの切符を見せろ,と迫ったら,他の人が私の切符をのぞき込んで,「あんたが間違っとる」と言ってくれたのか,やっと自分の切符を見て「あー違ってた違ってた」とでも言いながらひとつ隣の列に移って行きました.中国人は数字も読めないんでしょうか... (´・ω・`)
んなこんなで出発.郊外の住宅街や工業地帯を,客車ゆえ乗り心地もいい列車は快走します.途中,いくつの駅に止まるのかと思っていたのですが,なんと 40 分かかる嘉まではノンストップ.まぁ,「空調特快」列車ですからそんなもんかな.しかも嘉で 8 割以上の客が降りました.もっと列車走らせろってば...

さて,駅を降りてタクシーを捕まえて,杭州湾跨海大橋まで行きたいけど,いくらくらい? と訊いたら 600 元 (≒\8,000) との返事.げげ,ここまで来れば橋までは 1 時間を切る距離のはずなので,往復でも 300 か 400 元くらいあればいいと思っていたのに高過ぎですよ... てか,現金が 500 元弱しかありません (苦笑).正直,失敗です.こんな田舎町にも ATM あるかな...
幸い,5 分ほどの探索の結果,駅前に銀行をふたつ見つけ,ATM にたどり着きましたが,Plus マークのない国内用でお金を引き出せず(´・ω・`)  両替表示が出ている窓口へ行って,手持ちの日本円を交換してもらおうとしたら,出来ないとの返事.英語が出来ない窓口の兄ちゃんとさんざんもめていたら,どこぞへ電話してくれて,英語で説明出来る人につないでくれました.私の英語力では結局あまり理解出来なかったのだけれど,そこは支店で,本店に来てくれ,本店はタクシーで 10 分だから,みたいなことを言っている気がします.けど本店ってどこよ(;´Д`)
先ほど同じく ATM が国内用で使えなかった隣の銀行にも再度行って窓口で両替を頼んでみるが... うちは両替をしていないとのつれない返事.ま,ここは両替表示すら出てないからね... 仕方ないので,駅で待たせていた妻を呼んで来て (この時点でかなりおかんむり (苦笑)),先ほどの銀行へ.妻の片言の中国語がここでは通じて,やはり本店に行けと言っているそうな.本店の住所を書いてもらって,タクシーを拾って本店へ.ここには Plus 対応 ATM がきちんとあって,そもそも両替の必要もなく,1,000 元を無事引き出せました... 疲れた.12:15 には駅を出たのに,この時点で既に 13:00.駅からここまでの移動時間 10 分を含めても,お金を引き出すだけで 45 分もかかってしまいました(´・ω・`)  あれだけ待ち時間があったんだから,上南站で ATM 探せばよかった.

銀行へ来る途中,このタクシーの運ちゃんは人がよさそうで,今日の半日を付き合わせる & 600 元という多分かなりの売上を立てさせてあげるのにはぴったりじゃない? と妻と意見が一致して,「杭州湾跨海大橋へ行きたい」「杭州湾跨海大橋を渡ったら,すぐに U ターンして嘉站まで戻って欲しい」「ただし,ビデオカメラをクルマに設置させて欲しい.クルマには傷は付かないはず」「以上でおいくら?」と事前に用意して来た中国語で書いた文面を順番に運ちゃんに見せる.すると,600 元という答えが返って来ました.さっきとおんなじやね.じゃー頼むかと思ったら,どういうルートを通るのか確認された後,500 元 (≒\7,000) に値下がってすんなり商談成立.銀行の前でメーターを倒していたのでいったんそこまでの 7 元 (≒\100) を払って (上海の初乗りは 11 元ですが,嘉市は安いのね...),改めてそこから 500 元の貸し切りツアー開始です.
まずはビデオカメラ設置.10 分ほどかかりましたが,この日のために持ち込んだ硬めのスポンジという感じの緩衝材,超強力両面テープ,カッターナイフ,セロテープを使って,VW サンタナのダッシュボードにぴったり収まるよう,ビデオカメラを固定.用意した三脚用クイックシューは使えませんでしたが,いい感じで固定出来ました.ダッシュボードが狭くて,レンズがフロントガラスにぶつかるので,そんなこともあろうかと,ホテルから持って来たコットン (カット綿) を緩衝材にして準備完了!
この間,運ちゃんはあきれて見てました... ま,さんざんイメージトレーニングしたので (←マジ),手際よかったとは思うけどね (笑).事前に妻には洗脳しておいたので :-) その間,後部座席でてきとーに過ごしてました.子供は既にお疲れモード(^^;

