車・自動車SNSみんカラ

2009年01月18日
本日は AXELA に給油.206 CC と AXELA は,ともに毎日使っていても 1 日あたりの走行距離が全然違うのに,なんだかいつも同じような時期に給油しているような気がします.

いつものように,月曜日にでも私が AXELA に乗って行って会社帰りに給油すればよいのですが,灯油を買う用事もあったので,久しぶりに自宅近くのスタンドへ.

航続距離 366.7km,給油量 47.85L,燃費 7.66km/L (i-cruising での燃費表示は 7.94km/L).給油単価 \107 (前回比 \+4/L).

何ですかこの燃費... (´・ω・`)  妻だけが運転するといつもこうです.
Posted at 2009/01/19 23:02:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | AXELA 給油記録
2009年01月16日
出勤時,会社の駐車場に着いたそのときに燃料警告灯点灯.ここまでの航続距離 398.7km,燃費 10.00km/L で燃料消費量の計算値は 39.87L (車両の燃費計の表示も 10.0L/100km だし,計算しやすい(^^;)

超寒いのでパスしたいけれど,安いところで給油したほうがやっぱりよいので,帰り道にいつものように寄り道して給油.航続距離 412.0km,給油量 25.00+20.79L で合計 45.79L.燃費 9.0km/L (車両の燃料計では先ほどと変わらず 10.00km/L のまま).給油単価 \103/L (前回比 \-2/L).
206CC としての給油では前回より \2 安ですが,その途中に AXELA に入れているので,実質的には変わらず.年末から変動なしですね... まぁ,ハイオクで消費税込み \110/L を切っていれば (レギュラーなら \100/L) 十分安いと思いますからどうでもいい気もしますが.

さて,今回の給油時でのガソリン使用量の計算値は 41.20L でしたが,なんと +4.59L の 45.79L も入ってしまいました... 今までと同じ,4 分間制限を避けるための 2 回に分けた給油で,やり方はあまり変わらないんだけどなぁ... 恐らく今回は,今まで入れ足らなかった分をすべて補ったと思われます.次回は,43L 前後できちんと燃料警告灯が点灯するはず.
Posted at 2009/01/17 18:50:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 206 CC 給油記録
2009年01月15日
まぁ毎度のことなのですが,年末年始に行った上海は今回も完全な個人手配旅行.加えて今回は杭州湾跨 (杭州湾海上大橋) と东海 (東海大橋) とを渡るという私の趣味の目的達成がメインでしたので,付き合ってらんねぇよという妻と別行動する可能性が十分にありました.携帯電話の便利さにどっぷりと浸かった生活を毎日送っていると,そうしたときに連絡が取れないのはちょっと心配です.ましてや最近は,家族間通話が無料になったので,ショッピングモールへ家族で買い物に行ったときなんかでもちょっと別行動しては「今どこにいる?」という電話を互いにしょっちゅうしています.海外の知らない土地であれば,気をつけていてもはぐれてしまうこともあるかも知れませんし余計に心配です.
今までは,出張のときは中国でも使える SoftBank (Vodafone) の携帯電話を持って行けば話が済みましたし,2 年前の北京旅行のときも,緊急の仕事があった場合にということで出張用の携帯電話を借り出して持って行きました.が今回は,その後仕事内容が変わってそれを借りる大義名分がなくなってしまってその手が使えない(^^; ため,中国でも使える GSM 携帯電話を国内であらかじめ購入して持って行きました.

買ったのは SIM ロックフリーの Nokia 1208 というエントリー機種.しょせん数日間ですし,どうせほとんど使わないでしょうから安い機種でよいはず.高い機種にしてしまったら,レンタルのほうが安いってことになりかねませんしね.でも,カラー液晶でないとあまりにも使いづらいかなということで,これにしました.\7,000 程度で国内でも入手可能です.
どの国で売られているものかを選べたので,中国語簡体字版にしました.簡体字サポートですがもちろん英語も使えます.ただ誤算だったのは,中国で使うからという意味ではなく,アドレス帳を漢字で入れたかったから簡体字版にしたのですが,(表示) 言語を英語に設定するとアドレス帳などでピンイン入力も出来なくなってしまうという仕様でした(;´Д`)  つまり,携帯電話の操作自体は英語表示で行なって,電話帳等は,アルファベットとピンインでの漢字入力をしたかったのですが,漢字を使いたければ表示も中国語にしなければいけないというタコな状態です(´・ω・`)  まぁ,安い機種だからしょうがないか... って,つい簡体字版を買ってしまいましたが,今思えばそういう目的であれば繁体字版のほうがよかったのかも?
(あ,でもピンインならば何となくそれっぽいものを入れたり,調べながら入れられるけれど,繁体字入力は注音符号というのを使うらしいので無理かな...)

事前調査した結果,SIM は中国移通信 (中国移動通信,China Mobile) の神州行というプリペイドカードを使用することにしました.中国移通信は固定電話もやっていた中国電信から分割された会社だそうで,さしずめ NTT DoCoMo といったところでしょうか.この SIM カードは国内でもいくつかの業者が \3,000 程度で売っています.以前は月額の基本料金ゼロで使える (その分,多少通話料金が高い) プランもあったようですが,現在はどのプランも基本料金が毎月必要なものしかないようです.買ったこれは基本料金が \16/月 (≒\220) のもので,通話料は非常に安く,上海市内だと 1 分あたりわずか \0.13 (≒\1.8) です.国際電話も IP 電話経由とすれば 1 分 \1 (≒\13.5) と非常に安くかけることが出来ます.しかも,中国では通常は必要な着信料がこの SIM だと無料です.
あらかじめ調べた範囲では,この SIM は \100 (≒\1400) で売られているもので,このうち通話に使えるチャージが \50 分とのことでした.しかし,実際に買うときに説明を受けたら,売値は \120 (≒\1,600) で,チャージされているのは \75 (≒\1,000) 分とのこと.売値の差額 \20 は店の手数料 (儲け) なのか,これはチャージが多いタイプなので元もとの価格も高いものなのかは判りませんでした.どうせ短い滞在だし,そんなには使わないので,私としては \50 分のチャージのを \100 で買えた方がよかったのですが.
SIM はコンビニなどどこでも買えるとのことなので,今回は国内では買わず,ホテルの裏手で見つけたタバコ屋で購入しました.初め,\75 が通話に使えるチャージだという説明が判らず売り値だと勘違いして,\100 と聞いていたのに安いなと思ったのですが実は販売価格が \120 で,\75 分の初期残高があるということが判明.元もと \100 のものでしょと値切ってみたけれど \120 以下にはならないということでその値段で買いました.もしかすると,中国移の営業所などでは \100 で買えたのかも知れません.
北京・上海とも,あちこちのタバコ屋で,このように飲み物・プリペイド携帯の SIM・充値 (プリペイド携帯のチャージ用カード) などを売っています.ここを見つける前に,コンビニに寄って訊いてみたのですが売っていないとのこと.充値の紙は張られていたので,コンビニではチャージカードのみで,SIM は売っていないところも多いのかも知れません.

