車・自動車SNSみんカラ

2005年08月13日
中国へ行っている間の移動の足はタクシーが主で, クルマを自分で運転した訳ではないので, さすがにクルマの話といって限られてしまいますね. そこで今日は公共交通機関, バスと地下鉄についてご紹介します.
ちなみに, ふつうの鉄道ももちろん走っているのですが, 駅 (北京駅, 北京西駅, 北京北駅) への市中心部からのアクセスが悪いことと, 郊外への路線が中心のため, 時間もないので使えませんでした. これは次回訪中のときに, ぜひ.
中国 (北京市) はやっぱりという感じで, バスが市民の重要な足です. 自転車が大通りを埋め尽くしている... 様はもはや見られないのでしょう(^^; しかし, 日本でもそうですが, バスは乗るのが大変です. 日本の場合も路線は複雑で, その停留所に行ってみないと時刻表が判らないし (最近はほとんど Web で検索可能ですが), 前乗り・後ろ乗り・前払い・後払い・距離制運賃... 等々, お作法が地域によっても違います.
特に, いつも面倒だと思うのは, 支払い時にお釣りが出て来るタイプと, 両替しなければいけないタイプとがあることですね. 中には, 運転手が手動でお釣りの額を決めている機械もあって, 複雑怪奇. たまに別の地域のバスに乗ると, 日本人でもまごつきます (もしかして私だけ?).

同様に, 北京のバスも, どれがどこを通ってどこへ行っているのかがまず判りません. 日本でもあるような, 結構判りやすいルートマップがあるとよいのですが, 私が入手した北京市の地図では, 延々バス停留所名が路線毎に書いてあるだけのもので, それと実際の場所を関連づけるのが大変でした.

しかし, 乗り方は簡単です. ともかく乗って涼しい顔 (?) をしていれば, 中にいる車掌さん (おばさん) が「あんたはまだ切符買ってないよっ!」と指名して来ますので (笑), 大人しく切符を買うだけ. もちろん, 自ら申告しても結構です. たいてい \1 で, エアコン付きの最新版バスだと \2 のようです. バス路線には日本同様すべて (数字の) 路線名が付いていて, その数字の分類によって連結バスだったりトローリーバスだったり, \2 のバスだったりします. 私も滞在中, ホテルで読んで予習したのですが, 詳しくは色々と解説されているページがありますので, 検索してみてください.
私は滞在中, 1 度だけバスで移動してみました. が, 目的地近くの地下鉄の駅から目的地まで真っ直ぐ行くバスがなかなか見つからず, 結局乗り換えて行ってちょっと面倒でした (後でじっくり路線一覧を見たら, 直通もあったのですが. とはいえ, そのバスがしょっちゅう走っているかは別問題らしい). 自分がどのバスに乗ればいいかさえ判れば, 特に難しいことはないと思います.
なお, 降りるときは降車ボタンなどという機械はありませんので,「降りる! (我下車)」と言わないと停まりません. ちなみに, 古そうな連結バスでも, 車内には電光掲示板があって, 次はどこの停留所かが表示されていたので, まして問題ないはず. 写真はブレていますが, 前方に電光掲示板があるのが判ると思います.

