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2006年07月11日
相変わらず帰りも下道. まっいいか... そのうちまた金を集め始める. 今度はかなり高額を集めてる. 前に座っていたおにーさんに通訳というか説明を頼む. 入場料が RMB 55/人だそうな. 明十三稜の入場料かな? しかし, 万里の長城でさんざんハッスルした子供は既にお昼寝中... それに, やばいっすよ. 今朝, \10,000 両替して RMB 683 を財布に入れたのに, 既に財布には RMB 200 くらいしかないよ. ここで RMB 110 払ったらかなり心細い. 妻と相談して, 明十三稜に以前来たことがある妻はバスで留守番して私だけ見に行くことに. おにーさんに「子供が寝ているので俺だけ行くと伝えてくれ」と頼んで RMB 55 支払い.
ガイドのおばさん (おねーさん?) が明らかに「困っちゃうのよね, 中国語も出来ないで乗って来るんだから. あんたは英語で話が出来るみたいだから, はぐれないようにちゃんと面倒見てね. 頼みますよ」みたいなことをおにーさんに言ってる :-)

さて, 着いたが本当にここが明十三稜? 何だか怪しい... そこは「九龍游楽園」なる遊園地でした(;´Д`)
まずは特特楽 科幻探検館なる場所へ. 怪しい, 怪し過ぎる... 案の定, 恐竜時代へ探査機でタイムスリップというストーリーのちゃちな CG を見せる場所でした. ディズニーランドのスターツアーズとかディズニーシーのストームライダーといったノリです. が, 安全基準なんて当然ないのか, シートベルトをして座るこの椅子, 相当前後します(~_~; TDR の倍以上は上下左右に揺れてます... 肝心のスクリーンは暗くて全然ダメ. けれど中国公民はきゃーきゃー言って楽しんでます. まっいいか...

次に連れて行かれたのは... 地上から竜宮へ旅するという趣向の It's a small world 風の乗り物, その名も地下竜宮... 一人でこれに乗るのはけっこー辛いものがあります (笑).
ま, 北京郊外の, この B 級遊園地に来るニホンジンなんてそうそういないでしょうから, 話のネタにはいいか... 臆病者の息子ゆえ, たぶんさっきの科幻探検館も, このゴンドラ系の乗り物も, もし来ていたら泣いたに違いありません. まっいいか...
しかしこの乗り物, 乗車 7 分後に竜宮に到着してから 9 分間, 延々と単なるトンネルを進みます. 壁には海の中の景色が描かれてはいるのですが, 完璧に消化試合という雰囲気. しかもその壁には泳ぐ魚の間に「環境と資源を守りましょう」みたいな標語が書かれていてさらに意味不明. 中国は標語があふれています. それにしてもこんなところにもこうした訓誡めいたものを書くとは...
ところでこれ, 後ろのゴンドラを見渡せる場所で見てみたら, 後ろはだーれもいません. どうやらこれ, ニホンジンはおろか, 中国公民も田舎の団体旅行客しか乗らないのでは... 宇宙有人飛行をする割にはこういうところで詰めが甘いのが中国ですな.
(と思ったら, 後で調べてみるとこの遊園地,「国家 AAAA 級」だそうです (笑). しかも, 本物の旅游バスもここをルートに含めているコースがあるようです... 恐ろしや中国公民)

さて最後. もうどうにでもなれという感じです (笑). 急流漂筏なる 4 人乗りの乗り物. これに一人で乗れというですか... (号泣
と思ったら, 同じツアーに参加している英語が出来るさっきのおにーさん家族が前に並んでいて, 一緒に乗る? とお誘いいただきました... 謝謝. おかげで, おにーさん, 妹さん, おかーさんとともに乗船. お礼に写真でも撮って後で画像送ろうと思ったのですが, ばしゃばしゃ水が降って来てカメラなんて出せませんがな(;´Д`)
はい, これで終了. 拷問のような一時間半でした (笑).

ちなみに, こちらの TV でやっていた & 翌日たまたま脇を通ったので知ったのですが, 北京歓楽谷なるディズニーランドもどきの遊園地が北京市中心部近くに今週開業したそうです. こちらは入場料 RMB 160 (\2,500) だそうな. 高過ぎ... でもこの北京九龍楽遊園, 運営的に今後やばいですよ. 既に絶叫マシーンなど, 動いてない乗り物もあったし.

