車・自動車SNSみんカラ

2006年07月13日
さて本日は今回の旅行の主目的である, 中国のマツダディーラーへ. はてさて, 本当に行けるのか? 行けたとしてもそこは LEXUS 以上の敷居の高さで, 例えば中国の身分証を見せないと入れなかったりはしないのか? そこまで行かなくとも, 買う気さらさらゼロな日本人と判っただけで追い返されたりしないのか?! まぁ色々と不安は尽きない訳ですが, 中国に来てはや 5 日, 1 台も Mazda 3 を見ていない以上, 行くしかないです.
事前に調べておいたこのサイトから, よさそうな販売店を探します. 今いるホテルは海淀区というところで, 京都にたとえれば市内左上の金閣寺や仁和寺近辺といったところ. 残念ながらこのあたりにはめぼしい販売店が見つかりません. せっかく行くなら多少交通費がかかっても確実なところということで, 豊台区という北京の南の外れ, 先ほど同様京都市にたとえれば京都南 IC といった位置にあるこのディーラーを目指すことにしました.
ホテル前から出ているトローリーバスがこの近辺まで行っていたことが後で判ったのですが, そもそも「北京市豊台区南四環中路20号」という住所だけしか判らず, 手持ちの地図からは場所不明 (前に書いたように, 中国人ははっきり言って地図を書くのがヘタ過ぎます. たまに地図が書かれた販売店があっても, まったくそれがどこか判りません).
そのため, 素直に地元タクシーの助けを借りることにしました. 運転手に場所と電話番号をメモした紙を見せると, O.K. とのこと (ま, 南四環くらいはどんな運転手でも判るでしょうからね...). が, 走り始めてすぐ, そのメモした番号に電話してます(^^; 1 分ほどの通話で話はついた模様. 電話に出たということは, 今日は平日ですが定休日ではないということですね. ほっ. 目的地がセットされた運転手によって, がしがしメーターが上がりまくってタクシーは走ります. 30 分ほど走って着いたのは大紅門橋近くの恐らくここ. マツダ以外にもプジョー, ルノー, ニッサンも店を構えている広大なエリアです.
マツダは左奥に「一汽轿车」と「海南」とが仲良く並んでいます. 日本で言えば「マツダ店」と「アンフィニ店」とが並んでいるようなものですね.
タクシーの運転手が「帰りはどうするのか? タクシーなんて来ないから, 俺が待ってる」と言っているようなので待っていてもらうことに. 北京のタクシーって時間・距離併用制なのかな? まぁいいか.

とりあえず店に入ってみました. 北海道にあるような, 広い店作り. Mazda 3 の大きなポスター類はあちこちにありますが, Mazda 6 が 3 台並んでいるだけで Mazda 3 はありません. やば, 若いセールスのおにーさんが商談を中断して寄って来ます.
「Mazda 3 を見に来た. Mazda 3 はある? あ, でも買えないけど」
と英語で伝えたら「英語判んねぇよ」と頼りない返事(^^; 無理矢理連れて来た妻は, ここでは中国語への通訳を拒否していたので(~_~; しゃーないので英語と超カタコトの私の中国語で意思疎通継続. ここに限らず, それなりに学歴がありそうな若い人でも英語がほとんど通じないのには驚きました. 日本で私の周囲にいる中国人は日本語だけでなく英語が超優秀なのがふつうだったので...

結果的に, 彼は何のために私がここへ来たのかは判らなかった模様ですが, カタログは無料だから持って行ってよし, 店内で写真撮影は O.K., Mazda 3 は例の生産中止が継続しており展示車も在庫もなし, との意思疎通には成功.
買う気はないことはとりあえず通じたようで, おにーさんはすぐに元の商談へ戻って行きました.

驚いたのは, 日本のディーラーと同じように子供の遊びコーナーがあったこと. ホテルを出るとき子供が,「マツダで遊ぶ!」と言ったので, いやいやそんなもん中国にはないよ... と言っておいたのですが, 見事にいい方に裏切られました. Play コーナーをめざとく見つけた子供は早速ブランコで遊んでます.