なお今回の訪中では, 単に旅行者としてホテルと目的地との間を往復するだけでは面白くない (どこも見れない!) ので, 出来るだけバスなどの公共交通機関を使おうと思っていました. そのため, バスの前に地下鉄にも乗ってみました.
地下鉄は路線図もしっかりしていますし (駅に行けば, 日本の地下鉄と同じような路線図が出ています), バスより簡単です. 1 号線・2 号線 (環状線)・8 通線・13 号線とがあり, 8 通線・13 号線は全線が地上のようです (今, 地図を改めてよく見たら, これらは「地鉄 (地下鉄)」 ではなく「城鉄」になっていました. 「城」は北京市のことを意味するんだと思います...
料金は, 1・2 号線は \3, (1・2 号線地域から) 8 通線へ乗り換えるには \4, 13 号線へは \5 だったと思います. 古い情報だと全線 \2 均一と書いてあったりしますが, 今は違います.
切符はやはりここでも人力. 窓口にいるおばちゃんから切符を買います. ラッシュ時はえらく並んでますので, 私はくらくらして来て, その時間に乗るのはあきらめました (笑). 上記のように, \3, \4, \5 の切符がありますので, どれを何枚, と伝える必要があります. 窓口のおばさまは当然英語が通じませんので, 中国語 (北京語) で話す必要は... ないんですね. 窓口のガラスに,「1 号線・2 号線 3元/8 通線乗換 4元/13 号線乗換 5元」のように貼ってありますから, それを指さして「1」をジェスチャーすれば, 問題なく買えます (笑). 実際は「線」は「銭 (の簡体字)」だったりしますが, 地図を見ながら確認すればすぐに意味は判ります. 漢字圏はこの点非常に楽です.
ちなみに, 駅名やバス停の名前を知るのも漢字圏ならではの便利さです. 例えば "TIAN'ANMEN EAST" なんて書かれてるより, "天安門東" のほうが一目で把握出来ますしね. でも, 現地の人にどこへ行きたい/どこへ行った, ということを伝えるには筆談が必須です. 「てんあんもんひがし」と言っても通じませんから(^_^; なおこれは中国人が日本に来たときも同じで, そもそも「日本」自体が 'りーべん' ですし, 日本語で地名を何と読むかは非常に難しい課題でしょう.

さて, 切符を買ったら改札口へ. というか, 階段の両脇にここにもおばさまがけだるそうに座ってますので, 切符を渡します. このとき, 乗り換え切符でない場合は, 切符を全部渡してしまうのが「通」なようです. 私は記念に半券が欲しいので, 取り上げられまいとむんずと握っていたら, 察して (?) 勝手にもぎってくれました. ミシン目も一応入っているのですが, 切符はぺらぺらな質の悪い紙なので, 綺麗にもぎってもらうにはあらかじめ改札に向かうまでに何度か折って, 折り目をはっきり付けておくと吉.
(乗り換えの通し切符の場合は当然, 乗り換え部分は渡してはいけません)

しかし, 中国はどこへ行っても「人」がいます. 自動販売機などというものはほとんど見かけません. ジュースもお店で, 切符も窓口で, 改札も人 (自動改札になったのは, 日本もつい最近ですが...). 交通整理も人, 人, 人. さすがに 14 億人も人がいると, それでも何の問題もないのでしょう...
自動販売機相手ではないと, いちいちお話する必要があるように思いますが, 最後の方には「多少銭 (How much)?」すら言う必要はないことに気付きました(^^; タクシーは以前書いたようにきちんとメーターで表示されていますし, 地下鉄も上記のように指さしだけで買えます. バスも然り. 街中の買い物も, 指で数字を作れば (レジがないような場所ではたいてい \10 以下の買い物ですし...) まったく没問題 (めいうぇんてぃー) ! むしろ, 呼びかける「先生 (男性に対して)」「小姐 (女性に対して)」のほうがよく使うかも.
(ちなみに, 中国での数字のジェスチャーは日本と違うそうです. なので, ジェスチャー万能ではないようですが...)

関連して, ちょっとここで脱線. ガイドブックにも書いてありますが, 知らないと戸惑う中国の習慣. ちょっと大きな店でモノを買うとき, 支払いの方法が特殊です. 店員にこれをくれ, と頼むと伝票を 3 枚 (くらい) 書いてくれます. その伝票を持ってレジへ向かい, お金を払います. 大きな店ならクレジットカードも使えます. 支払いが完了すると, 支払い済みのスタンプが押されるなどして伝票が 2 枚返って来ますので, それを持って先ほどの店員のところへ行きます. するとたいてい, 品物を包装して待っていてくれますから, もらった伝票を 2 枚渡すと, 1 枚を店員が受け取って, 1 枚はレシートとして品物と一緒に受け取る, という手順です.
ちなみに, これと, あっちのあれ, そっちのこれを一緒に買う (まとめて会計したい) 場合どうするか? ……実は判りません(^_^;; ご存じの方, どなたか教えてください.
このように, やたらに手間がかかります. しかもすべてに「人」が介在しています. こうした手順は市中のデパートだけかと思っていたら, 空港の免税店でも同じでした. 人力主義中国, という気がします.

