車・自動車SNSみんカラ

2005年08月16日
物欲のままに購入した, 市価の 10 倍するサンシェード (アメリカでの純正オプション) ですが, そのぴったり具合ゆえ不都合があることが判明.
私が付けているカーナビは, TV アンテナがフロントウィンドウに貼り付けるタイプのフィルムアンテナ. この給電部がフロントウィンドウ上部にあり, 出っ張っています. これが邪魔をして, "ぴったり" に作られているサンシェードがきちんとフロントウィンドウにはまらず, 内側に落ちて来てしまうのです(;_;
DEMIO や, 昨年 AXELA で使っているものは吸盤が付いているタイプで, 装着時には窓ガラスに吸盤で貼り付けることが出来, まず落ちて来ません. その吸盤を流用して, MAZDA 3 サンシェードに穴を開けてもいいんですが... 何となく気が進みませんね(^^; それにこの純生サンシェードは, 未使用時にはくるくる巻いて保管するようになっています. 吸盤を付けてしまうと, 今度は巻くのに障碍が出そうです. また, 吸盤タイプだと, フロントガラス内側に吸盤の痕が残るのも好きではないんですよね...

……と, 不便なまま使っていたのですが, ふと, 改善策に気付いて早速実行. 給電部が邪魔なら逆に利用してしまえ, という訳で, 給電部とサンシェードにマジックテープを貼って, 装着時にはマジックテープで留めるようにしてみました. なかなかグッド(^^)
真夏の, 灼熱の車内のため粘着力が心配ですが, 給電部側はごらんのように完全な平面だし, プラスチック製だし問題なさそう. 心配なサンシェード側はホチキス留めしてしまってもよいかな.
2005年08月15日
中国視察レポート, 今回は番外編ということで. クルマの話から少し外れて, 食べ物のお話です.

まずは水の話. 水道水は飲まない方が賢明のようです. 料理について来る氷も場合によってはヤバいようです. ミネラルウォーターは地元民しか行かないような店で買うと \1.5~2 で 500ml の冷やしたものが買えます. 王府井といった (日本で言えば銀座か?) 中心部の店でも \4. ただ, 輸入物は高く, スーパーでも \9 くらいするし, それがホテル内だと \20 に跳ね上がったりもする. 日本円で \300 って, 日本のホテルのぼったくり価格でもそれくらいでしょう...
ちなみに, \1.5 で売っているのは例えば「純真年代」という妙な名前のもの. ラベルには, ハートが舞ってる妙なイラストが描かれています. 写真撮っておけばよかった (純真世代だったかも?).

マックケンタッキーは至る所にあります. ピザハットなんかもありました. あと, ケンタッキーにロゴや絵が似てるんだけど, どうも違うでしょ... という店もあったような (笑).
マックに一度だけ入りましたが, 飲み物は一部高め. 100 元札を崩したかったので入って, オレンジジュースを頼んだらなんと \7 でした. 向こうの物価に慣れたころだったので, 激高っ! 日本円ではわずか \105 ですが, 日本とあまり変わらないってのがおかしいです. ボラれたのかと思って改めてメニューを見てみたら, 確かにその値段でした(;_; 輸入品の 100% オレンジだったのかな...
ハンバーガーは単品で \8 くらいからありました. でも高いですね. それでも客がわんさか入ってるのは不思議です.

ちなみに, 100 元札というのは日本だとレートどおりだと \1,500 に相当しますが, 実質的には 1 万円くらいの価値という感じです. タクシーや店で 100 元札を出すと, 受け取りこそ拒否されませんが, 裏表・透かしの確認をされることは必至. 地元の小さな店だと, おいおい 100 元札かよ... みたいな顔を露骨にされます. ま, 外国人なんで判んな~い, みたいな顔をしてれば平気ですが :-)
初めはいちいち日本円だと 15 倍だから... などと計算していましたが, そのうち慣れて来て, 水=\2, タクシー=\20, 地下鉄=\3 といった相場が判って来ると, \20 を越えるものは相当の買い物, という気になって来たのは不思議です.
日本にいても, 特に着るものなんかは中国製が多いのですから, シャツでも買って来ようと思っていたのですが, T シャツ 1 枚が \50 くらいで, な~んか高いなぁ, とほとんど見るだけになってしまいました(^^; 冷静に考えると 日本円で \750. 安いのになぁ(^_^;
なお私の場合, 人民元は, ふだん使っている日本の銀行のインターナショナルキャッシュサービスなるものを利用して, 中国銀行の ATM で, 自分の口座から直接人民元を引き出して使いました. RMB 100=JPY 1,440 くらいのレートでした. 手数料は 4% ってことで, 実はホテルで両替したほうが安かったのかも... ちなみに, 人民元からの再両替は中国国内でしか出来ず, さらには, 両替した金額の 50% までだそうなので, ちまちま両替するのがよいようです. 私は日本にいる中国人から \500 借りて行って, 滞在中にちょうど使い尽くして, 最終日に上記 ATM で引き出したので両替はしていないのですが.

