今日から短い夏休みです. というか, お盆休み (夏休みは別にあるという意味で) なんですが. 中国に行っていてまるまる 1 週間不在だったため, 仕事がたまっていてこのところ忙しかったので, blog 更新も滞っていたのですが, やっと時間が取れそうです.
という訳で久々の中国クルマ事情レポート, 5 回目になります. 今日は雑多なお話.
中国に行ってまずびっくりしたのは
交通マナーと
タクシーの乗り方というのは書きました.
もうひとつ, 目に付いたのが画像にあるように (おあつらえ向きに MAZDA 6 です (笑)), ナンバープレートがないクルマが結構走っていること. いずれも高級車に多い気がします. 外交官とか, 共産党幹部用? とかと思ったのですが, 現地の人に聞いて衝撃の事実が判明 (笑). さて, どうしてか, 判りますか?
なんと, 中国ではクルマは金を払ったらその場で持って (乗って) 帰るものなのだそうです. つまり, ほとんどが在庫車. 日本の中古車店よろしく, 新車がずらっとディーラーに並んでいるんだそうです. そのため, ディーラーはほとんどが郊外にしかなく, 都心部にはショウルームが一部あるだけ, とのこと. で, 新車でも中古車でも, 登録までは 2 週間程度の猶予があり, その間はナンバーなしで走って構わない. 手続きが面倒な人は, ディーラーに手数料を払って登録してもらい, 登録済みの状態で納車してもらう人もいるそうですが, あれだけナンバーなしで走っているところをみると, かなりの割合, その場で "お持ち帰り" しているのではないかと思います.
今回, 何としても中国のマツダディーラーを訪れてみたかったのですが, 北京市中心部だけで過ごしていたこともあり (天安門・天安門前広場と故宮をちょこっとだけは行ったものの, 万里の長城にも行けませんでした...), 行けずじまい. 今度はぜひ行ってみたいです.
さて, 当然のように中国は右側通行です. なので左ハンドル車. 右側通行は慣れないと歩行者でも危ないです. 地下鉄の駅で, その後バスに乗るのにどの出口に出ようかと考えて, つい反対車線側に出てしまうのはご愛敬
(^_^; ですが, ぼーっと横断しようとすると, いきなり左からクルマが突進して来るのは恐怖です. まぁこれは中国に限りませんが.
しかも, アメリカなんかと同様に, ほとんどの場合, 右折は常に可能です. 従って, 交叉点を青信号で渡ろうとするときも, 途中までは左を, 後半は右側を見ながらでないと簡単に殺されてしまいます
(~_~;; まして中国 (北京), マナーの悪いクルマがわんさかいますから, 気を付けていないとほんとにヤバいです.
ま, この点忘れずにいれば, 赤信号だろうが, 横断歩道がなかろうが,
自己責任で何でもありありなので, 完全に
実力主義, 慣れればどうにかなるというか, 判りやすいというか, ある意味便利です :-)
……ただ, 酔って歩いていると, つい右から見てしまって, 恐いんです. こればかりは刷り込まれてますからね.
なお, 写真のように右折禁止の交叉点もたまにあります.
もうひとつ, 街中でびっくりするのは警官の多さ. これについては
初回に既に書きましたが, 違反車両のレッカー移動も頻繁に行なわれているようですし, 白バイもそれなりの数います. クルマで走っていて見かけるのはたいてい交通警察ですが, 街中を歩いていると治安警察, 北京市巡視 (? こちらは警察というより軍隊っぽいのですが) といった別の制服を着た警官もいます.
街中も「公安」「警察」と書かれたパトカーが多く走っていたり, さりげなく停まっていたりします. ガイドブックには「人混みではスリに注意」とありましたが, これであれば, 街中でスリに遭っても, ちょっと声を出すだけでわらわらと警官が集まって来てくれそうな気配です.
現地の人に聞いて知ったのですが, 実はこれ以上に, 私服警官が街中にはかなりいるようです. 加えて, バスには全車両に私服警官が乗っているんだとか (公表はされていないが, 公然の秘密といったところらしい). ホテルでバスの乗り方を調べているとき,「バスで財布をすられた. そしたら, 知らない人が "これはお前の財布だろ? 取り返したから" と言って渡してくれた. 一緒にバスを降りて住所や名前を聞こうとしたが教えてくれず, 立ち去ってしまった...」という内容が書いてあるページがありました. それって, 私服警官だったんじゃないの? と思うんですが.
(ただし, "取り返した" だけでなぜ犯人を追わなかったのかは謎だけれど. かといって, 単なる一市民が, 危険を冒して人の財布をスリから取り戻したりもしないと思うし....)
北京オリンピック目指しての治安強化なのかも知れませんが, 旅行者にとってはよいことです.