そのタバコ屋のすぐ近くに,携帯電話屋がたくさん入ったビルがありました.3 階までが店舗で,1 階はほとんどが携帯電話屋です (ちなみに,昨日紹介したメイド喫茶はこのビルの 2 階で発見しました).
てっきり,こうした携帯電話ショップで SIM カードも売っているのかと思ったのですが,電話機のみの販売で (修理受け付けしているところはあり) SIM は扱っていませんでした (そこの店のひとつで,そのタバコ屋を教えてもらったのですけれど).
今回は送料込み \7,000 くらいで買った 1208 ですが,現地だともっと安いのであれば妻の分としてもう 1 台買おうとそれらの店も覗いてみました.しかし最低でも \900 (≒\12,000) くらいはするものばかりで,激安携帯は少なくとも新品では存在しないようです... ちなみに,BlackBerry がここでもかなり人気のようです.

さて,タバコ屋の話に戻ります.店のオヤジにこれをくれ,と言うと,ぎっしりと電話番号が書かれた短冊状の紙を見せられます (その上の方に確かに売価 \120 と書いてありました).好きな電話番号を選べってことですな.後で書くように,どうせすぐに有効期限が切れてしまって使えなくなるので何でもいいし,ざっと見た感じやはりぞろ目やキリ番などはありませんでしたから,中国人が好むという 8 が出来るだけ含まれる番号を適当に選択.すると,カウンターの下からごっそりと SIM カードの袋を出して該当のものを探していました.
プリペイド SIM の小袋の中身はこうなっています.SIM カードがついたカードと暗証番号が書かれた紙のカード,約款,そしてサービス案内がなぜか同じものが 2 枚入っていました.

さて,こちらが中国人ではないと判ったからだと思いますが,まずオヤジの携帯電話にその SIM を入れて開通作業.その後,何も言わなくとも国際電話・IP 電話の申し込みもしてくれました.それぞれ,特定のコマンドを短信 (ショートメール,SMS) で所定の番号に送るだけです.この方法も一応調べて行きましたが,頼みもしてないのにやってくれてしまったのでそれはそれで助かりました.その後,国番号一覧が載っている手帳をオヤジが取り出して,「お前は何人だ?」「日本人」「じゃぁ,81 だから,日本へは 12593-00-81 の後に電話番号だ」とわざわざ教えてくれて,オヤジの電話から SIM を外して受け取り.というか,私が持っていた Nokia 1208 を奪い取って装着もしてくれて完了.いやぁ,何だか知らないけれど,至れり尽くせりなオヤジです :-)
\75 分使えるというのがちょっと信用出来なくて,ホテルに帰ってすぐ,中国移のカスタマーセンターである 10086 に電話して残高を確認してみたのですが,確かに \74 ちょっとの残高がありました (オヤジが送信した短信はすべて 10086 宛てですが,恐らくこれにも通話料がかかったのでしょう).試しに日本の親父に数分電話して (「あー,前に言ったように今上海なんだけど,電話番号これで,かけ方はこうこうだから」ってのを,IP 経由ゆえ雑音の多い電話で話をしたら,まるで振り込め詐欺みたいでしたけれど (笑)),その後再度残高を確認してもまだ \70 以上ありましたので確かに安いお値段でかけられたようです.出発前に,念のため予約の確認をと思って,日本から KDDI の国際電話サービスを使ってホテルに電話したのですが,そのときの数分の通話料は割引前で \400 強,割引されても \250 くらいでした.それに較べると中国からの電話は圧倒的に安いです.
結局,滞在中に \75 分を使い切れませんでしたので,これだったら国際電話は音質重視でふつうにかけた方がよかったかも知れません.また,事前に調べたソースによっては,国際電話の発信のためには \200 以上の残高がないといけないと書いてあるものもあったのですが,必要ないようですね...
ちなみに,10086 をかけると音声案内が流れ,それは中国語か英語だけですが,その後,日本語を話せるオペレーターとの通話も選べるので何の問題もありません.

ちなみに,今回使ったこの「神州行」というプリペイド SIM のネーミングにある「神州」は中国を指すそうです.神の国ですか... ふうむ.で,「神州行」は「中国全土に行ける (中国どこにでもつながる・どこででも使える)」といった意味のようです.確かに上海以外でも (香港以外なら) 使えるのですが,上海以外だと通話料が割高になります.冒頭に書いたように,中国の電話会社は固定・携帯で分割されただけで,地域ごとに分割されていないはずですが,なぜ地域ごとにカードがあるのかは判りません.
なお,上の画像の SIM カードは,19 インチ液晶ディスプレイ (横幅 375mm) だとほぼ原寸大です.このスキンヘッドのおやじ様は葛尤というコメディー系の俳優だそうです.地下鉄の駅に出ていた飲み物の広告にも出ていました.