さて, 食べ物に話を戻します. ビールは主にレストランでしか飲まなかったので判らないのですが, 安そう. 王府井でちょうど, "第 6 回北京王府井国際ビール広場" なる催し (だと思う...) をやっていて, 歩行者天国の道に屋台がたくさん出ていたのですが, そこで買った 640ml (?) の瓶ビールで \10 でした. 中国人はぬるい飲み物しか飲まないので, レストランでも「冷えたビール」と注文しないとダメ, という人もいるのですが, それは昔の話なのか, 少なくとも今回はそんなことありませんでした. 王府井のその屋台で買ったコーラ (500ml, \5) が一度ぬるかっただけで, ミネラルウォーターをあちこちで買いましたが, 冷やしたのをきちんと用意してくれます.

吉野家, ありましたっ! 日本ではありませんから (笑), 当然牛丼もあります. 普通盛り \10.9, 大盛り \14.9 です. 持って帰りたいくらいでしたが, 1 回食べただけ... ちょっと味は違いますが, 十分に吉野家の牛丼でした(;_;
吉野家は牛丼だけでなく, かしわ丼 (?) など, 色々なものを売っているので, どれが牛丼なのか判別するのに苦労しました(^_^; 「牛肉飯」ってのでよかったようです.

ちなみに, 中国人は中国茶もよく飲んでいますが, それ以上にと思うくらいにコーラが好きです. レストランに入るとテーブルに 1.5L のペットボトルをどかっと置いて (買って) グループで飲んでますし, ペプシでしたが吉野家にもあるんです... コーラ飲みながら食事する彼ら, ちょっと変です... ソフトドリンクの 1.5L ペットボトルは, 店にもよるでしょうが \12 くらいのようです. 500ml のふつうのソフトドリンクが \2~4 くらいですから, まぁそんなもんですね.

今回はちょっと躊躇しましたが, 道ばたに果物売りもよく出ています. 桃は美味しそうだった... 値段だけでも聞いておけばよかったかな. 結構, 道行く人がペットボトル (あるいは自分でいれる中国茶) を持ち歩いていますが, こうした果物も水分補給によさそうです. 他にはリンゴ・ぶどう (?) などを売っていました.

お昼は主に, 訪問先の社員食堂で,「典型的な中国 (北京) の家庭料理っぽい」という食事でしたが, 残念ながら口に合いませんでした... まんじゅうが複数選べるんですが, いずれも味が一切なし. だって, 食事なんですから (?) 餡など入っておらず, まんじゅうの外側の部分だけなんです. そんなもん, がしがし食べられませんがな... たまに身が入っていても, 超固い栗 (?) の身だったりして, やはり食べられません(;_;
パンみたいなものもありましたが, これも味なし. ご飯は, 現地の中国人曰く「日本の方が圧倒的に美味しい」とのことですが, むしろこれは食べられない味ではありません.
そこではスープが毎日付いて来ましたが, これもまさかと思うほどに味なし. 野菜が具として入っていたり, 玉子を溶いたものが入っていたりするんですが, まったく味がしません. 単なるお湯. 野菜炒めとか肉料理には味がありますが, 口の中のぼそぼそ感を潤すものがなくて苦労しました.
ちなみに, 中国では調味料がテーブル毎に置いてあるなんてことはないようです. お茶もしかり. お茶は (有料で) 頼むもののようですね.

ホテルでの朝食は日本のリゾートホテルと同様な, 典型的なアメリカンブレックファストを中心としたビュッフェ形式でした. 私は食事のとき, 結構な量の水分 (今の時期なら麦茶とか) を飲みながら食べるほうです. 朝食では水はもちろん, ソフトドリンクやコーヒー・紅茶飲み放題ですから, 昼食とのギャップが大き過ぎて余計に苦労した気がします. 今回は 3 回ご馳走してもらったこの社員食堂だけかも知れませんが, あれが本当に「典型的な家庭料理」なのかなぁ...