さて, 本当に明十三稜行くのかなぁ... と思っているとまた金を集めてます. 入場料かな? でも小銭を集めてる感じ. 例のおにーさんに聞くと,「早く帰るための高速代を 1 人 RMB 2 ずつ集めるってさ」とな.
おいおい, 帰るって明十三稜はどうなったのよ? しかも高速代を集めるっていったい... あぁ遙かなり明十三稜. これが偽物観光バスクオリティなんですね (笑). でも周りの中国公民はうれしそうにみんな払ってます. 訳判りません (そういえばさっき, 何やら挙手してたんだよな... 「実は帰りの高速代は含まれていません. 渋滞する下道で帰るなら追加料金なし. 高速で帰るなら割り勘で一人 \2. どっちがいいですかー」「こうそく~」なんてやりとりだったに違いない... まっいいか...
右の画像は, 八達嶺高速十三陵出口付近ををかっとぶ本物の 919 路線バス.

てな訳で 17:00 過ぎに徳勝門バスプール到着. 英語の出来るおにーさんにお礼を言ってお別れ. その後, バスを探そうと思ったけれどちょうど帰宅ラッシュでバスは超混雑していて面倒なのでタクシーを拾ってホテルへ (RMB 16).


本日のツアーで払った総額 (自分で買った水等は除く) は結局 RMB 359. ホテルのツアーデスクや日本でも申し込めるツアーに較べたら 2 万円以上安いですね. 回りの乗客に聞いてみたところいずれも北京市民ではなく遠くからの旅行者. こうした北京おのぼりさんに紛れてのツアー, 別に何を強制的に買わされた訳でもなく, それなりに楽しかった気がします :-)


本日達成したもの
・世界遺産, 万里の長城見物

本日失ったもの
・ウーロン茶, ミネラルウォーター, お菓子類と,「地球の歩き方 北京」が入ったビニール袋
・知らない人の車には乗ってはいけないという心構え
・「地球の歩き方」に書かれていた, "偽旅游バスに注意" という一文を読んだ記憶
関連情報URL : http://www.nda.com.cn/
2006年07月11日
八达岭10:00 少し前になると, どこからともなく現れた赤い Fit に乗れとおじさんが言う. Fit は「京B」ナンバーのタクシーではない. どういうこと? 白タク?! 妻が言うには「これでバスを追いかけると即席カウンターのオヤジが言っている」とのこと (妻は私の英語力程度に中国語可. だから来たんですが...). なんじゃそりゃ...
だが, もう覚悟は決めているので乗る. 英語は通じないが, やはりこの Fit の運転手もバスに乗り換えるみたいなことを言っている. このままどっかの裏通りへ連れて行かれて, 身ぐるみはがされたりしない? 現金は RMB 500 くらい持ってるし, カメラ一式背負ってますがな... 何かあったときに少しは役立つでしょと走っている道を逐次把握.
徳勝門橋近くのバスプールで車が止まる. 徳勝門って, 八達嶺行の路線バス 919 系統が発車するバス停じゃん. まさか, 路線バスを紹介しただけじゃねぇだろうな?!

乗れと言われたのは手書きの「919 長城・十三稜」と書かれたプレートを出したバス. うぉっ, これって, 偽旅游バスどころか, 許可持ってるかどうかすら判らん観光バスっすよ... さぁ乗るぞっ (笑).

40 人弱の乗客 (私たちの他はすべて中国人) を乗せて発車. 八達嶺高速に乗る. 35 歳くらいと思われるねーちゃんがガイド. しゃべるしゃべる. 延々しゃべる. どこまでが説明でどこまでが解説で, どこまでがクイズなのか (クイズもしてるらしい) 全く把握出来ないまま進む. 妻もお手上げ.
あ, 本物の 919 バスが走ってるよ... などと思っているとすぐに高速を降りてしまう. どこかへ寄るのかと思ったら延々側道を走ってる. 単に高速代ケチってるだけじゃん(;´Д`)
そのうち停車. 北京十三稜的明皇なんとか宮 (明皇宮蝋像館?) という博物館らしい. 明十三稜 (明時代の墳墓) にはこの後寄るのかな? 入場料 RMB 40/人.
蝋人形が立ってるセットが 20 個くらいある, 明時代の歴史を説明した博物館でした. 駐車場を見ると, 本物の旅游バス (画像) も停まってる. ということはそんなに変なバスでもないのか. まっいいか...