神州行にもいくつかの種類があるようですが,今回買ったものが比較的ポピュラーなもののようですのでこれを選択しました.これは月額 \16 の基本料金がかかります.12 月中に残高がさほど減っていなかったことを考えると,登録月は無料なのでしょうかね.残高がゼロになるか,残高があっても初期有効期限である 90 日後にはこの電話番号は二度と使えなくなりますが,残高があるうちにチャージしておけば有効期限が延長されます.例えば \50 をチャージすると 90 日延長され,最大だと \300 のチャージで 360 日の延長となり,複数回チャージすることで最大 2 年 (初期有効期限を含め 2 年 3 か月?) まで有効期限を延ばせるようです.
今回はせいぜい \20 分程度しか使っていないと思うので,今は 1 月分の基本料金 \16 が引き落とされているとすると現在の残高は \40 を切ったあたり.3 月には有効期限も来るし,\16 の基本料金が毎月引かれて,残高もちょうどなくなっていずれにせよ使えなくなります.よっぽどの良番であれば \300 をチャージして有効期限 2 年間延ばしてもよいですが,それほどのことではないし,以前やっていた中国との仕事はもうやめたため,2 年以内にまた中国に行くかどうか微妙ですので,今回は放置しました.現地の人にあげて喜ばれるようなもんでもないですしね.

ということで,今回は電話機代 \7,000 がかかりましたが,以降は渡航のたびに同様に \1,600 程度でプリペイド SIM を買えばその渡航期間くらいは通話料を気にせず使えるということになります.これならばレンタルするよりも安いですね.SoftBank や au から出ている,海外でもそのまま使える GSM/CDMA デュアルバンド機をふだん使っているのなら,それがそのまま使えます.ただしそれらは SIM ロックされているものばかりなので,今回買ったような現地の SIM は使えず,海外では国際ローミング扱いになってしまうので通話料は割高にはなります.けれど今回の私のようにほとんど通話しないのであれば,それでも大した金額にはならなくて手間もかからないので一番なのですけれど.次回の海外旅行までにそうした機種に変更するかもこれまた微妙です...
前に北京に行ったときはほとんど目にしませんでしたが,今回は虹 (虹橋国際空港) で荷物を待っている間,何人もの日本人が持っているケータイに電源を入れて電話しているのを見かけました.皆さん,現地で使えるケータイを結構持って行っているようです.

中国での電話をどうしようと考え始めたとき,一度電話番号を取得すると (SIM を買うと) 月額基本料ゼロで有効期限もなしというモベルの携帯電話にしようかと思ったのですが,携帯電話自体もさほど安くないし,月額基本料がない分,何しろ通話料が非常に高い.さらには,モベルはイギリスの企業なのでイギリスで使う分にはそれなりにリーズナブルだと思いますが,それ以外の国では国際ローミング扱いのため通話料が高くなります.しかもこの携帯電話は SIM ロックフリーがふつうな GSM 携帯電話にもかかわらず SIM ロックされていて,通話料が高いそのモベルの SIM でしか使えません.今回の,マッサージ屋への市内通話数回,日本への国際電話数分,市内からの受信1回程度でも合計 \2,000 ちょっとの通話料金がかかったと思われます.神州行は \1,600 でしたから,今回のような使い方なら結果的にモベルのでもさほど違いませんでした.
買うときにかなり迷ったのですが,以前から SIM ロックフリーの電話機を一度使ってみたいと思っていたので,今回はこのような SIM ロックフリーの GSM 携帯,Nokia 1208 と現地のプリペイド SIM という組み合わせとしました.
ところで,私の勤め先には,勤続年数の節目ごとにもらえる長期休暇があって,あと 2,3 年後にやって来る節目の年には 10 日間の特別休暇となります (従って,分割しなければ最低でも 16 連休!).このときはぜひ国際免許を持ってアメリカに行って,レンタカーでポンチャートレイン湖コーズウェイと,アメリカ国道 1 号線でマイアミからキーウェストまでを走ってみたいと思っています.そのときもケータイを用意したいけれど,今回買った Nokia 1208 は残念ながら 900/1800MHz のデュアルバンド機なので,850/1900MHz のアメリカでは使えないんだよなぁ... やっぱりちょっと高くてもトライバンドもしくはクワッドバンド機にしておけばよかったかな (あるいは,上記のモベルのなら送料込み \7,680 で 900/1800/1900MHz トライバンド対応機が買えたのですが).
まぁ,2 年先であれば,クワッドバンド機なり,850/1900MHz 対応のもっと使い易い電話機なりがお安く買えることに期待しましょう.
2009年01月14日
イオン特注トミカです.

半年前にたまたま見つけて第 2 弾のアテンザの覆面を買ったときに存在を知ったのですが,第 1 弾のこれのほうが覆面っぽいし,ネットで調べたらコレクターの評判もよいようでした.その中で,売り切れていて買えないという声もちらほらあったので余計に気になっていたのですが,プジョーの帰りにジャスコに寄ったら,売っていたので捕獲.

これでこいつに捕獲されることはもうないでしょう... :-)


ちなみに,休みのうちに写真を撮る時間がなかったので,今度の土日にでも撮ろうと思っていたら,ガキが「早く写真を撮って自分に寄越せ」とうるさいので (写真を撮ったらあげるとの約束をしていたので...),予定を早めて撮らされました.白ボディは難しい... 今度買うクルマでも白はやめておこう (笑).
Posted at 2009/01/14 19:24:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミニカー
2009年01月13日
これまでに書かなかった,上海旅行での雑多なことをまとめて書きます.長文ですが,誰かが検索から後日このページにたどり着き,多少なりとも参考になることがあれば幸いかな,ということでご容赦ください.
なお,Unicode なら問題ないのですが,みんカラの HTML が Shift-JIS のため,以前も書いたように Microsoft Internet Explorer (MS-IE) 等のブラウザではこれまで書いた中国の簡体字が化けていました.今回調べた結果,個別にフォントを指定してやればよいということが判りましたので,過去記事を含めて修正してあります (もちろん,SimSun,PMingLiU などの中国語フォントが必要です).