毎日の昼食以外にも, 夕食は羊のしゃぶしゃぶですとか北京ダックなど, 色々歓待していただいたのですが, もともと中華料理はあまり好きではないこともあってか, あるいは脂っこい料理の連続のためか, 私にはかなり重荷(^_^; でした. 後半, 見事におなかを壊しました...
1 週間近く行っていても, 結局自由に食べたのは吉野家の牛丼だけ. 今度行ったら回転寿司 (もきちんとある!) やマックなど, ジャンキーな食生活もしてみたいものです. あ, あと本場のラーメンも食べてみたいのですが.
そんなこんなで, おなかを壊しながらも, 帰りの飛行機でチョイスした機内食の洋食で出て来たフィレステーキがなんと美味しく感じたことか...
2005年08月14日
給油のたびに記録はきちんとしているので, 納車 1 年を迎えたらすぐに書こうと思っていたのに時機を逸してしまった(^^;;
てな訳で, 半月遅れましたが納車から 1 年目までの給油全記録です.

  最高燃費13.59km/L
  最低燃費8.28km/L
  平均燃費9.47km/L
 
  最高航続距離 594.1km(給油量 43.71L)

となりました. ほとんどが通勤で使ってますから, 燃費は悪いですね(;_;
以下の表で, 右側にある「通勤・街乗り」「高速」「郊外」はそれぞれ, その給油前の走行パターンを示しています. △→○→◎ の順にそのパターンでの走行距離が多くなります. 例えば「△◎○」なら, 通勤ちょっとだけ, 高速がほとんど, 郊外走行少し, という感じ.
エアコンはほとんどの場合 ON です. エンジン付けたまま車中泊といった, 無駄なアイドリングはほとんどなし.

給油日給油量
(L)
単価
(\)
走行距離
(km)
燃費
(km/l)
累計距離
(km)
通勤・
街乗り
高速郊外
2004.08.0142.72119 14.0 14.0
2004.08.0745.32118441.0 9.73 455.0
2004.08.1544.89119461.710.29 916.7
2004.08.2548.42119439.8 9.08 1,356.5
2004.09.0345.00127426.5 9.48 1,783.0
2004.09.1645.01127389.1 8.64 2,172.1
2004.09.2524.30126201.1 8.28 2,373.2
2004.09.2643.71126594.113.59 2,967.3
2004.10.1149.50123488.2 9.86 3,455.5
2004.10.2248.70123427.5 8.78 3,883.0
2004.11.0152.10123498.4 9.57 4,381.4
2004.11.0623.00124216.7 9.42 4,598.1
2004.11.1246.36124478.210.31 5,076.3
2004.11.2348.50122460.7 9.50 5,537.0
2004.12.0747.80122407.0 8.51 5,944.0
2004.12.2047.70118439.5 9.21 6,383.5
2004.12.3048.70115446.0 9.16 6,829.5
2005.01.1048.36115520.510.76 7,350.0
2005.01.2549.00115465.1 9.49 7,815.1
2005.02.0846.69115457.7 9.80 8,272.8
2005.02.1647.18116474.210.05 8,747.0
2005.03.0145.02116435.7 9.68 9,182.7
2005.03.1230.25118297.8 9.84 9,480.5
2005.03.1747.10118539.911.4610,020.4
2005.04.0248.90126424.3 8.6810,444.7
2005.04.1347.30126486.510.2910,931.2
2005.04.2249.15126505.310.2811,436.5
2005.05.0451.45126521.810.1411,958.3
2005.05.1551.35126523.410.1912,481.7
2005.05.2948.31125478.1 9.9012,959.8
2005.06.1248.15123453.1 9.4113,412.9
2005.06.2547.16118463.8 9.8313,876.7
2005.07.0133.33120282.8 8.4814,159.5
2005.07.1249.50126450.0 9.0914,609.5
2005.07.2446.61126421.2 9.0415,030.7