ひととおり店内を見て回った後は外へ. 以前も書きましたが, 中国では契約は在庫車から選んで行ない, 契約成立するとその場で「お持ち帰り」するのがふつうだそうです. ということはお持ち帰り用の展示コーナーもあるはずです.
駐車場の向こう側にそれはありました. 延々並ぶファミリア・アテンザ. まるでオフ会状態です(^^; やはり値段的に売れる数が少ないのか, アテンザ (Mazda 6) はあまり数はありませんでした. 貴重な商品展示場ですから, もしかしたら入った途端に警報が鳴り響くとか, ガードマンが駆け寄って来るとかしたらどうしよう, と思っていましたがまったくもって没問題. ま, 在庫車も薄汚れていますがね(^^;
そんなこんなしていると Mazda 6 の試乗車が戻って来ました. 日本でも一部のディーラーがそうしているように,「試乗車」と書いてあります.

念のため, お隣の海南マツダも覗きましたが Mazda 3 はなし (こちらは扱い車種が違います).

再び店内に戻ってよくよく見てみると, 日本でもヤフオクなどでよく売られているスカッフプレートや, 私がこの間買ったものと同じところが作っていると思われる Mazda 6 のモデルカーなどが売っています.
モデルカーは RMB 398. Web 通販で買うより安いです. Mazda 3 もあったら, 赤はまだ持っていないので買って行こうと思ったのですが, 展示なし. また, AXELA の内側ドアハンドルに付けるメッキカバーも売っていましたが RMB 200 (\3,200) と全然安くないのでパス. おなじみの光るスカッフプレートもあったのには笑いました.


結局, Mazda 3/6 のカタログと, Mazda 生活なる「内部資料」と書かれたセールスマン向けと思われる小冊子数冊をゲットして, 30 分ほど滞在. 先ほどのおにーさんに礼を言って店を後にしました.

いやぁ, 中国来てよかったです (笑). ……あ, 結局 Mazda 3 の実物は見れていないのですが.
2006年07月12日
昨日の万里の長城疲れが取れないので(^^; 今日はほとんどどこへも行かずホテルで過ごす (ってまたカルフール行きましたが...). 夜は, ホテルのフロントで紹介してもらって「中国雑技団」のショウを見に行く.
大人 1 人 RMB 200 (\3,500), 子供 RMB 100. こちらの物価からしたらすっげー高い. てか総額 500 元なんて現金持ってねぇし(^^;;
(あくまでも紹介のためかカード払いや部屋付け不可で現金オンリーとのこと. 慌ててフロント前の ATM へ走りました...)

渡されたチケットには "Cirque du Soleil" って書いてあります. え? これって本当にあのシルク・ド・ソレイユなの? だったらもし日本で観たら 1 人 1 万円近くしそうですから, ひじょーに安い. でもこのチケット, 何か怪しい...
行ってみたらやはり単なる「中国雑技団」でした. さすが, 著作権とか商標・意匠権なんて意識のない中国です(;´Д`)

私が観に行ったのはここで書かれているのと同じものだと思います. 場所は地下鉄 2 号線 (環状線) の東四十条駅近くにある保利劇場から北へ 100m 行った「少年宮劇場」(?). チケットにも "the north direction 100 meters from poly plaza" なんて書いてあるのが泣かせます(^^; 19:30 からの開演だけど, 非常に渋滞するので 18:30 には出発しろとホテルで言われ, 18:30 前に出発. でもあっさり 18:45 到着. 北京市民は何かと「渋滞するから」と言いますが, 主要道路 (二環路~五環路は全部?) は全て立体交叉になっていて, はっきり言って東京の渋滞に較べたら大したことはありません :-)
ここでは北京京劇, アクロバットショウ, シルクドソレイユの 3 つが演じられているようで, 私が観たのはそのうちのアクロバットショウのようでした. この方の情報では私が観た VIP 席のすぐ後ろの列は 200 元. ということはホテルで紹介してもらっても特に手数料は上乗せされていないのですね. でも内容は今回観たほうが明らかにちゃちでした(^^;; 観客は安い席に台湾からの交流団と思われる高校生集団がいた他はまばら. 西洋人, 日本人も多少いました.

演目は:

(1) 多人数で帽子を次々と回すもの. 若い男性 10 名.
(2) 重ねたグラスを足の先や手の先に置いてくねくねと体勢を入れ替える曲技. 女性 1 名
(3) 足の先で傘や布を回すもの. 女性 1 名
(4) 何というか不明な, ひょうたん型 (?) のものを紐で操るもの. 若い女性 (中学生くらい?) 5 名くらい
(5) 輪のくぐり抜け. 若い男性 10 名くらい. (1) の出演者と同じかな.
(6) 紐の先にやはりひょうたん型のものが付いたものを回す, 新体操みたいなもの. 女性 5 名くらい.
(7) ピンポン球ショウ. 男性 1 名. これは地味過ぎ...
(8) 棒の上で腕 1 本で倒立 & 体勢入れ替え曲技. 女性 1 名
(9) 2 本の垂直な棒の上での出初め式のような演技. 若い男性 10 名くらい. (1) の出演者と同じかな.