やっと出発かよとつぶやいた気がしなくもない運ちゃんに「出発!」と告げて走り出します.くねくねと嘉市内をしばらく走ってから高速へ.いくつかのジャンクションで曲がっていよいよ杭州湾跨海大橋.……の手前の北岸サービスエリアの表示を見た妻がトイレ休憩を要求したのでまずはそこへ.クルマを停めていると,何やら警備員が寄って来て,ダッシュボードのビデオカメラを怪しげに見ています(^_^;
ま,そこは中国.雰囲気を察したのか,運ちゃんが窓を開けて警備員と何やらおしゃべり.特に問題ないようです.「この日本人に変な条件で今日は貸し切られちゃってさー.ビデオ撮りたいんだって」「へー,半日貸し切り?じゃー,帰ったら今日はもう仕事上がりだね」なんてことを言ってるに違いない...
だだっ広い割にはほとんどクルマが止まっていないサービスエリアを後にして,本当にいよいよ杭州湾跨海大橋です.

はっきり申し上げまして,杭州湾跨海大橋そのものは,両側の見晴らしはガードレールに阻まれて余りよくないし,かなり天気はよくなっていたもののどんより気味なので視界もそんなによくないので,橋の全貌を見ることも出来ないし,まぁそんなもんかな,という具合でした(^^;
右側通行・左ハンドル車の助手席に乗っているので,運転気分がちょっと味わえますけれど,しょせん自分の運転じゃありませんしね.延々延々,橋は続きました.がらがらと言ってよい片側 3 車線・100km/h 制限の道 (橋?) を走ること 30 分ほど,ようやく向こう岸が見えて来ました.
向こう岸に渡ってひとつめの IC で降りてその場で U ターン.おー,ちゃんと運ちゃんに意図が伝わってます (笑).「こんなことしたことないねー」という感じで運ちゃんも苦笑い.帰りの橋もなんてことはなく 30 分,延々延々続きます.この橋が,開通直後は大渋滞していたなんてのが嘘のようです.

途中,海の真ん中に何やら建造物が建っていました.往路にそれが見えて来たとき,てっきり対岸に到着したのかと思ったのですが違いました.運ちゃんが言うにはこれはサービスエリアを建設中なのだそうな.海ほたるみたいなもんがここに出来るという訳ですね.オフランプ・インランプも既に出来ていました.
これが開業すると,また渋滞しそうな予感です...

当然ながら,帰りも行きと同じ光景が 30 分ほど続いて杭州湾跨海大橋も終わり,今度は,どういう理由かよく判りませんが,先ほど乗った IC ではなく,だいぶ手前の IC で高速を降りました.そこから 40 分ほどかけて駅まで戻りました.結局,駅に着いたのは 16:00 ちょっと前.料金はメーターが 530 元 (\7,500),高速代が往路が 100 元 (\1,400)・復路がほぼ橋の部分だけで 85 元 (\1,200) の合計 715 元 (\10,000) でした.
変な日本人のわがままに文句を言わずビデオカメラの設置もさせてくれたということで,500 元にディスカウントして交渉成立していましたが,550 元払ってここでお別れ.50 元のチップ (正価は 715 元ですからチップと言えるかどうか判りませんが) はかなり喜んでいただけた模様.

まずは帰りのチケットを購入.あと 30 分早ければ (銀行探しがなければ余裕でしたな...) 15:47 の列車があったのですが,これを逃すとその次はなんと 2 時間半後の 18:20 までありません(;´Д`) マタカヨ.
18:20 は新幹線型の动车组,和諧号です.1 等を取ろうとしたら「没有」,今回も 2 等にしか空きがありませんでした.なんでかなー.もしかして,始発駅からひとつめのこの嘉と上海の間だと,1 等・軟座は売らないのでしょうか.なにせ,東京・大宮間をグリーンに乗るようなものですからねぇ... 和諧号は先ほど乗った特快とあまり所要時間が変わらない割には高くて,3 人で 85 元 (\1,200).さっきの 2.5 倍です.まぁ,新幹線に乗るのも悪くないでしょう.