ちなみに, トリップメーターの累計とオドメータの差は, 10km ほどでした (トリップメーター積算の方が短かった).
Posted at 2005/08/14 02:04:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | AXELA 給油記録
2005年08月13日
中国へ行っている間の移動の足はタクシーが主で, クルマを自分で運転した訳ではないので, さすがにクルマの話といって限られてしまいますね. そこで今日は公共交通機関, バスと地下鉄についてご紹介します.
ちなみに, ふつうの鉄道ももちろん走っているのですが, 駅 (北京駅, 北京西駅, 北京北駅) への市中心部からのアクセスが悪いことと, 郊外への路線が中心のため, 時間もないので使えませんでした. これは次回訪中のときに, ぜひ.
中国 (北京市) はやっぱりという感じで, バスが市民の重要な足です. 自転車が大通りを埋め尽くしている... 様はもはや見られないのでしょう(^^; しかし, 日本でもそうですが, バスは乗るのが大変です. 日本の場合も路線は複雑で, その停留所に行ってみないと時刻表が判らないし (最近はほとんど Web で検索可能ですが), 前乗り・後ろ乗り・前払い・後払い・距離制運賃... 等々, お作法が地域によっても違います.
特に, いつも面倒だと思うのは, 支払い時にお釣りが出て来るタイプと, 両替しなければいけないタイプとがあることですね. 中には, 運転手が手動でお釣りの額を決めている機械もあって, 複雑怪奇. たまに別の地域のバスに乗ると, 日本人でもまごつきます (もしかして私だけ?).

同様に, 北京のバスも, どれがどこを通ってどこへ行っているのかがまず判りません. 日本でもあるような, 結構判りやすいルートマップがあるとよいのですが, 私が入手した北京市の地図では, 延々バス停留所名が路線毎に書いてあるだけのもので, それと実際の場所を関連づけるのが大変でした.

しかし, 乗り方は簡単です. ともかく乗って涼しい顔 (?) をしていれば, 中にいる車掌さん (おばさん) が「あんたはまだ切符買ってないよっ!」と指名して来ますので (笑), 大人しく切符を買うだけ. もちろん, 自ら申告しても結構です. たいてい \1 で, エアコン付きの最新版バスだと \2 のようです. バス路線には日本同様すべて (数字の) 路線名が付いていて, その数字の分類によって連結バスだったりトローリーバスだったり, \2 のバスだったりします. 私も滞在中, ホテルで読んで予習したのですが, 詳しくは色々と解説されているページがありますので, 検索してみてください.
私は滞在中, 1 度だけバスで移動してみました. が, 目的地近くの地下鉄の駅から目的地まで真っ直ぐ行くバスがなかなか見つからず, 結局乗り換えて行ってちょっと面倒でした (後でじっくり路線一覧を見たら, 直通もあったのですが. とはいえ, そのバスがしょっちゅう走っているかは別問題らしい). 自分がどのバスに乗ればいいかさえ判れば, 特に難しいことはないと思います.
なお, 降りるときは降車ボタンなどという機械はありませんので,「降りる! (我下車)」と言わないと停まりません. ちなみに, 古そうな連結バスでも, 車内には電光掲示板があって, 次はどこの停留所かが表示されていたので, まして問題ないはず. 写真はブレていますが, 前方に電光掲示板があるのが判ると思います.

なお今回の訪中では, 単に旅行者としてホテルと目的地との間を往復するだけでは面白くない (どこも見れない!) ので, 出来るだけバスなどの公共交通機関を使おうと思っていました. そのため, バスの前に地下鉄にも乗ってみました.
地下鉄は路線図もしっかりしていますし (駅に行けば, 日本の地下鉄と同じような路線図が出ています), バスより簡単です. 1 号線・2 号線 (環状線)・8 通線・13 号線とがあり, 8 通線・13 号線は全線が地上のようです (今, 地図を改めてよく見たら, これらは「地鉄 (地下鉄)」 ではなく「城鉄」になっていました. 「城」は北京市のことを意味するんだと思います...
料金は, 1・2 号線は \3, (1・2 号線地域から) 8 通線へ乗り換えるには \4, 13 号線へは \5 だったと思います. 古い情報だと全線 \2 均一と書いてあったりしますが, 今は違います.
切符はやはりここでも人力. 窓口にいるおばちゃんから切符を買います. ラッシュ時はえらく並んでますので, 私はくらくらして来て, その時間に乗るのはあきらめました (笑). 上記のように, \3, \4, \5 の切符がありますので, どれを何枚, と伝える必要があります. 窓口のおばさまは当然英語が通じませんので, 中国語 (北京語) で話す必要は... ないんですね. 窓口のガラスに,「1 号線・2 号線 3元/8 通線乗換 4元/13 号線乗換 5元」のように貼ってありますから, それを指さして「1」をジェスチャーすれば, 問題なく買えます (笑). 実際は「線」は「銭 (の簡体字)」だったりしますが, 地図を見ながら確認すればすぐに意味は判ります. 漢字圏はこの点非常に楽です.
ちなみに, 駅名やバス停の名前を知るのも漢字圏ならではの便利さです. 例えば "TIAN'ANMEN EAST" なんて書かれてるより, "天安門東" のほうが一目で把握出来ますしね. でも, 現地の人にどこへ行きたい/どこへ行った, ということを伝えるには筆談が必須です. 「てんあんもんひがし」と言っても通じませんから(^_^; なおこれは中国人が日本に来たときも同じで, そもそも「日本」自体が 'りーべん' ですし, 日本語で地名を何と読むかは非常に難しい課題でしょう.