でした. 19:15 に始まって途中 10 分休憩ありで 20:20 過ぎ, 1 時間で終了.
先ほど紹介した方は「撮影は黙認されているのでしょうか」と書いていますが, (恐らく, ホテルから連絡が行っていたため) 私を案内してくれた Sales & Excecutive manager 氏によると撮影 O.K. なのでご自由に, ということでした.
まさか撮影自由とは思わず一眼レフは持って行かなかったので, きちんとした写真が撮れず残念. さすが, 著作権フリーの国です(^^;
インターミッション中, DVD を出演者が売り歩いていましたが, 中国は PAL 方式なので買わず. ビデオを今回は持って行きませんでしたが, もし次回行く機会があればビデオ持参もいいかも.

地下鉄の駅が近くですが, ホテル最寄りの西直門駅からは再びバス or タクシーになってしまうので, 帰りもタクシーでホテルへ帰着. タクシー代は行き RMB 29, 帰りは RMB 26 でした. 結構な距離走っても \420 ですから, ついついタクシー使っちゃいますね... 地下鉄 & バスなら \130 なんですが :-)
2006年07月12日
昨年来たときにも中国のタクシー事情について書きましたが, 1 年後の今年, 大きく変わっていました. 街をあれだけ走っていた 1.2/1.6 元タクシーが見あたらないのです. 全て 2.0 になっています. 2.0 元タクシーというのは「紅旗」のような大型のみのはず. もしや... と思ったら, ここによると, 2006.05.20 に値上げされていたとのこと. 1.2 元タクシーは据え置きのようです. しかし, この時期はまだ北京市民にとって暑さ本番ではないのか, 2.0 元タクシーでもエアコンを入れずに窓全開で走っているのがかなりの割合. (旧) 1.2 と 1.6 タクシーの大きな違いは大きさもですが, この時期は何と言ってもエアコンの有無. 2.0 になった奴でもエアコンを入れずに走られるのならと 1.2 のタクシーを探しましたが見つけられませんでした. もしかして, 2.0 元に統一されてしまったか, 1.2 元タクシーは淘汰されてしまったのでしょうか?


もうひとつ, 自分的には大発見. ホテルから乗った北京現代のタクシー (2.0 のもの) はなぜかフルスモークでした. 北京の乗用車はほとんどがフルスモークになっていることを昨年書きました. しかし, タクシーはスモーク禁止だったはず. 規則が変わったのかと思って運転手に訊いたら, なんとボディ色が「黒」だとタクシーでもスモーク可なんだそうです.
北京の夏は (?) は, スモッグなのか黄砂なのか判りませんが, 晴れていてもどんよりと視界が悪く, 太陽を肉眼できちんと観察出来てしまえそうな日が多い. しかしそれでも十分に暑く, タクシーの後部座席は晴れているとサンルーム状態. 北京っ子が助手席が上等席と思うのもある意味無理ありません :-)
けれど, 黒いタクシーだとこのようにスモークフィルムを貼っている場合もあるので, 黒いタクシーを狙って乗るのがいいかもしれません.


画像はスモークの切れ目 (この部分は乗用車でもスモークフィルム貼付禁止) から覗く, 北京でポピュラーな色分けのタクシー. "北京出租" (北京タクシー) という文字と会社名がフロントドアのところに大きく書かれています. これは新 2.0 元で北京現代のクルマが多い. 乗り心地もよいし, お薦めです.
2006年07月11日
相変わらず帰りも下道. まっいいか... そのうちまた金を集め始める. 今度はかなり高額を集めてる. 前に座っていたおにーさんに通訳というか説明を頼む. 入場料が RMB 55/人だそうな. 明十三稜の入場料かな? しかし, 万里の長城でさんざんハッスルした子供は既にお昼寝中... それに, やばいっすよ. 今朝, \10,000 両替して RMB 683 を財布に入れたのに, 既に財布には RMB 200 くらいしかないよ. ここで RMB 110 払ったらかなり心細い. 妻と相談して, 明十三稜に以前来たことがある妻はバスで留守番して私だけ見に行くことに. おにーさんに「子供が寝ているので俺だけ行くと伝えてくれ」と頼んで RMB 55 支払い.
ガイドのおばさん (おねーさん?) が明らかに「困っちゃうのよね, 中国語も出来ないで乗って来るんだから. あんたは英語で話が出来るみたいだから, はぐれないようにちゃんと面倒見てね. 頼みますよ」みたいなことをおにーさんに言ってる :-)