閑話休題. という訳で, ともかく地下鉄にも無事乗れました. 13 号線が全線地上だということには後で気付いたのが残念でした. これに乗れば, 町並みがよく見えたのだと思うのですが. そのときはとりあえず, 一番遠くまで行ってみようということで, 8 通線の終点, 土橋駅まで行ってみました. 土橋は, 北京市をぐるりと回っている環状道路の一番外側, 六環路 (まだ全通してない? 日本 (東京) で言えば環六, 環状六号線といったところでしょう) のところが終点です.

8 通線へは四恵という駅で乗り換えます. 1 号線が四恵駅に到着したらみんな早足で 8 通線のホームへ向かいます. 地元民がそうしている以上, 自分も小走りに行きます. で, 先ほどもぎられた残りの乗り換え券を再び差し出して, 8 通線ホームで並びます. しばらくすると土橋駅行きが来ました. 始発駅なので, 回送電車が入って来ますが, みんな, べったりとドアの前に張り付いて... 3, 2, 1,... ドアが開くと go! 猛ダッシュです. 私も当然, 地元民の暮らしを知るためには猛ダッシュ. なーんだ, 簡単に座れました (笑).
ちなみに, ふと周りを見回すと, 乗り換える前の地下鉄にいた, ベビーカーに子供を乗せた夫婦も座っています. いくら何でもあのレースに勝てる訳がないので, やはり「小皇帝」優先, 誰かが譲ったのでしょうね. このように, 小皇帝と揶揄される子供 (連れ) に対しての思いやりはあるようですが, 駅には「人が降りた後に乗りましょう」みたいな標語が書かれた横断幕が吊られているあたり, やはりここでも法律は守るがマナーはどうでもいいのが北京市民のようです.

さて, 夜 21:00 過ぎになって, 土橋駅に到着したのですが... 何にもないところ (写真左) でした(~_~;; ホテルからペットボトルを持って来るのを忘れて, 非常に喉が渇いていたので, 駅前のマックか... あるいは適当に何かお店で飲み物を買おうと思っていたのですが, 遠くに工場らしきものが見える他, 真っ暗です. みんな, 駅 (橋上駅) へ繋がる歩道橋で涼んでいるのですが, 真っ暗. 市中心部にはあれほどいた治安警察の姿も見あたりません. こりゃ襲われても仕方ない暗さ. 携帯電話は通じるものの, 土橋駅前, あーそれは 8 通線の終点の土橋駅のことで, そこの歩道橋で暴漢に襲われ... なんてことを中国語で言えるはずもありません (そもそも,「土橋」を何と読むのかすら判らない!). 早々に退散しました(^_^;
その日はその後, 天安門西駅まで行き, ライトアップされた有名な天安門を見ながら天安門東駅まで歩いて戻り, 再び地下鉄に乗ってホテルへ戻ったのでした.

ところで, 土橋駅から中心部に戻るとき, 右の写真を撮っていたら, 車掌がもの凄い勢い (とはいえ, 中国語はべらんめぇコトバのように, 外国人には怒っているように聞こえるので大したことはないと思うのですが) で言い寄って来て, 離してくれません. 慌てて中国語で「写真を撮ってもいいですか?」と (既に撮っていたのだが...(^_^;) 言ったら,「あぁどうぞどうぞ」みたいなことを言って解放してくれたのですが, あれは何と言っていたのだろう...

ちなみに, その写真に写っているデジタル時計がご覧になれるでしょうか. ご丁寧に,「秒」まで刻んでいます. 世界一時刻に正確と言われる日本の交通機関でも, 秒まである時計にはお目にかかれませんね. けれど, 中国ではなぜか秒まであります. でも, 地元の人に聞いても「秒単位で正確に運行されてるなんてあり得ない」とのこと. 中国では妙なところがこうして無意味にオーバークオリティです.
こうやって中国にまで来てしまうように, 私は最近, 中国の人々と一緒に仕事をしているのですが, こういうアンバランス加減が非常に心配だったり...

夜の天安門観光は特にクルマ関係の話題はないので省略です. とはいえ, 地元民 (?) がそうしているように, 道ばたに座って, 単に涼みついでに妻に電話してただけですが :-)
2005年08月12日
今日から短い夏休みです. というか, お盆休み (夏休みは別にあるという意味で) なんですが. 中国に行っていてまるまる 1 週間不在だったため, 仕事がたまっていてこのところ忙しかったので, blog 更新も滞っていたのですが, やっと時間が取れそうです.