 ホテルの話

今回は,楽天トラベルで検索して見つけたホテルに泊まりました.一方,長期出張者などをターゲットにしたサービスアパートメントも市内にそれなりの数あり,同じくらいの値段で 100m2くらいの広い部屋が借りられます.それらは,キッチンや洗濯機などもありますし,掃除やリネン交換などはホテル同様に行なわれるようで,滞在には便利そうです.しかし今回は,ただでさえ新年を春節で祝う中国での年末年始滞在ということで,それだとあまりにも正月気分を味わえないかもと思い,ホテルを選びました.が,結局ホテルに期待したのは傘を貸してもらったことくらいで,レストランを覗きもしませんでしたから,サービスアパートメントでよかったのかも :-)
それに,ホテルだとベッドルームに机と LAN コネクタとがあるため,妻が寝てからパソコンをいじっているのが不評でしたが,2LDK とかのサービスアパートメントなら恐らくそういうことはなかったと思いますし...
泊まった古象大酒店の部屋は 48m2 のリビング+ベッドルームの 2 部屋に分かれたタイプ (Business Suite) で,その構成で 48m2 だとちょっと狭いかなと思っていたのですがまったく問題なく,思ったより広く感じました.ただ,リビングに窓がない作りで暗いのと,ドアを開けるといきなりリビングで,廊下から丸見えというのはどうにかしてという感じでしたが(;´Д`)  (左の画像のリビングの写真は,廊下から撮っています...)
これで,ラックレート (正規のルームチャージ) は 1 泊 \2,820 (≒\38,000) だそうですが,Web サイトから予約するだけで半額以下の \1,100,楽天トラベルだと \1,033 でしたので,税金・サービス料が加算されても \1,326 (≒\18,000) と,家族 3 人で国内の同程度のホテルに滞在することを考えたら半分以下です.この物価差に加えて,まして年末年始で日本国内は最も高い期間ですから,燃油サーチャージを含めても,国内旅行よりずっと安く,お得感 MAX という感じです:-)

設備は,テレビも 2 つあり,NHK 国際放送もきれいに映るし,用意されているアメニティグッズも日本のふつうのリゾートホテルと変わりません.アイロンとアイロン台まで用意されているのにはびっくりしましたが.Ineternet も国内のホテルでよく見られる,一番初めだけ認証 (申し込み) が必要な方式で接続性も問題なし.速度もストレスは特に感じず,測りませんでしたが数 Mbps は出ていたと思います.また,前回の北京出張のときには Wikipedia など,いくつかのサイトがつながらなかったのですが,今回はどこも問題なし.オリンピックを機に検閲を緩めたのか,北京市と上海市の政策の違いなのか,それとも前回泊まったホテルの環境がたまたまおかしかったのか,判らないのですけれど.
バスルームもシャワーブースが独立しているタイプで広いです.温水便座でないことだけがこの部屋の唯一の不満点だったかも.お湯の出も問題なく,こーんな感じできれいな緑色の水が出て来ます(;´Д`)  まぁ,茶色とか黄色よりは気分的にはマシですな.ミネラルウォーターは人数分毎日置かれますので,歯磨きを含め飲料水には問題なしです.
一度,妻が私の携帯電話へ部屋から電話をしましたが,請求された電話代はわずか \0.25 (≒\3.4).いくら 1,2 分の通話とはいえ安過ぎです.元々通話料の安い中国ですが,施設利用料といった変な名目で高額な料金を請求しないのは素晴らしいことです (今は日本でもまともになっているのでしょうか? 携帯があればホテルの電話は不要ですので,もう 10 年以上ホテルの電話で外線なんてかけていませんから判らないのですが).
ただ,クリーニング代は,やはり日本の街中の店より高い値段でした.今回は特に靴下とか下着類は捨てて来られるものを選りすぐって持って行ったので :-)  持って行くときは少々重かったものの,クリーニングにもあまり出さずに済んだのでよかったのですが.

 町の風景

今回泊まったホテルは,南京路という歩行者天国の道から 1 つ隣で,その南京路にある世广 (世紀広場) というイベント広場を見下ろす立地です.南京路まで徒歩 1 分で,南京路沿いのマック (24 時間営業の店もあり)・吉野家などの日本と同じ味にありつけるファストフードショップ,Baleno というユニクロ風の北京でもたくさんあったショップ,地下鉄の駅なども徒歩圏内ですので,非常に便利な場所でした.
南京路とは反対側のホテル裏手にはマッサージ屋やコンビニがたくさんあり,買い物にも困りません.北京は中心部も郊外もコンビニはあまりありませんでしたが,上海はコンビニの激戦区で,ファミリーマート・ローソンの他,地場の系列が複数あり,規模は小さいものの日本と同様の品揃えです.前回家族で行った北京のホテルは市街地からは外れており (地下鉄の環状線の外でしたので,東京で言えば練馬とか足立あたりの風情.今回は銀座とか新宿といった繁華街です) 不便だったのですが,今回はその点,何かと便利でした.昨年夏から中国全土でレジ袋の無料提供禁止が義務化されたそうで,買い物をすると最後に「レジ袋は要るか?」と訊かれます (たぶんそう言ってる (笑)).初めは意味が判らなかったり,あーまた忘れたよと毎回買っていた (店やたぶん大きさによって違いますが \0.2 (≒\3) 程度) のですが,後半はすかさず,要らんと言えるようになりました.まぁ,しょせん \3 ですから入れてもらってもよいんですけれど.
初日に行ったマッサージ屋はホテルから遠かったので,その後近辺の店へマッサージに妻と私で合計 3 回行きましたが,歩いて行ける距離にたくさんの店があってこれも便利.

中国に観光に行ってびっくりしたのは,店員が売り場で平然とご飯を食べていること.デパートの売り場でも,ショウケースの向こう側でむしゃむしゃお昼ご飯を食べているんです.まぁ,常識ってのは相対的なものであるのは判りますが,面子を重んじるという彼の国.その面子ってのも文化によって意味が違うんだなぁと実感します.
右の画像は,滞在 3 日目に杭州湾跨 (杭州湾海上大橋) を渡った後に昼食で寄った,嘉站 (嘉興駅) 前の食堂のレジ係のおねーさん.客の相手が終わるとさっと座ってその店で作っているラーメンを食べ始めたのが印象的で思わずスナイプ.この後,別のお客さんが来たらすくっと立ち,笑顔に戻ってまた接客していました.