さて, 着いたが本当にここが明十三稜? 何だか怪しい... そこは「九龍游楽園」なる遊園地でした(;´Д`)
まずは特特楽 科幻探検館なる場所へ. 怪しい, 怪し過ぎる... 案の定, 恐竜時代へ探査機でタイムスリップというストーリーのちゃちな CG を見せる場所でした. ディズニーランドのスターツアーズとかディズニーシーのストームライダーといったノリです. が, 安全基準なんて当然ないのか, シートベルトをして座るこの椅子, 相当前後します(~_~; TDR の倍以上は上下左右に揺れてます... 肝心のスクリーンは暗くて全然ダメ. けれど中国公民はきゃーきゃー言って楽しんでます. まっいいか...

次に連れて行かれたのは... 地上から竜宮へ旅するという趣向の It's a small world 風の乗り物, その名も地下竜宮... 一人でこれに乗るのはけっこー辛いものがあります (笑).
ま, 北京郊外の, この B 級遊園地に来るニホンジンなんてそうそういないでしょうから, 話のネタにはいいか... 臆病者の息子ゆえ, たぶんさっきの科幻探検館も, このゴンドラ系の乗り物も, もし来ていたら泣いたに違いありません. まっいいか...
しかしこの乗り物, 乗車 7 分後に竜宮に到着してから 9 分間, 延々と単なるトンネルを進みます. 壁には海の中の景色が描かれてはいるのですが, 完璧に消化試合という雰囲気. しかもその壁には泳ぐ魚の間に「環境と資源を守りましょう」みたいな標語が書かれていてさらに意味不明. 中国は標語があふれています. それにしてもこんなところにもこうした訓誡めいたものを書くとは...
ところでこれ, 後ろのゴンドラを見渡せる場所で見てみたら, 後ろはだーれもいません. どうやらこれ, ニホンジンはおろか, 中国公民も田舎の団体旅行客しか乗らないのでは... 宇宙有人飛行をする割にはこういうところで詰めが甘いのが中国ですな.
(と思ったら, 後で調べてみるとこの遊園地,「国家 AAAA 級」だそうです (笑). しかも, 本物の旅游バスもここをルートに含めているコースがあるようです... 恐ろしや中国公民)

さて最後. もうどうにでもなれという感じです (笑). 急流漂筏なる 4 人乗りの乗り物. これに一人で乗れというですか... (号泣
と思ったら, 同じツアーに参加している英語が出来るさっきのおにーさん家族が前に並んでいて, 一緒に乗る? とお誘いいただきました... 謝謝. おかげで, おにーさん, 妹さん, おかーさんとともに乗船. お礼に写真でも撮って後で画像送ろうと思ったのですが, ばしゃばしゃ水が降って来てカメラなんて出せませんがな(;´Д`)
はい, これで終了. 拷問のような一時間半でした (笑).

ちなみに, こちらの TV でやっていた & 翌日たまたま脇を通ったので知ったのですが, 北京歓楽谷なるディズニーランドもどきの遊園地が北京市中心部近くに今週開業したそうです. こちらは入場料 RMB 160 (\2,500) だそうな. 高過ぎ... でもこの北京九龍楽遊園, 運営的に今後やばいですよ. 既に絶叫マシーンなど, 動いてない乗り物もあったし.

さて, 本当に明十三稜行くのかなぁ... と思っているとまた金を集めてます. 入場料かな? でも小銭を集めてる感じ. 例のおにーさんに聞くと,「早く帰るための高速代を 1 人 RMB 2 ずつ集めるってさ」とな.
おいおい, 帰るって明十三稜はどうなったのよ? しかも高速代を集めるっていったい... あぁ遙かなり明十三稜. これが偽物観光バスクオリティなんですね (笑). でも周りの中国公民はうれしそうにみんな払ってます. 訳判りません (そういえばさっき, 何やら挙手してたんだよな... 「実は帰りの高速代は含まれていません. 渋滞する下道で帰るなら追加料金なし. 高速で帰るなら割り勘で一人 \2. どっちがいいですかー」「こうそく~」なんてやりとりだったに違いない... まっいいか...
右の画像は, 八達嶺高速十三陵出口付近ををかっとぶ本物の 919 路線バス.