という訳で久々の中国クルマ事情レポート, 5 回目になります. 今日は雑多なお話.

中国に行ってまずびっくりしたのは交通マナータクシーの乗り方というのは書きました.
もうひとつ, 目に付いたのが画像にあるように (おあつらえ向きに MAZDA 6 です (笑)), ナンバープレートがないクルマが結構走っていること. いずれも高級車に多い気がします. 外交官とか, 共産党幹部用? とかと思ったのですが, 現地の人に聞いて衝撃の事実が判明 (笑). さて, どうしてか, 判りますか?

なんと, 中国ではクルマは金を払ったらその場で持って (乗って) 帰るものなのだそうです. つまり, ほとんどが在庫車. 日本の中古車店よろしく, 新車がずらっとディーラーに並んでいるんだそうです. そのため, ディーラーはほとんどが郊外にしかなく, 都心部にはショウルームが一部あるだけ, とのこと. で, 新車でも中古車でも, 登録までは 2 週間程度の猶予があり, その間はナンバーなしで走って構わない. 手続きが面倒な人は, ディーラーに手数料を払って登録してもらい, 登録済みの状態で納車してもらう人もいるそうですが, あれだけナンバーなしで走っているところをみると, かなりの割合, その場で "お持ち帰り" しているのではないかと思います.
今回, 何としても中国のマツダディーラーを訪れてみたかったのですが, 北京市中心部だけで過ごしていたこともあり (天安門・天安門前広場と故宮をちょこっとだけは行ったものの, 万里の長城にも行けませんでした...), 行けずじまい. 今度はぜひ行ってみたいです.

さて, 当然のように中国は右側通行です. なので左ハンドル車. 右側通行は慣れないと歩行者でも危ないです. 地下鉄の駅で, その後バスに乗るのにどの出口に出ようかと考えて, つい反対車線側に出てしまうのはご愛敬(^_^; ですが, ぼーっと横断しようとすると, いきなり左からクルマが突進して来るのは恐怖です. まぁこれは中国に限りませんが.
しかも, アメリカなんかと同様に, ほとんどの場合, 右折は常に可能です. 従って, 交叉点を青信号で渡ろうとするときも, 途中までは左を, 後半は右側を見ながらでないと簡単に殺されてしまいます(~_~;; まして中国 (北京), マナーの悪いクルマがわんさかいますから, 気を付けていないとほんとにヤバいです.
ま, この点忘れずにいれば, 赤信号だろうが, 横断歩道がなかろうが, 自己責任で何でもありありなので, 完全に実力主義, 慣れればどうにかなるというか, 判りやすいというか, ある意味便利です :-)
……ただ, 酔って歩いていると, つい右から見てしまって, 恐いんです. こればかりは刷り込まれてますからね.

なお, 写真のように右折禁止の交叉点もたまにあります.

もうひとつ, 街中でびっくりするのは警官の多さ. これについては初回に既に書きましたが, 違反車両のレッカー移動も頻繁に行なわれているようですし, 白バイもそれなりの数います. クルマで走っていて見かけるのはたいてい交通警察ですが, 街中を歩いていると治安警察, 北京市巡視 (? こちらは警察というより軍隊っぽいのですが) といった別の制服を着た警官もいます.
街中も「公安」「警察」と書かれたパトカーが多く走っていたり, さりげなく停まっていたりします. ガイドブックには「人混みではスリに注意」とありましたが, これであれば, 街中でスリに遭っても, ちょっと声を出すだけでわらわらと警官が集まって来てくれそうな気配です.
現地の人に聞いて知ったのですが, 実はこれ以上に, 私服警官が街中にはかなりいるようです. 加えて, バスには全車両に私服警官が乗っているんだとか (公表はされていないが, 公然の秘密といったところらしい). ホテルでバスの乗り方を調べているとき,「バスで財布をすられた. そしたら, 知らない人が "これはお前の財布だろ? 取り返したから" と言って渡してくれた. 一緒にバスを降りて住所や名前を聞こうとしたが教えてくれず, 立ち去ってしまった...」という内容が書いてあるページがありました. それって, 私服警官だったんじゃないの? と思うんですが.
(ただし, "取り返した" だけでなぜ犯人を追わなかったのかは謎だけれど. かといって, 単なる一市民が, 危険を冒して人の財布をスリから取り戻したりもしないと思うし....)
北京オリンピック目指しての治安強化なのかも知れませんが, 旅行者にとってはよいことです.
2005年08月09日
さて, 中国は「紅旗」といった純国産車もありますが, 韓国の現代 (ヒュンダイ), シトロエン, VW あたりをよく見かけます. しかし, ほとんどが「国産車」です. と言うのも, 中国は未だ一応は社会主義国. 外国資本の参入は非常に難しく, 外資参入には現地資本との合弁という形を取るのが一般的です. 従って, 現代は「北京現代」, ホンダは「東風本田」といったようにそれぞれ, 合弁会社が製造・販売しています.
(どうやら最近は, 紅旗にもアウディの資本が入っており, 純国産車ではなくなっているようです)
ちなみに, トヨタもクラウンや Vitz なんかを見かけましたが, (シトロエンや VW ほどには) あまり走っていませんでした. むしろホンダ車のほうが多いかな.