今まで出張・観光でいずれも北京にしか行っておらず,今回初上海でしたが,ちょっと郊外に出るとこんな感じの住宅が多く立ち並んでいました.北京では少し市街地から離れてもアパート (マンション) しかなく,北京出身の中国人に訊いても「戸建ては農家だけ」だそうですが,上海では少し外れればふつうに一戸建てに住めるようです.
左の画像は,东海 (東海大橋) を渡った帰りに乗った,上海临港新城から龙阳路站 (龍陽路駅) へのバス,港快线 (龍港快線) で高速道路 (A2 路線) を走っているときに見た上市南区 (南匯区) 内の住宅地.こんな感じの派手な色合いの住宅が建ち並んでいて,3 階建ても結構あります.不思議なのはどれも (2 階建てか 3 階建てかという違いこそあれ) 断面が凸凹のない長方形をしていることと,どの家にも駐車場が見あたらないこと.あれだけのクルマ社会なのに,こういう戸建て住宅に 1 台もクルマが駐まっていないんです.嘉站へ行く列車の車窓から見えたこうした住宅地でもそうでした.いくら,1 家に 1 台しかクルマを持っていない家ばかりで,いずれも平日だったとはいえ,すべての家に 1 台もクルマが駐まっていないというのはおかしいです.何故なのでしょう...

初日は移動日で,結構朝早くからのスタートだったとはいえ,何せ空港内のホテルに泊まってからの出発だったため,ほとんどが飛行機に乗っているだけで全然疲れていませんから,私としては到着次第観光するつもりばりばりだったのに,子供が動きたがらなかったので,向こうで使うプリペイド式の携帯電話用の SIM を買うためホテルの近くをうろうろしていたら,こんな店を見つけました.そう,メイド喫茶です(^_^;  女僕と書いてメイドなんですね.「萌」というのをそのまま使っているのも笑えます.物価差がありますから,費用的には日本の 1/10 程度で入れるはずですのでよっぽど視察 :-) しようかと思ったのですが,やめときました.店内をちらと覗いたら,お客さん (若いにーちゃんたち) と Wii に興じてるようでした.いやー,何でもあるなー,中国.

北京では,やたらに知らない人同士,話をするなぁ (ちょっと判らないことがあると隣の人を捕まえてすぐに訊く) ということを感じましたが,上海ではさほどでもありませんでした.ただ今回,バスに乗ったときに知らない人から「このバスはどこ行き (どこ経由?) か」みたいなことをたぶん訊かれたのですが,こっちですらこれでいいのかと不安に思いつつ乗ってるのに知らねぇってば (笑).「不」(判らん) と答えてもまだ何か訊いてくる.そんなのを何回か繰り返してからはたと気付きました.ガイドブックに,客引きなどが寄って来たら「不」と言えと書いてあったのを鵜呑みにしていましたが,「判りません」と中国語で言っても,何かを尋ねられたときは,中国語が判らないのか,中国語は理解しているけれど答えが判らないのか曖昧なのかも知れません(^^;  今度からは「中国語が判らない」と答えることにしましょう...
で,それも典型例なのですが,こちらから問いかけたときも,こちらが単語だけでも中国語で言おうものなら,やたらに中国語でまくし立てて来ます.こっちはカタコトもいいところなんだから,身振りとか絵を描くとかしろよと思うんですが,それこそ不を連発してもダメ.最初から最後まで中国語です.ホテルとか空港以外でそれなりに英語を喋ってくれたのは,マッサージ屋まで乗ったタクシーの若い運転手だけでしたね... 日本で外国人から話し掛けられたら,「英語喋れないんだよなぁ」などと日本語でつぶやいても,伝わらないと判っている日本語で終始押し通すなんてことはしないと思うんですが,どうなんでしょう...
ちなみに私,どこにいても何故かよく道を訊かれます.おじさん・おばさんはもちろん,外国人にも.英語苦手なので困るんですけど... でもまさか,中国のバスの車内で訊かれるとは思いもしませんでした(~_~;  その彼はしばらくして諦めて,別の人に話し掛けて無視されてしました (笑).

 電車・列車・タクシー

北京に行ったときも完全なる個人手配旅行でしたから,万里の長城へどうやって行くかが問題でした.そのときも八达岭 (八達嶺) まで行く列車があるのは知っていたのですが,1 日 1 往復だけでしかも朝は 8:30 だか発という嫌がらせのようなダイヤで諦めました.そのため結局,白バスに乗るという得難い経験をしたのです.
(今調べたら,なんと动车组 (動車組,和諧号.新幹線型の電車です) が走っていて,2 時間毎の常識的なダイヤで 6 往復に増えていました(*゚ー゚)))
上海でも,地下鉄は日本ほどではありませんがたくさんの路線が走っていますし,気軽に乗れます.2 年前の北京には存在しなかった切符の自動販売機もあり,スムースに乗れます.
地下鉄 (左上) と上磁浮列 (リニアモーターカー) の切符 (左下),地下鉄やタクシー,バスなどに乗れる Suica ライクなプリペイドカード,上公共交通 (右上),そして高速道路の通行券 (右下) はいずれもこんな感じのプラスチックの磁気券.使い捨てじゃないんですね,エコです :-)
でも,ご覧のようにきたねーです (笑).それに,どこ行きの切符なのか,まったく判りませんし.