実はまだ昼飯を食べてなかったので,駅前の食堂で昼飯.例によって牛肉麺です.妻はちまきとかワンタンを食べて 3 人で 32 元 (\450).これで 30 分ほど時間が潰れましたが,あとの 2 時間,長かったです... (;´Д`)
动车组専用の待合室で 2 時間近く,どうにか時間をつぶして D652 電車で上海へ.この列車は,先ほど乗った上南站ではなく,上站が到着地.そちらのほうがホテルには近いので好都合です.今回も,乗り込んでみたら 3 席のうち 1 席に別の人が座ってました... 今度はどうやら,窓側と通路側との区別が付いていなかっただけの模様.すんなり「あ,俺が通路側か」てな感じで移動してくれました.
南站~上站までの分,電車での移動距離が長いため時間も少し余分にかかって,1 時間ほどかかって 19:17 上站到着.そこからタクシーで 18 元 (\250) 払ってホテル着.いやー,色々ありましたがビデオもばっちり撮れたし,充実した 1 日でした.

妻は食欲ないから (というか,16:00 過ぎにあれだけ食べたばかりですし...) ということで夕食はパス.私も腹ぺこという訳ではないので,再びジャンクフード発動.ホテル近くのケンタッキーでチキンを少し買ってお持ち帰りして,それで本日はおしまい.
ホテル前の広場では,年末のカウントダウンの準備なのか,急ピッチで会場設営が進んでいます.その光景を見下ろしながら,上海ステイ 3 日目は終わりです.


杭州湾跨 (杭州湾海上大橋) への行き方
上海南駅 (もしくは上海駅) から杭州駅行きなどの列車で嘉興駅まで 40~1 時間半程度.
・嘉興駅からタクシー (タクシーは容易に捕まる) で往復 600 元程度 (高速代は片道 100 元程度,メーター制の場合は別途負担だと思われる).
・上海市街からタクシーの場合は,高速代別で往復 1,000 元以上かかりそう.
2008年12月29日
上海 2 日目.今日は曇りか晴れるはずだったのに雨.さすが自ら認める (認めざるを得ない...) 雨男であります(;´Д`)

まずはホテル隣にある上公共交通中心 (上海公共交通カードサービスセンター) へ行って,上海市内の地下鉄・バス・タクシーなどで共通して使えるプリペイドカード,上公共交通を購入.要するに Suica (PASMO?) ですな.事前情報によると 30 元のデポジットが取られるそうですが,昨年のいつからだったから 20 元に変更になった (と多分書かれている) 通知が貼られていました.タクシーの支払いにはコツが必要なようなので,バス・地下鉄だけに使うつもりで 30 元をまずはチャージ.50 元の支払いです.英語を理解してくれないにーちゃんに,親子 3 人で地下鉄に乗るときに問題なく使えるか? と訊いて「O.K.」ということでしたが,しょせん Suica と同じなので,めいめいに持たないと意味ないことが後で判明... でも,身長 120cm 以下の子供はタダのようなので,結果的に買わなくてよかったかも.
このカード,町中にある (というか,たまたまホテルの隣にあっただけで,滅多にない?) サービスセンターのほか,もちろん駅でも買え,チャージしたり使用履歴を確認したりも出来ます.画像は,ホテル近くの駅で本日昼過ぎに確認したときのものですが,カードが使い回しなのはいいのだけれど,履歴まで全部見えます.以前誰が使っていたか判らないとはいえ,履歴クリアくらいしろって感じですな.

毎日同じかつバカ高い朝食をホテルで食べたくないということで,今回は食事なしプランで宿泊しているので,まずは腹ごしらえ.近くにマックを見つけたので入ります.ジャンキーな食事を目指しておりますので (笑).
なんと,朝マックまでありますがな.メニューは違いますが結構似た感じで,マフィンなどもある.ファミリーセットに付いてくるおもちゃは "カンフーパンダ (功夫熊猫)" のキャラクターグッズです :-)
ホットケーキを妻が頼もうとしたら,「没有 (ないよ)」との返事.ほかにもメイヨーなメニューがたくさん... 店内・カウンター内を見回すと日本と同じシステムのようですが,ソフト面ではさすが中国.ダメダメです.私の後に頼んでいた欧米人もメイヨーを連発され,キレかかってました (苦笑).
結局,私は朝マックセット 2 つ,妻と子供がそれぞれ 1 つずつ頼んで 68.5 元 (\1,000).てっきり,日本と同じでドリンクは小さいのが付いて来るのかと思って,私のは 2 つともセットにしたのですが,不必要にばかデカいのが出て来ました... 飲めないって(´・ω・`)