(お断り) 以下, Unicode の数値文字参照を使っている場所があるのですが, なぜか「」の「馬」の簡体字など, 手元の Internet Explorer/Opera では一部の文字が正しく表示出来ないようです). Mozilla/Netscape では問題ないのですが.

【追記 2009/01/01】その後の調査で,Microsoft Internet Explorer では,HTML ファイルのエンコードが Shift-JIS の場合,数値文字参照で Unicode 文字を埋め込むときは,対応フォントを明示的に指定してやらないといけないことが判りましたので対応しました.


さて, マツダ (中国語では「」.「」は「馬」の簡体字です. ふと思いましたが, "人馬一体" というキャッチコピーは向こうでは特にいいかもしれませんね (笑)) はどうでしょう. 結論から言えば, ファミリア (福美来, 323)・アテンザ (MAZDA 6) をよく見かけました. プレマシーも走っていました. 合弁会社は 2 社あり, 一汽 (右の写真の上側. エンブレムは簡略体になっていますが, 繁体字では「一汽轎車」.「轿车」は "乗用車" の意味のようです) と海南 (同下側) がマツダ車を売っています. 前者はアテンザ ( 6) だけのようです. 最近出来た会社なのかな? 後者がファミリア・プレマシーを販売しています.

と言う訳で前回紹介したフルスモーク車は, アテンザです. ワゴンは皆無で, セダンとスポーツが結構な数, 走っていました. なお, MPV・MX-5 (ロードスターですよね?) は純粋輸入車のようです.

アクセラが走っていることを楽しみにしていたのですが, 皆無でした. 自動車販売一覧を見ても存在していませんから, 本当にゼロのようです... がっかり.

ちなみに, 国産車扱いの合弁車でも値段は非常に高く, アテンザ 2.3L 版だと \200,000 前後ですから日本円で 300 万円くらい, 安いファミリア (323) でも \100,000 を越えています. "外車" MPV に至っては 36 万元, ロードスターだと 40 万元を越えています(~_~; 現地の人に言わせると, ある程度の会社の部長級くらいでないとクルマに乗れない, とのこと. まぁ, 確かにそんな感じのお値段です.
大卒初任給が 1,500~2,500 元くらいの中国なのですが (平均所得だと都市部でも 7,000 元前後, 農村部に至っては 2,000 元程度のようです), 何であんなに '高価な' クルマがたくさん走っているのか, 非常に疑問です. 夜, 都心部を歩いていると, 妙なエアロで決めた爆音車も走っているほど (運転は当然若者). 中国は奥が深い国のようです...
(ま, "VIP" という勘違いなクルマに乗っているのも何仕事してんだろうという若者だったりしますから, おんなじですかね?)


……ところで, この「海南」のエンブレム, 手に入るかなぁ? (^_^; "MAZDA" のところに "3" を付けて, "AXELA" を取り外してこれを装着すれば, なんちゃって中国仕様完成, か?! (^^;;
2005年08月08日
北京に降り立ち, 市内まで高速を使って移動しているときにまず目に付いたのはタクシーの奇妙な (?) 乗り方ともうひとつ, フルスモーク車 (ここでは運転席・助手席にもフィルムを貼っているという意味です) が多いということです. その暑さ故か, 目にするほとんどのクルマにフィルムが貼られていて, しかもフルスモーク車がほとんど (全部だったかな?!) です.
しかし, ご丁寧に, サイドミラー部分だけは三角窓よろしく, ちょこんと切られています. 写真のような感じ.