ちなみに,市街を走る路線バスでも日本同様の使い方で上公共交通が使えるようです.今回郊外で乗った 2 本のバスのうち,东海を往復する洋山专线 (洋山専線) のバスはさすがに無理でしたが,龙阳口站行きの高速 (?) バス,港快线では,切符売りのおばちゃんがハンディターミナルを持っていて,カードでの支払いが可能でした.カードで払っても,切符をきちんともぎって渡してくれました.いやぁ,中国でそんなものが存在するなんて正直びっくり.
でもこのおばちゃん,何を思ったか 3 枚も切符をくれました.子供は場所 (乗り物) によるようですが,年齢ではなく身長 120cm までは無料 (自己申告制ではなく,動かぬ証拠をクライテリアにするってところが,国民性をよく表しているような (笑)).ですから子供は無料で,私だけのはずなんですけど,何といい加減な... 心配になって,バスを降りてから,地下鉄の駅でカード履歴を確認したところ,1 名分しか引き落とされていなかったので安心しました (苦笑).

また,タクシーのカードリーダーは左の画像で判るでしょうか,こんなところに付いています.そう,メーター (空車表示) の裏です.空車のときはこれを立てておくと,空という緑色の表示が外から見えるようになります.乗車したらこれをぱたんと倒してメーター積算開始で,そのとき上になる部分にカードリーダーが入っているという訳です.結構考えています.
今回初めてタクシーに乗ったとき,どこにもカードリーダーらしきものが見あたらなかったので,一部の車両だけで導入されているのかと思っていたのですが,試しにカードを出してみたらすんなり受け取ってくれて,そんなところで「ぴっ」とされてびっくりしたという次第 :-)
タクシーの初乗りは上海市内は \11 (≒\150),嘉市では \7 でした.北京同様,助手席に乗っている人もいますが,観察した範囲では半々くらい.2 年前の北京では圧倒的に助手席でした.この違いは土地柄なのか,2 年の間に変容したのかは判りません.
車両はすべてフォルクスワーゲンサンタナ.それ以外は見ませんでした.サスが硬くて (単にヘタっているだけ?) どれも乗り心地が悪く,北京でよくみかけた北京現代のタクシーはよかったなぁと思うことしきり.また,真冬なのに暖房を付けていないばかりか,窓まで開けて走っていることも多数...

さて列車に話を戻します.客を拒むかのようなそうしたダイヤなど,列車は今回も結構難所でした.基本的に全車指定席なので,限られた人数しか乗れません.無茶苦茶かつまばらなダイヤがそれに輪をかけています.市街地にある取次所でも切符は買えるそうなので,事前に切符を買っておくのが無難でしょうね.でも,雨だったらやめとか,今日は疲れたのでやっぱり次の日にしよう,といった観光目的ではそうも行かない訳で... 私の場合,この時点でハードルかなり高し.今回,往路の切符はは無事買えましたが,ただでさえ 3 時間待ちだったのに,もし次の電車が取れなかったらと思うとぞっとします...
ちなみに,上南站で四苦八苦しながら切符を買っていたら (でも,帰りの嘉站も含め,窓口の係員は親切でした.言葉が出来ないと見るや,端末のディスプレイをこちらからも見えるように向けて,筆談も交え,逐一指さしながらこれか? これか? と確認しながら発券してくれました.中国でのこうした公共機関の係員のイメージだと,「言葉が出来ないならそんな面倒な奴には売らないよ」と邪魔者扱いされるかと思っていたので意外でした),つかつかと寄って来た若いねーちゃんが「杭州まで行きたいけど切符がない.もし持っていたら売ってくれないか」と聞いて来ました.英語で訊いてくるならともかく,片言の中国語で苦労してやり取りしている外人の家族連れに中国語でそう言うことを話し掛けて来るのもどうかと思いますが (笑),そうしたくなるくらいに現地人にとっても切符の入手には苦労するのでしょう.

列車の乗り降りも特殊 (というか,知らないんですがヨーロッパなどでもこんな感じ?).まず,上南站は駅の中でしたが,たいていはメインの駅舎とは別にある售票 (切符センター) で切符を買います.上站は外国人専用のセンターもある模様.また,窓口は一般の電車,新幹線,払い戻し窓口に分かれていて,それぞれのものしか扱っていないようです.退票 (払い戻し) 手数料は 20% だそうな.ちなみに,列車は全席指定のためか,子供でも料金が必要 (半額) です.
售票で切符を買ったら駅構内へ.空港よろしく X 線のチェックがあります.その後,北京站には改札はなく,ホームの上まで行けましたが,上海南站は改札があり,入鋏してもらって中へ.そこに待合室があるので (軟座 (軟席?) や,全席軟座扱いの动车组には専用待合室がありますのでそちらで) 改札開始まで待つことになります.待合室と駅の外へは切符を見せれば出入り自由でした.
改札開始は発車のどれくらい前から始まるのか判りませんが,発車 5 分前で締め切り.ホームへ降りるときに切符を見せてチェックされます.そして,ホームに停まっている各車両の前に立っている係員に再び切符を見せて (これで合計 3 回目.中国は,雇用確保のためかと思うくらいにこうした人力での業務が多いです.例えば地下鉄の改札が自動改札になったように,今後技術の導入に伴いどんどん無人化が進むはずですが,そのとき雇用は大丈夫なのか,余計な心配をしたくなるほどにあちこちに特に公共機関系の仕事には人が多いです.警察なんかも日本に較べるとはるかにたくさん町にいるし),当該の車両へ乗り込んでやっと着席です.どこぞで,「硬座は無法地帯なので,日本人が乗るなんて無謀な行為.軟座なら,中国人でも一定の生活レベルにある人しか乗れないし,外国人も多いので心配ないから,軟座ににすべき」という話も読んだのですが,少なくとも昼間の短距離利用ではまったく没问题でしたけどね.硬座はリクライニングせず,3+2 列のちょっと狭いシートでした.その名のとおり,木で出来たベンチみたいな座席かと心配していたのですがそれは杞憂.日本で走っている郊外型のボックスシート車両より座り心地はよいくらいです.軟座は 2+2 列でリクライニングするようです.
座席は車両番号と座席番号で指定されています.日本のように車両番号・列・位置方式ではないので,54 番とかと言われてもそれがどのあたりなのか,窓側なのか通路側なのか判らないのが不便です.彼らは何も疑問に思わないのでしょうか...
列車は,車両間の移動が出来ないように,鍵がかけられていました (地下鉄はもちろん,动车组と上磁浮列は移動自由でした).ただし,帰りに嘉站から乗ったときは,始発ではないためか,あるいは車両間の移動が出来る动车组だからか,車両毎の係員はいませんでした.