さて, 切符を買ったら改札口へ. というか, 階段の両脇にここにもおばさまがけだるそうに座ってますので, 切符を渡します. このとき, 乗り換え切符でない場合は, 切符を全部渡してしまうのが「通」なようです. 私は記念に半券が欲しいので, 取り上げられまいとむんずと握っていたら, 察して (?) 勝手にもぎってくれました. ミシン目も一応入っているのですが, 切符はぺらぺらな質の悪い紙なので, 綺麗にもぎってもらうにはあらかじめ改札に向かうまでに何度か折って, 折り目をはっきり付けておくと吉.
(乗り換えの通し切符の場合は当然, 乗り換え部分は渡してはいけません)

しかし, 中国はどこへ行っても「人」がいます. 自動販売機などというものはほとんど見かけません. ジュースもお店で, 切符も窓口で, 改札も人 (自動改札になったのは, 日本もつい最近ですが...). 交通整理も人, 人, 人. さすがに 14 億人も人がいると, それでも何の問題もないのでしょう...
自動販売機相手ではないと, いちいちお話する必要があるように思いますが, 最後の方には「多少銭 (How much)?」すら言う必要はないことに気付きました(^^; タクシーは以前書いたようにきちんとメーターで表示されていますし, 地下鉄も上記のように指さしだけで買えます. バスも然り. 街中の買い物も, 指で数字を作れば (レジがないような場所ではたいてい \10 以下の買い物ですし...) まったく没問題 (めいうぇんてぃー) ! むしろ, 呼びかける「先生 (男性に対して)」「小姐 (女性に対して)」のほうがよく使うかも.
(ちなみに, 中国での数字のジェスチャーは日本と違うそうです. なので, ジェスチャー万能ではないようですが...)

関連して, ちょっとここで脱線. ガイドブックにも書いてありますが, 知らないと戸惑う中国の習慣. ちょっと大きな店でモノを買うとき, 支払いの方法が特殊です. 店員にこれをくれ, と頼むと伝票を 3 枚 (くらい) 書いてくれます. その伝票を持ってレジへ向かい, お金を払います. 大きな店ならクレジットカードも使えます. 支払いが完了すると, 支払い済みのスタンプが押されるなどして伝票が 2 枚返って来ますので, それを持って先ほどの店員のところへ行きます. するとたいてい, 品物を包装して待っていてくれますから, もらった伝票を 2 枚渡すと, 1 枚を店員が受け取って, 1 枚はレシートとして品物と一緒に受け取る, という手順です.
ちなみに, これと, あっちのあれ, そっちのこれを一緒に買う (まとめて会計したい) 場合どうするか? ……実は判りません(^_^;; ご存じの方, どなたか教えてください.
このように, やたらに手間がかかります. しかもすべてに「人」が介在しています. こうした手順は市中のデパートだけかと思っていたら, 空港の免税店でも同じでした. 人力主義中国, という気がします.

閑話休題. という訳で, ともかく地下鉄にも無事乗れました. 13 号線が全線地上だということには後で気付いたのが残念でした. これに乗れば, 町並みがよく見えたのだと思うのですが. そのときはとりあえず, 一番遠くまで行ってみようということで, 8 通線の終点, 土橋駅まで行ってみました. 土橋は, 北京市をぐるりと回っている環状道路の一番外側, 六環路 (まだ全通してない? 日本 (東京) で言えば環六, 環状六号線といったところでしょう) のところが終点です.