ただし, タクシーでは皆無です. タクシーの運転手に英語・中国語・漢字を駆使してやっと聞き出せたところによると, タクシーにフィルムを貼ることは禁止なのだそうです. よって, 貼ってあるのは自家用車だけ.
初回も書きましたが, マナーは悪いけれど交通法規は非常に守る中国国民. タクシーもその例外ではありません. 従って, フィルムを貼っているタクシーは皆無です. また例えば, 日本と同じように携帯電話の運転中の使用は禁止ですが, 特に監視の目が厳しい昼間は決して使おうとしません. 逆を言えば, 夜は使ってるドライバーもいましたが :-)
あるとき, 中国人との待ち合わせで北京市郊外へ行く必要があり, ホテルのフロントにその中国人からの電話に出てもらい,「ここへ行ってください」カードを記入してもらいました. しかし, "非常に入り組んだ判りづらい場所なので, 私が直接話をするから, タクシーに乗ったら運転手に携帯を貸して", とその中国人に言われたため, 交叉点で停まったのを見計らって電話し, 運転手に電話を渡そうとしました. しかし, 信号の向こう側にいる交通警察を指さして「出られる訳ねーだろ」みたいな風情(^^; 「あーそりゃそうだね」と日本語で言っていったん引っ込め, 別の渋滞で停まった場所でようやく話をしてもらえましたが, やはり相当気にしていたようです.

ところで, この画像のクルマ, 車種は何だか判りますか? 衝撃の事実 (?) は次回紹介します.
2005年08月07日
高速道路で市内へ向かっていて, まず気付いたのはタクシーが「変」だということです. タクシーに, 乗客と思われる人が 1 人しか乗っていないのに, なぜか助手席に乗っているんです. 回送での個人利用? それにしては, 半数以上がそうです.
後で現地に住んでいる中国人に聞いて判ったことですが, 中国では助手席が一番の「上席」なんだそうです. 例えば, 上司とふたりで乗るときはかならず上司を助手席に乗せる. 下っ端が (広~い) 後部席です. 実際私も, ホテルまで送って行けと, 案内係として同行してくれた若い中国人に, 助手席に押し込められ窮屈な思いをしました(^^; このため, 北京のタクシーでは写真のように, 運転席周りが頑丈な鉄パイプで囲われていることもあります.
最近は, 欧米流 (?) も浸透して来ていて, 1 人で乗っても後ろに乗る人も多いようです. そのせいか, 1 人で乗るときに後ろに乗っても, 運転手は別に気にしないそうです. なので私は常に後ろに乗ってました.
ちなみに, 助手席に乗った場合は, 運転手と色々おしゃべりしながら走るのもふつうなようです. タクシーに乗っているとき, 隣のタクシーをふと見ると, そんな光景がよく目に入りました.
(まさか, 遠回りしたしないとかでもめているのではないと思います(^^;)

初乗りは \10 (RMB). \1.2 のと \1.6 のタクシーとがあり, \1.2 のは初乗りは確か 4km まで. \1.6 のは 3km まで. 以降, 1km 毎 (?) に \1.2 もしくは \1.6 が加算されます. ただし, \1.2/\1.6 ずつ加算といっても, \1 未満は四捨五入のようで, 請求は常に元単位です. それとどうやら, \2.0 という大型タクシーがあるようですが, 見かけませんでした.
\1.2 タクシーはぼろくてエアコンなし, \1.6 のはエアコンありです. 前者はダイハツシャレード, 後者は韓国の現代 (北京現代), VW パサート (?), シトロエンなどが主力です. 北京現代のは乗り心地もよく, お薦め. 北京市中心部から外れまで行っても \30 (日本円で \450) くらい, 北京市内から空港まで 50 分くらい乗っても \50 だそうですから, この点から言っても \1.6 タクシーに乗るのがお薦めです. \1.2 タクシーだと夏の間は当然窓を全開で走りますが, 降りるころには髪の毛が排ガス臭くなっていること必至です(~_~;;
(写真は 2 枚とも \1.6 のもの. 真ん中がご存じシトロエン, 下は韓国の北京現代. \1.2 のは写真を撮り忘れました. 主に車体が赤いタクシーが \1.2 のようです)