車内販売が結構頻繁に来ます.弁当が \20 (≒\270) だったかな.それ以外にも飲み物や果物なども売ってました.
駅に着いて列車を降りると,案内に従って進むと出站口 (降車専用出口) があります.嘉站のような地方駅は日本とさほど変わらない感じでしたが,上海站は明らかに乗車ルートとは分離されており,専用の通路を通って駅の外へ出ます.だから,乗車するとき以外はホームへの入口を閉めておけるんですね,なるほど.でも,乗り換えってどうやるんでしょうね... また外からぐるっと回るのかな?  嘉站では切符を回収されてしまいましたが,上站では何故か素通りさせてくれました.

という訳で,切符を買う難しさといい,乗り方・降り方といい,列車はまるで飛行機です.彼の地では列車はまだ特別な乗り物なんだなぁと感じます.

 両替をどうする?

自分の口座から現地通貨で引き出せるサービスをしている銀行に口座を持っているので,今まで北京に行ったときは,ふだん使っているキャッシュカードを使って ATM から引き出したり,持って行った日本円をホテルで両替したりしていました.空港の銀行での両替は明らかにレートが悪いので (特に日本国内) 使う気はゼロ.しかし,前者はよくよく調べてみると,4% もの手数料が発生していたので,例えば現在の 1 RMB=13.5 JPD 程度のレートで 1,000 元 (≒\13,500) を引き出すと,\540 もの手数料となってしまい,レートも 1 RMB=14.0 RMB 程度に悪化します.これなら,レートでは多少不利なホテルでの両替のほうが実はよっぽどましでした(;_;v
今回は出来るだけ安くということで,クレジットカードの現地キャッシングを使ってみました.PLUS ロゴ (もしくは国際提携 VISA ブランドのロゴ.Master 提携の場合は Cirrus です) のある ATM であれば,100・200・500・1,000 元といった決まった単位でしか引き出せないのが不便ではありますが,簡単に引き出すことが出来ます.ATM も街中にうじゃうじゃありますので問題なし.24 時間使えるものも多いです.
これまでは,同じ職場にいる中国人の同僚から数百元借りて中国へ行き,向こうにいる間に同じ金額を調達して帰国後に帰すということをしていたのですが,だいぶ慣れて来たし,その同僚が異動して別の職場になってしまったこともあって,今回は前回の余りの数十元だけを持って中国へ行きました.このため,到着直後に元を調達する必要があります.
(虹橋国際空港) に到着して,あらかじめ調べておいた ATM に行ったら平然と "Out of service" の表示... (-_-;  タクシー代がいくらかかるか判らないのでこりゃまずいぞと思ったものの,空港内には別の場所にも ATM があって,問題なく引き出せました.
キャッシングの利息を抑えるためと,中国元は帰国時に日本円に戻すのに制限がある (両替した金額の半分まで.また,両替したときの明細書が必要) と以前聞いていたので,500 元とか 1,000 元ずつちまちまと引き出していたのですが,そのせいで嘉站では PLUS 対応 ATM を探すのに 30 分以上苦労することになってしまいました(^_^;
ちなみに,私の使っているクレジットカードでは,海外のキャッシングでも利用後 2,3 日のうちには Web 上で履歴を確認出来るようになりました.Web 上でリボ払いに変更し,コンビニの ATM から返済することで利用日数を大幅に圧縮することが出来ます (リボ払いでないと ATM からの任意返済が出来ない).ただし,コンビニなどの提携 ATM では硬貨が使えないので,\1,000 未満はリボ払いのままで 1 か月程度の利用期間となってしまうのがちょっとすっきりしないところです.それでも,現地で結局 \3,000 引き出して,毎回違うももののレートは概ね 1 RMB=13.3 JPD 程度で合計 \39,872 となりました.以前の 1 RMB=15 JPD くらいで固定だった元は一応変動相場制になって高くなっていましたが,それを超える円高で,2 年前の旅行のときより少しお得なレートになっていますね.このまま 1 回払いで返すと利率は年 17.94% で利息は \559 になったようですが,帰国翌日に \39,000 返済したので,それまでの利息と端数の \872 の約 1 か月分の利息を合わせ,利息は \101 で済むようです.今までやっていたように,自分の銀行口座からキャッシュカードで引き出していたら \1,500 以上の手数料だった訳で,節約出来ました.ATM での返済をせずふつうに 1 回払いで返しても圧倒的にお得ですね.キャッシングは露骨に (?) 借金ですから,今まで避けていたのですが,海外の現地通貨調達のためには次回からも積極的に使うでしょう :-)

中国では,不思議といわゆる「ピン札」を手にする機会が多い気がします.100 元札は両替して入手するので当然と言えば当然ですが,それ以外のお札もピン札が結構お釣りで回って来ます.ただし,小額の 1 元・5 元といった札は超汚いのを渡されることがありますが (特にタクシーが選りすぐって(-_- 汚いのを渡して来る気がします.例えば 60 元の釣りで,大量に 50 元札を持っているのに,手持ちの札を全部 (?) 確認して,20 元札 2 枚と 10 元札,5 元札 2 枚なんて返し方をされることもあります.向こうで 1 分を急ぐという状況はありませんが,その無意味な行動に「いいからそこに見えるきれいな 50 元札をまず寄こせ」と何度言いたくなったことか... (でもそれを中国語で言えない (苦笑))).
前回は頻繁に見た毛沢東が描かれたのではない旧 1 元札や,2 元札,5 角 (0.5 元) 札は今回,一度も見なかった気がします.前に受け取ったときに残しておけばよかったかな.上の画像はそうして釣りとしてもらった各紙幣の新札.これ以外に毛沢東デザインの紙幣には 50 元札がありますが,今回は新札には巡り会わず.硬貨にはこれ以外に 5 分・2 分・1 分 (1 分は 10 角) があるようですが,見たことすらありません.今回初めて,ホテルでの支払い時に上記の \0.25 の電話料金により 5 分という分単位の請求が発生しましたが,カード払いなので 5 分通貨にはお目にかかれず...
前回は 100 元札を出すと露骨に嫌な顔をされたり,裏返したり透かしたり折ったり弾いたりしてしつこく確認されましたが,今回はどこでも比較的すんなり受け取ってくれていました.……が,帰国直後に HD90 から始まる番号の,精巧な偽札が出回っているとのニュースが飛び込んで来ましたね.春節の帰省ラッシュで混雑している今,上海ではみんなでまたしつこく 100 元札を確認しているかも知れません.