てな訳で 17:00 過ぎに徳勝門バスプール到着. 英語の出来るおにーさんにお礼を言ってお別れ. その後, バスを探そうと思ったけれどちょうど帰宅ラッシュでバスは超混雑していて面倒なのでタクシーを拾ってホテルへ (RMB 16).


本日のツアーで払った総額 (自分で買った水等は除く) は結局 RMB 359. ホテルのツアーデスクや日本でも申し込めるツアーに較べたら 2 万円以上安いですね. 回りの乗客に聞いてみたところいずれも北京市民ではなく遠くからの旅行者. こうした北京おのぼりさんに紛れてのツアー, 別に何を強制的に買わされた訳でもなく, それなりに楽しかった気がします :-)


本日達成したもの
・世界遺産, 万里の長城見物

本日失ったもの
・ウーロン茶, ミネラルウォーター, お菓子類と,「地球の歩き方 北京」が入ったビニール袋
・知らない人の車には乗ってはいけないという心構え
・「地球の歩き方」に書かれていた, "偽旅游バスに注意" という一文を読んだ記憶
関連情報URL : http://www.nda.com.cn/
2006年07月11日
八达岭10:00 少し前になると, どこからともなく現れた赤い Fit に乗れとおじさんが言う. Fit は「京B」ナンバーのタクシーではない. どういうこと? 白タク?! 妻が言うには「これでバスを追いかけると即席カウンターのオヤジが言っている」とのこと (妻は私の英語力程度に中国語可. だから来たんですが...). なんじゃそりゃ...
だが, もう覚悟は決めているので乗る. 英語は通じないが, やはりこの Fit の運転手もバスに乗り換えるみたいなことを言っている. このままどっかの裏通りへ連れて行かれて, 身ぐるみはがされたりしない? 現金は RMB 500 くらい持ってるし, カメラ一式背負ってますがな... 何かあったときに少しは役立つでしょと走っている道を逐次把握.
徳勝門橋近くのバスプールで車が止まる. 徳勝門って, 八達嶺行の路線バス 919 系統が発車するバス停じゃん. まさか, 路線バスを紹介しただけじゃねぇだろうな?!

乗れと言われたのは手書きの「919 長城・十三稜」と書かれたプレートを出したバス. うぉっ, これって, 偽旅游バスどころか, 許可持ってるかどうかすら判らん観光バスっすよ... さぁ乗るぞっ (笑).

40 人弱の乗客 (私たちの他はすべて中国人) を乗せて発車. 八達嶺高速に乗る. 35 歳くらいと思われるねーちゃんがガイド. しゃべるしゃべる. 延々しゃべる. どこまでが説明でどこまでが解説で, どこまでがクイズなのか (クイズもしてるらしい) 全く把握出来ないまま進む. 妻もお手上げ.
あ, 本物の 919 バスが走ってるよ... などと思っているとすぐに高速を降りてしまう. どこかへ寄るのかと思ったら延々側道を走ってる. 単に高速代ケチってるだけじゃん(;´Д`)
そのうち停車. 北京十三稜的明皇なんとか宮 (明皇宮蝋像館?) という博物館らしい. 明十三稜 (明時代の墳墓) にはこの後寄るのかな? 入場料 RMB 40/人.
蝋人形が立ってるセットが 20 個くらいある, 明時代の歴史を説明した博物館でした. 駐車場を見ると, 本物の旅游バス (画像) も停まってる. ということはそんなに変なバスでもないのか. まっいいか...

と思った次に寄ったのは翡翠か何かの宝石屋(;´Д`) これって, よく聞く「土産物屋ばかりに連れて行くツアー」じゃないの?? でも買わなくても全然没問題らしい. まっいいか... てか, 万里の長城にはいつ着くのかな?

延々, 高速道路の側道を走る. たまに, 本物の旅游バスとか 919 路線バスが高速を走っているのが見える(~_~; あー, 遙かなり万里の長城....