8 通線へは四恵という駅で乗り換えます. 1 号線が四恵駅に到着したらみんな早足で 8 通線のホームへ向かいます. 地元民がそうしている以上, 自分も小走りに行きます. で, 先ほどもぎられた残りの乗り換え券を再び差し出して, 8 通線ホームで並びます. しばらくすると土橋駅行きが来ました. 始発駅なので, 回送電車が入って来ますが, みんな, べったりとドアの前に張り付いて... 3, 2, 1,... ドアが開くと go! 猛ダッシュです. 私も当然, 地元民の暮らしを知るためには猛ダッシュ. なーんだ, 簡単に座れました (笑).
ちなみに, ふと周りを見回すと, 乗り換える前の地下鉄にいた, ベビーカーに子供を乗せた夫婦も座っています. いくら何でもあのレースに勝てる訳がないので, やはり「小皇帝」優先, 誰かが譲ったのでしょうね. このように, 小皇帝と揶揄される子供 (連れ) に対しての思いやりはあるようですが, 駅には「人が降りた後に乗りましょう」みたいな標語が書かれた横断幕が吊られているあたり, やはりここでも法律は守るがマナーはどうでもいいのが北京市民のようです.

さて, 夜 21:00 過ぎになって, 土橋駅に到着したのですが... 何にもないところ (写真左) でした(~_~;; ホテルからペットボトルを持って来るのを忘れて, 非常に喉が渇いていたので, 駅前のマックか... あるいは適当に何かお店で飲み物を買おうと思っていたのですが, 遠くに工場らしきものが見える他, 真っ暗です. みんな, 駅 (橋上駅) へ繋がる歩道橋で涼んでいるのですが, 真っ暗. 市中心部にはあれほどいた治安警察の姿も見あたりません. こりゃ襲われても仕方ない暗さ. 携帯電話は通じるものの, 土橋駅前, あーそれは 8 通線の終点の土橋駅のことで, そこの歩道橋で暴漢に襲われ... なんてことを中国語で言えるはずもありません (そもそも,「土橋」を何と読むのかすら判らない!). 早々に退散しました(^_^;
その日はその後, 天安門西駅まで行き, ライトアップされた有名な天安門を見ながら天安門東駅まで歩いて戻り, 再び地下鉄に乗ってホテルへ戻ったのでした.

ところで, 土橋駅から中心部に戻るとき, 右の写真を撮っていたら, 車掌がもの凄い勢い (とはいえ, 中国語はべらんめぇコトバのように, 外国人には怒っているように聞こえるので大したことはないと思うのですが) で言い寄って来て, 離してくれません. 慌てて中国語で「写真を撮ってもいいですか?」と (既に撮っていたのだが...(^_^;) 言ったら,「あぁどうぞどうぞ」みたいなことを言って解放してくれたのですが, あれは何と言っていたのだろう...

ちなみに, その写真に写っているデジタル時計がご覧になれるでしょうか. ご丁寧に,「秒」まで刻んでいます. 世界一時刻に正確と言われる日本の交通機関でも, 秒まである時計にはお目にかかれませんね. けれど, 中国ではなぜか秒まであります. でも, 地元の人に聞いても「秒単位で正確に運行されてるなんてあり得ない」とのこと. 中国では妙なところがこうして無意味にオーバークオリティです.
こうやって中国にまで来てしまうように, 私は最近, 中国の人々と一緒に仕事をしているのですが, こういうアンバランス加減が非常に心配だったり...

夜の天安門観光は特にクルマ関係の話題はないので省略です. とはいえ, 地元民 (?) がそうしているように, 道ばたに座って, 単に涼みついでに妻に電話してただけですが :-)
2005年08月12日
今日から短い夏休みです. というか, お盆休み (夏休みは別にあるという意味で) なんですが. 中国に行っていてまるまる 1 週間不在だったため, 仕事がたまっていてこのところ忙しかったので, blog 更新も滞っていたのですが, やっと時間が取れそうです.

という訳で久々の中国クルマ事情レポート, 5 回目になります. 今日は雑多なお話.