その後,地下鉄に乗って 1 駅移動して上海海洋水族館へ.入場料大人 120 元・子供 80 元で合計 320 元 (\4,500).た,高過ぎます... ここは東京かよ!  初日に空港で 1,000 元引き出しただけなので,そんなに現金ないってば... マジで手持ちはぎりぎりです.(;´Д`)
とカウンターを見たら,カードの暗証番号入力器が目について,無事カード払い完了.IC カードなので暗証番号を入れるのですが,なぜかさらにサインもさせられて意味不明.水族館はこのお値段ですから,やはり外国人が多めでしたね.

さて,2 時間ほど見学して,午後からはどこへ行くかなと思ったのですが,子供が帰りたいコール.まだ 12:00 過ぎたばかりだぜよ(;´Д`)
しゃーないのでいったんホテルへ.でも私はお腹が減っていたので,近くの吉野家で牛丼大盛 (22 元≒\300) を調達.お持ち帰りもあるんですなぁ... 粉味噌汁付き.それをホテルで食べるという何しに来たのか判らんジャンクフード三昧 :-)
その間,妻はガイドブックで見つけた近くの足裏マッサージ店へ.1 時間 98 元 (\1,400) だったそうです.昨日私が行った店より高いけれど,タクシー代をかけて往復することを考えると,ま,似たようなもんですね.そこは女性客が多いようですが,そこも日本人ばかりだったそう.

夕方,ホテル近くの月餅屋に買い出し.月餅は季節もので,ふだんは売っていないそうですが,この「杏花楼」は年中売っているそうで.1 つ 5~8 元 (\70~100) くらいでした.
ホテルでの一休みで子供の機嫌も治っていたし,ちょうど夕暮れどきだったので,そこから夜景で有名な外灘 (バンド) 地区へ散歩.雨は上がりましたがまだ煙っていて,この夜景を目的に来た上海でしたがちょっと残念.明日以降に期待です (さきほどの水族館の隣にある,有名な東方明珠塔 (350m の高さのあるテレビ塔.要するに東京タワーですな) にも,天候不良のため登りませんでした.てか,ここも高い (途中の展望室までで 100 元,一番上まで行くには 150 元) ですし...

実は,昨日も何台か見かけていたのですが,外灘を歩いている途中ついに MAZDA 3 (アクセラ) の撮影に成功!  2 年前,当局とのトラブルで生産が中断していた Mazda 3 ですが,無事生産再開されていたのですね.
画像は,外灘地区の中山東一路の歩道に路駐している Mazda3.ちょうど路駐を始めるときに通りがかったので撮影したのですが,運転手がなかなか降りて来ず,やむなく望遠でスナイプです.ちょうど,上部が平たいゴミ箱が置かれていて,三脚なしでもスローシャッターを使えて無事撮影.うまい具合に外灘地区の欧風の建物が建ち並ぶ旧租界地区の建物とのコラボレーションで撮影することが出来ました(^^)
(PENTAX K10Dsmc PENTAX-DA 18-250mm/F3.5-6.3 ED AL[IF] 0.3sec・F5.6・77mm 域・ISO 400)