そのうち, 「万里の長城では水がぼったくり価格だよー. うちなら RMB 2 だよー」と言ってるらしく, みんなが競ってミネラルウォーターを買ってる. 隣のおねーさんが買ったのを触らせてもらったらぬるい. てか, 出発前から運転手の脇に積み込んであった水だし, それ. 水はちょっとは持って来てるし, これなら冷えたのを長城で買ってもいいでしょ... と見送り.
そのうちまた金を集めてる. 意味が通じない. 前に座っていたおにーさんが "Can you speak English?". おおっ, やるじゃん!! 通訳してもらう. 長城での昼食代, RMB 15/人だそうな. 長城は有名観光地の割には飯を食う場所は少なくてしかも高いと聞く. その値段ならまっいいか... 2 人分払う (払ってない人も結構いた. どこで食べるのかな?).
程なく長城着. けどさっき,「八達嶺 13km」って高速に書いてあったんですが... ここってどー見ても八達嶺じゃないでしょ? 案の定, そこは「居庸関」. でもここも万里の長城には違いないです. まっいいか... 入場料 RMB 45.
チケットを買った後, バスガイドのおばさんになぜかチケットを奪われる. 大丈夫なのか? その後, 昼飯へ連れて行かれる. 案の定, 去年食べてまず過ぎた中国料理ですよ... 子供はくさーい, と言って全然食べず. ミネラルウォーターやカルフールで買ったウーロン茶を持って来ていたはずなのだが見あたらない. ホテルを出たときから妻が持っていたはず. どうやら, Fit にでも置き忘れたらしい... という訳で計算が外れて水が尽きているのを見計らったように子供が水を要求. 食堂へ行ったら買ってやると言ったのに売っておらず, ご機嫌も最悪. やべーよ. 私も半分くらいを水なしで何とか食べる (スープもあるのだが飲めたもんではない). 唯一, 酢豚っぽいのはそれなりの味だった. 昼飯を食い始めたらチケットを返された. 全員が昼飯代を払った訳ではないので, これで人数を確認していたらしい. ヒューマン依存系中国システムはよく判らん...
それにしても中国人 (てか北京人), よくこんなのを食べられますな... おかしいですよ(;_;

さてその後長城登山. その前に売店で水を調達. RMB 5. きちんと冷えてるし, 大したことないでしょ (王府井のホテル脇の汚い店で去年買ったとき RMB 4 だったし). 冷えた水のおかげで子供の機嫌もなおって一安心.

……万里の長城, いやぁ, 疲れました. ま, 登り始める前に, ぱさぱさ中国料理に負けてスプライト飲んだ私も馬鹿なんですが (笑). ばてばてです. 城楼がところどころにあるのですが, ひとつ分登るのがやっと.
でも今, デジカメ画像から確認すると, 登ったの時間は 30 分程度だったのかも. ともかく急階段の連続でばてました. 画像は引き返した地点です. 向こう側の山の尾根にも延々万里の長城.
いやぁ, 世界遺産か月から見える地球上の唯一の構造物だかなんだか知りませんが, こんなのを作ってしまう中国人って変です(;´Д`) それを見に来る中国人+私たちも変です...

この万里の長城,「端」は半端な場所には存在しませんのでどこまで行っても続いてます. なので観光するときもてきとーに引き返す必要があります (笑). 息子はもっと高いところへ行く~とがんばってますが, 親はすでにばててます(~_~; 集合時間も当然決まっているのでここで退散. 下りも結構恐いです... 足を踏み外したら蒲田行進曲どころの騒ぎじゃありませんよ. 降りる途中の売店でまた水を買って (RMB 5), その場で飲み干す.

そんなこんなで, なんとか集合時間前にバス駐車場へ到着. 隣の若者グループは「てっぺんまで行った」とのこと. こいつらどこまで行ったことやら... こちとら既に筋肉痛であります. こんなんで, 明十三稜行けるのだろうか...

ちなみに, 行ったのはここ (by Google Maps). 画面中央部に「日」の字状に見える構造物が長城. ここをぐるっと回るのがこの居庸関のコースのようです. 若者グループは本当にこれを全部制覇したのだろうか...


プロフィール
「いつもどおり。」
何シテル?   02/22 22:22
(2006.07 に "AXELA" からハンドルを変えました) アクセラならびにプジョー 206 CC に関するブログを中心に構成して行きます.AXEL...
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