さて,お金の話をしたところで思い出しましたので,長くなりましたが最後に領収書の話を少し.
初めて中国に行ったのは出張でのことだったので,当然,タクシー等での移動はもちろん,会社に経費請求出来る食事代にも領収書が必要です.このため,票という単語を同僚の中国人に教えてもらって,この発音だけは完璧に出来るように練習しました :-)  そのせいもあるし,後の自分の記録のためにもレシート・領収書はもらうようにしているのですが,中国ではタクシー以外,領収書は少し変です.
まず,滅多に手書きの領収書は出て来ません.また,政府 (自治体) 発行の領収書を渡されます.さらには,払った金額と必ずしも一致していません(;´Д`)
一番最後のは,余分にもらえるのならいいけれど,例えば 32.5 元の食事代なのに,32 元分の領収書しか出さないとか,ヘタすると 30 元しか寄越さないとかがあって,特に出張精算のときは困るんですよね... また,レシートをそのままくれればいいのに,領収書と言うとレシートはくれません.私の場合,あれはいくらだったとかと後で思い出すためにもらうので,明細が判らないと困るのです.右上の画像は吉野家でもらったものですが,珍しくレシートと領収書とを両方くれました.金額も 20+2 元で一致しています.
これでようやく気が付きました.中国人から,タクシーを降りるときには「票」と言えと教えられたとおりにそう言って来ましたが,票 (発票) というのはあくまでも領収書のことで,日本と同じく,レシートとは当然違うんです.つまり,日本の吉野家やマックで「領収書くれ」と言っているのと同じ(^_^;
(考えてみれば,タクシーを降りるときに「票」とだけ言えと教えるのもずいぶん乱暴な話です.日本語なら「領収書!」と叫んでいるようなものですからね... 領収書くださいのふつうの言い方はどうなのか知りませんが,「我要票」で今のところ通じていますが)
で,その領収書は,中国では政府が発行する領収書をあらかじめ買っておくか,政府指定の機械でしか打ち出せないようなのです.あらかじめ買う領収書は定額小為替のような感じで一定金額に分かれており,それを組み合わせて寄越します.このため,端数は出してくれなかったり,適切な額の領収書切れで出せないといいうことがある模様 (たまに政府指定の用紙と思われるのに手書きしたのをくれますが,それが何故可能なのかは不明).
私は別に「領収書」が必要ではないので (出張のときもレシートで構わない),レシートくれ,と言えばいいのですね.タクシーメーターはたまたま,日本同様,公的な機械なので,票でよいのですが,それを街中でも使ってしまうのが恐らくそもそもおかしいのでした... マックでは,支払いを済ませて店内で食べていると,10 分近く後に領収書を持って来てくれたこともありました.そんなに時間かかっていたら,食べ終わっていなくなってしまっていたかもしれないでしょうに...
どこででも空気を読まずに領収書を要求していた私は,たぶん,今まで嫌な外国人だったことでしょう(^^; (もちろん,タバコ屋のような街中の個人商店では要求したことはありませんけど)
レシートを翻訳すると YAHOO! 翻訳では収据となりますので,今度からはこれを言えばいいのかな.
ちなみに,客が領収書をいつも請求して店の脱税を防ごうと,領収書にはスクラッチくじ (コインでこすると当たり外れが判る,あれ) が付いていて,当たればそのお店でキャッシュバックがあるようです.北京ではタクシーの領収書にも全部スクラッチが付いていましたが,上海や嘉興のにはほとんど付いていませんね.吉野家でもらったこの領収書に 1 枚だけ付いていました.今調べたら,当選金はそのお店で簡単にもらえるようなので,当たっていたら損したなぁと削ってみましたが,「謝謝」で無事 (?) 外れでした :-)


という訳で今回はみごとに,世界第二位の長さの杭州湾跨,そして同第三位の东海を渡るためだけに行ったような上海旅行でした.ま,目的どおりとも言いますが(^^;  そう言えば,入社したときの同期になんと,上海雑伎団の座長の息子という中国人がいたので,彼が数年で転職してしまって音信不通にならなければ絶対紹介してもらったのになー.なので (?) 今回は雑技鑑賞もなく,単なる年末年始の気分転換・休養となりました.日本では滅多にやらないマッサージに妻・私ともに 2 回ずつお安く通いましたし,それなりに楽しみましたけれど.また行って,今回しなかったデパート巡りとか,郊外にあるらしいアウトレットモールでの買い物とかをしたいところです :-)


なお,総集編といいながら(^^;  上海で使った携帯電話については,項を改めて後ほど書きたいと思います.

この項の見出しで使っている五星紅旗は National flag & Road sign MT からいただきました.謝謝.


プロフィール
「いつもどおり。」
何シテル?   02/22 22:22
(2006.07 に "AXELA" からハンドルを変えました) アクセラならびにプジョー 206 CC に関するブログを中心に構成して行きます.AXEL...
ユーザー内検索
<< 2009/1 >>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
お友達
どなたでも歓迎なのでお気軽に誘ってください.

……が,コメント等でのやり取りがない方,ブログ登録のない方からの "お誘い" はご遠慮させていただくことがあります.
23 人のお友達がいます
あっちゃん♪ * おしびさん *
miyamoto * (ノリノリ)
むーぞう ぐりふ
ファン
5 人のファンがいます
QRコード
QRコード
このブログを携帯でご覧になれます
©2010 Carview Corporation All Rights Reserved.