そこから,外灘の夜景を少し見てからタクシーでホテルへ (11 元≒\150 の初乗り運賃のみ).ちょうど帰宅ラッシュ時に重なって,タクシーがなかなか捕まらなくて苦労しました...
先ほど,妻がマッサージ店に行った後にぷらぷらしていたら見つけたという,回族と思われる家族が経営している食堂へ行って牛肉麺で夕食.回族はイスラム教徒なので,店内はアルコール禁止.ビール飲めないや... と牛肉麺だけ頼んで食べてみたら,カレー風味の非常にスパイシーな味で,やはり飲み物が欲しくなります.子供も水と言うのでミネラルウォーターを頼んだら,2 軒隣の店で買って来いとのこと.意味判らなさげでいたら,店の外まで出て教えてくれました(^^;  その店で 500ml ペットボトルを 2 本,3 元 (\40).朝のマックでもみんな色々持ち込んでいたし,中国では持ち込みはあまり気にしないようですね.ここは珍しく後払い.牛肉麺大盛とふつうサイズ,水餃子 3 品で 18 元 (\250).水代含めても \300 で家族 3 人お腹いっぱいです.やっぱりこれが中国的食生活でしょう :-)
上記の水のこともそうですが,この店のみなさん,非常にフレンドリーでした.右の画像も写真撮影の O.K. をもらってから撮影.牛肉麺は注文を受けてからの手打ちです.上海で一番にぎわう南京路 (銀座という風情でしょうか) から少し外れただけのこの店ですが,お薦め.帰りがけに,画像のおじさんに「また明日来な」と言われてしまったし,滞在中にもう 1 回くらいは行くかも.

帰り道,近くのパン屋で明日の朝食用にパンと,コンビニに寄って飲み物などを調達して (合計 41.7 元≒\600),ホテルへ帰着.
2008年12月28日
さて,本日は羽田空港のホテルに泊まったため,乗り遅れることもなく(^^;  余裕で出発.泊まった羽田エクセルホテル東急は,ホテルのサイトにも書いてあるのですが,第二ターミナルビル南端にあってターミナルビル直結のため,車寄せすらないので,大荷物を抱えた旅行の場合は結構面倒でした... しかも,滑走路ビューの部屋は数千円高いので (今回は泊まりに行くことが目的ではないため) ふつうの部屋にしたのですが,てっきり駐車場や第一ターミナルビルなどが見えるのかと思ったら (それはそれで夜景として綺麗でしょ),ターミナルビルの中でホテルは「H」字型をしており,私が泊まった部屋はその真ん中の空間に面した部屋.しかも 4 階という低層階のため,窓から見えるのは屋根だけ(;´Д`)
20:00 IN・翌 8:00 OUT の 10 時間滞在ゆえ別にどうでもいいのですが,ここに泊まるときは注意が必要そうです... でも,新しいホテルだけあって至る所,造りが機能的でよい感じですし,サービスも申し分ありませんでした.空港のカートでごろごろ荷物を持って行ったらホテルのものに載せ替えて運んでくれ,帰りは電話すれば空港のを持って来て運んでくれるところなどは客のことを考えていますね.

そんなこんなでチェックアウトし,余裕で飛行機にもチェックイン.観てみたかった "おくりびと" をやっていてラッキー.ちょうど観終わるころに無事,上海虹橋空港に到着.広末涼子かわいいです.今までは,Plus ロゴのある ATM で,自分の銀行口座から直接人民元で引き出したり,ホテルで両替したりしていましたが,特に前者は自分のカネを引き出すだけなのに何だかレートが悪いようなので,今回は同じ Plus ロゴの ATM でクレジットカードでキャッシングしてみました.国内・海外を通じて初キャッシング.きちんとお金返せるかしら... 手持ちは数十元しかなかったので,これでタクシーにも乗れます.
虹橋空港は事前調査ではタクシー待ちに 20~30 分もかかるということで,路線バスに挑戦するのも一興かと思っていましたが,何のことはない,5 分も待たずに乗れました.年末年始で海外のビジネスマンがいないから?  いずれにせよラッキーです.

虹橋空港からは 20 分・15km ほど高架道路を延々走ってホテル着 (45 元≒\650).北京は首都国際空港から市街地へは高速道路 (10 元) を使ってタクシーだと 100 元ほどかかりますが,上海は市街地に近くてよいですね.
途中,アテンザにも見えるけどありゃなんだ?と思ったら,以前紹介したデミオセダン,Mazda 2 セダンでした... 案外格好いいです.

ホテルのフロントのおねーさんは広末涼子そっくりでびっくり (笑).かわえーです.まだ 13:00 前で,確かチェックイン開始は 14:00 だったと思うので,荷物をまずは預かってもらおうと思っていたのですが何の問題もなく部屋に入れました.政府の 5 つ星認定ホテルなのに,部屋まで荷物を運んでくれないのにはびっくりしましたが,中国の広末涼子がかわいかったのでまぁいいとしましょう :-)

あいにく本日は雨.晴れていたらそのまま観光でもと思っていましたが,3 時間以上座りっ放しは疲れたので,近場に携帯電話のプリペイド SIM カードを買いに行ったり探索をしただけでやめ.その後,これまた近場の地元民が食べているらしい食堂で簡単に夕食.子供は炒飯を食べてご満悦です (珍しく日本のと同じような炒飯だった...).