中国に行ってまずびっくりしたのは交通マナータクシーの乗り方というのは書きました.
もうひとつ, 目に付いたのが画像にあるように (おあつらえ向きに MAZDA 6 です (笑)), ナンバープレートがないクルマが結構走っていること. いずれも高級車に多い気がします. 外交官とか, 共産党幹部用? とかと思ったのですが, 現地の人に聞いて衝撃の事実が判明 (笑). さて, どうしてか, 判りますか?

なんと, 中国ではクルマは金を払ったらその場で持って (乗って) 帰るものなのだそうです. つまり, ほとんどが在庫車. 日本の中古車店よろしく, 新車がずらっとディーラーに並んでいるんだそうです. そのため, ディーラーはほとんどが郊外にしかなく, 都心部にはショウルームが一部あるだけ, とのこと. で, 新車でも中古車でも, 登録までは 2 週間程度の猶予があり, その間はナンバーなしで走って構わない. 手続きが面倒な人は, ディーラーに手数料を払って登録してもらい, 登録済みの状態で納車してもらう人もいるそうですが, あれだけナンバーなしで走っているところをみると, かなりの割合, その場で "お持ち帰り" しているのではないかと思います.
今回, 何としても中国のマツダディーラーを訪れてみたかったのですが, 北京市中心部だけで過ごしていたこともあり (天安門・天安門前広場と故宮をちょこっとだけは行ったものの, 万里の長城にも行けませんでした...), 行けずじまい. 今度はぜひ行ってみたいです.

さて, 当然のように中国は右側通行です. なので左ハンドル車. 右側通行は慣れないと歩行者でも危ないです. 地下鉄の駅で, その後バスに乗るのにどの出口に出ようかと考えて, つい反対車線側に出てしまうのはご愛敬(^_^; ですが, ぼーっと横断しようとすると, いきなり左からクルマが突進して来るのは恐怖です. まぁこれは中国に限りませんが.
しかも, アメリカなんかと同様に, ほとんどの場合, 右折は常に可能です. 従って, 交叉点を青信号で渡ろうとするときも, 途中までは左を, 後半は右側を見ながらでないと簡単に殺されてしまいます(~_~;; まして中国 (北京), マナーの悪いクルマがわんさかいますから, 気を付けていないとほんとにヤバいです.
ま, この点忘れずにいれば, 赤信号だろうが, 横断歩道がなかろうが, 自己責任で何でもありありなので, 完全に実力主義, 慣れればどうにかなるというか, 判りやすいというか, ある意味便利です :-)
……ただ, 酔って歩いていると, つい右から見てしまって, 恐いんです. こればかりは刷り込まれてますからね.

なお, 写真のように右折禁止の交叉点もたまにあります.

もうひとつ, 街中でびっくりするのは警官の多さ. これについては初回に既に書きましたが, 違反車両のレッカー移動も頻繁に行なわれているようですし, 白バイもそれなりの数います. クルマで走っていて見かけるのはたいてい交通警察ですが, 街中を歩いていると治安警察, 北京市巡視 (? こちらは警察というより軍隊っぽいのですが) といった別の制服を着た警官もいます.
街中も「公安」「警察」と書かれたパトカーが多く走っていたり, さりげなく停まっていたりします. ガイドブックには「人混みではスリに注意」とありましたが, これであれば, 街中でスリに遭っても, ちょっと声を出すだけでわらわらと警官が集まって来てくれそうな気配です.
現地の人に聞いて知ったのですが, 実はこれ以上に, 私服警官が街中にはかなりいるようです. 加えて, バスには全車両に私服警官が乗っているんだとか (公表はされていないが, 公然の秘密といったところらしい). ホテルでバスの乗り方を調べているとき,「バスで財布をすられた. そしたら, 知らない人が "これはお前の財布だろ? 取り返したから" と言って渡してくれた. 一緒にバスを降りて住所や名前を聞こうとしたが教えてくれず, 立ち去ってしまった...」という内容が書いてあるページがありました. それって, 私服警官だったんじゃないの? と思うんですが.
(ただし, "取り返した" だけでなぜ犯人を追わなかったのかは謎だけれど. かといって, 単なる一市民が, 危険を冒して人の財布をスリから取り戻したりもしないと思うし....)
北京オリンピック目指しての治安強化なのかも知れませんが, 旅行者にとってはよいことです.


プロフィール
「いつもどおり。」
何シテル?   02/22 22:22
(2006.07 に "AXELA" からハンドルを変えました) アクセラならびにプジョー 206 CC に関するブログを中心に構成して行きます.AXEL...
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