なお, 客の乗り降りが禁止されている区間が非常に多くあるようです. 交叉点から何メートルとかで決まっているのか, 区間毎に決まっているのかは判らなかったのですが, 例えば有名な天安門前はその区間はすべて乗降禁止. なので, ここで停めて! と言ってもしばらく走られてしまいますが, これは別にボッている訳ではないようです. ガイドブックや Web で調べると, メーターを倒さないで走ったり, わざと遠回りをするタクシーもあるので要注意, と載っているのですが, 私が乗った限りではそんなことはありませんでした. むしろ, 降りる数十メートル前でメーターを戻すのがふつうです.
ちなみに, 市内の主要道路はすべからく「側道」が完備されています. この点, 日本よりはるかにきちんと整備されています. タクシーに乗るのは側道からになりますが, メーターを上げるのは側道から出た時点ということもありました.

また, 一度だけ, 結構遅い時間にホテルに戻ろうとしたとき, ホテルへの道が大渋滞で, 左折でしばらく動かなかった後,「この先曲がっても混んでてどうなるか判らんから, 遠回りになるけどいったん U ターンして, 向こうから行くよ」みたいなことを説明されたこともありましたが, このようにきちんと説明してくれる良心的タクシーのほうが多く, おしなべて, 問題ないと思います. また, "領収書" の意味の「発票 (ふぁーぴょう)」という中国語を一生懸命覚えて行ったのですが, これも問題なし. 請求しなくても, 外国人と判るときちんと出してくれます. 中国のタクシーはメーターのところにレシート装置が組み込まれているので, メーターで賃走さえしていれば問題ないです.
ただし, 運転マナーは相変わらずです. 道が混んでいると見るや, 側道を爆走したりもします (笑). でも, 本当はそれは違反なのか, そうしたクルマはあまりいないのも不思議なんですが.
また, 北京市内は日本がかつて真似をしたように, 故宮を中心とした碁盤の目状の街作りになっているので, 東西南北さえ抑えれば, どちらに向かって走っているかは簡単に判ります. ですから, 特に地図を持っていれば遠回りしているかはすぐに判って, ぼられる心配はないと思います. クルマ好きなら特に, 地図を購入してそれを見ながら乗るのがお薦め. 私は滞在何日目かに, 北京地図帳なる地図を買いました (\15).

ただし, 運転手はほとんど英語を理解してくれません. ホテルでくれる,「ここへ行ってください」カード (自分で目的地を書き込んで運転手に見せて使う. 裏はホテルの場所が中国語・英語で書いてあって, ホテルへ帰り着けるという訳) を見せると「O.K, O.K!」と言う運転手がいたので英語でその後話しかけても「ぷーとん (判らない)」の連発でがっかり(^^;

なお, 中国では運転手が客を乗せて走っているときに飲み物を飲んだり, 食べたりするのはごくふつうのことのようです. 朝乗ると, まんじゅう (中国式ではごくふつうにご飯代わりに食べるようです) を食べていたり, "鮮の毎日" という訳判らん日本語 (?) の商品名が付いたジュースを飲んでいたりします.
ちなみに, 中国では「の」を付ければ日本語なんだと思っているようで, 「優の良品」という店 (お菓子屋?) もあったりします. 日本で眉をひそめてる英語圏の人も多いのでしょうが, きっとそれと同じなんでしょう(^^;;

タクシーの捕まえ方は日本と同じです. タクシープールもあるのですが, まず停まってません(^^; また, うじゃうじゃタクシーが走っている & 現地の人 (特に若者) に言わせると非常に高いのでまず乗らないという割には捕まえるのが大変です. 特に繁華街で降りると, そのそばから次のお客が待ちかまえていることもしばしばです.


プロフィール
「いつもどおり。」
何シテル?   02/22 22:22
(2006.07 に "AXELA" からハンドルを変えました) アクセラならびにプジョー 206 CC に関するブログを中心に構成して行きます.AXEL...
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