今日は到着してから,どこへも行かずゆっくりと過ごしてしまって時間があるので,夕食後,ガイドブックで事前にチェックしていたマッサージ店へ (妻と子供はどこへも行きたくないとさっきから言っているので当然私だけ).一生懸命会話本で予習してからどきどきしながら電話してみたら,しどろもどろな私を察して「よやくする?」という一言(^^;  なんだ,日本語通じるんじゃぁないの.
でもちょっと難しい日本語はやはりダメで,中国語・日本語ちゃんぽんな会話を延々やって無事予約.すぐさまホテルからタクシーに 20 分ほど・35 元 (≒\500) 乗ってマッサージ店へ.このタクシーの兄ちゃん,片言ではありましたが英語を使いました.今まで北京で乗ったタクシーの運転手は誰一人として英語を理解せず,行き先の紙を見せると「O.K.」と言うから期待するものの,「STOP」も判らない有様だったりして大変でした.それなのに,英語で会話出来るなんてびっくり.TOEIC で百点単位で私よりスコアのいい妻が今はいないので,全然恥ずかしくもないし,妻が勝手に割り込んで来て同時通訳される心配もないので,てきとーな英語でばしばしおしゃべりして 20 分を過ごしました (もしかしたら,北京とは違うのかも知れませんが,乗るのは当然助手席).

さて,マッサージは痛いのなんのって.効くのは確かです... ふだん,子供に背中を踏ませてますが,そんなものとは較べものにならない圧力.体の左側のほうが押されて気持ちよく,右側は痛いだけかくすぐったいなんてことを発見しつつ 1 時間.せっかくの物価差を利用して... と前回家族で北京に行ったときもホテルのマッサージを頼んでみたのですが,それとは大違い.やはり,ふつうの街のマッサージ屋に行くのがいいようです.とはいえここ,日本人の多い虹橋・古北地区にあり,日本からの駐在員御用達のようです.今日も周りの客はほとんどが日本人でした.このため日本語もある程度通じますし,本当に地元のマッサージ屋と呼べるかは疑問ですが.マッサージは 1 時間 70 元.日本円換算で \1,000 という激安です (ガイドブックには 60 元とあるんだけどまぁいいか.てか,往復のタクシーの方が高いくらい(^^;).行きのタクシーはいい調子で走っていたものの,マッサージ屋の場所が判っておらずちょっと遠回りをしたので高く,帰りは 20 分かからず 28 元 (≒\400) で済みました.

……あのマッサージ屋,帰るまでにあと 1 回は行きたいな.すぐ近くにカルフールがあることも判明したので (笑),家族で行って妻と交代で 1 時間ずつ施術してもらって,片方がやっている間に子供と遊んでいてもいいし :-)

という訳で今回も,中国に何をする訳でもなく行って,地元民のふりしてショッピングモールのフードコートでジャンクフードを食べて来ます.1 日目は強烈なマッサージで足がまだ痛い中終わろうとしています... さて,明日は味千ラーメンに挑戦してみようかな?
2008年12月27日
という訳で本日から冬休み.今までは,一昨年その前の年のように 12/30 になってようやく年賀状を作成し終わるといった年もあったのですが,今年は無事投函も完了.珍しくゆっくりとした気分で冬休み入りです.

今年も例年どおり年末年始は自宅脱出旅行.明日 9:25 羽田発の飛行機なのですが,この間は 10:50 発ですら乗り遅れた(;´Д`)ので,今回は羽田空港に前泊というオトナな解決.これで明日は 8:00 前まで寝ていられます...
(でも,楽ちん・安心代とはいえ,1 人 \10,000 は高い...)
Posted at 2008/12/27 21:22:36 | コメント(1) | トラックバック(0) | 旅行


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(2006.07 に "AXELA" からハンドルを変えました) アクセラならびにプジョー 206 CC に関するブログを中心に構成して行きます.AXEL...
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