と思った次に寄ったのは翡翠か何かの宝石屋(;´Д`) これって, よく聞く「土産物屋ばかりに連れて行くツアー」じゃないの?? でも買わなくても全然没問題らしい. まっいいか... てか, 万里の長城にはいつ着くのかな?

延々, 高速道路の側道を走る. たまに, 本物の旅游バスとか 919 路線バスが高速を走っているのが見える(~_~; あー, 遙かなり万里の長城....

そのうち, 「万里の長城では水がぼったくり価格だよー. うちなら RMB 2 だよー」と言ってるらしく, みんなが競ってミネラルウォーターを買ってる. 隣のおねーさんが買ったのを触らせてもらったらぬるい. てか, 出発前から運転手の脇に積み込んであった水だし, それ. 水はちょっとは持って来てるし, これなら冷えたのを長城で買ってもいいでしょ... と見送り.
そのうちまた金を集めてる. 意味が通じない. 前に座っていたおにーさんが "Can you speak English?". おおっ, やるじゃん!! 通訳してもらう. 長城での昼食代, RMB 15/人だそうな. 長城は有名観光地の割には飯を食う場所は少なくてしかも高いと聞く. その値段ならまっいいか... 2 人分払う (払ってない人も結構いた. どこで食べるのかな?).
程なく長城着. けどさっき,「八達嶺 13km」って高速に書いてあったんですが... ここってどー見ても八達嶺じゃないでしょ? 案の定, そこは「居庸関」. でもここも万里の長城には違いないです. まっいいか... 入場料 RMB 45.
チケットを買った後, バスガイドのおばさんになぜかチケットを奪われる. 大丈夫なのか? その後, 昼飯へ連れて行かれる. 案の定, 去年食べてまず過ぎた中国料理ですよ... 子供はくさーい, と言って全然食べず. ミネラルウォーターやカルフールで買ったウーロン茶を持って来ていたはずなのだが見あたらない. ホテルを出たときから妻が持っていたはず. どうやら, Fit にでも置き忘れたらしい... という訳で計算が外れて水が尽きているのを見計らったように子供が水を要求. 食堂へ行ったら買ってやると言ったのに売っておらず, ご機嫌も最悪. やべーよ. 私も半分くらいを水なしで何とか食べる (スープもあるのだが飲めたもんではない). 唯一, 酢豚っぽいのはそれなりの味だった. 昼飯を食い始めたらチケットを返された. 全員が昼飯代を払った訳ではないので, これで人数を確認していたらしい. ヒューマン依存系中国システムはよく判らん...
それにしても中国人 (てか北京人), よくこんなのを食べられますな... おかしいですよ(;_;

さてその後長城登山. その前に売店で水を調達. RMB 5. きちんと冷えてるし, 大したことないでしょ (王府井のホテル脇の汚い店で去年買ったとき RMB 4 だったし). 冷えた水のおかげで子供の機嫌もなおって一安心.

……万里の長城, いやぁ, 疲れました. ま, 登り始める前に, ぱさぱさ中国料理に負けてスプライト飲んだ私も馬鹿なんですが (笑). ばてばてです. 城楼がところどころにあるのですが, ひとつ分登るのがやっと.
でも今, デジカメ画像から確認すると, 登ったの時間は 30 分程度だったのかも. ともかく急階段の連続でばてました. 画像は引き返した地点です. 向こう側の山の尾根にも延々万里の長城.
いやぁ, 世界遺産か月から見える地球上の唯一の構造物だかなんだか知りませんが, こんなのを作ってしまう中国人って変です(;´Д`) それを見に来る中国人+私たちも変です...

この万里の長城,「端」は半端な場所には存在しませんのでどこまで行っても続いてます. なので観光するときもてきとーに引き返す必要があります (笑). 息子はもっと高いところへ行く~とがんばってますが, 親はすでにばててます(~_~; 集合時間も当然決まっているのでここで退散. 下りも結構恐いです... 足を踏み外したら蒲田行進曲どころの騒ぎじゃありませんよ. 降りる途中の売店でまた水を買って (RMB 5), その場で飲み干す.

そんなこんなで, なんとか集合時間前にバス駐車場へ到着. 隣の若者グループは「てっぺんまで行った」とのこと. こいつらどこまで行ったことやら... こちとら既に筋肉痛であります. こんなんで, 明十三稜行けるのだろうか...

ちなみに, 行ったのはここ (by Google Maps). 画面中央部に「日」の字状に見える構造物が長城. ここをぐるっと回るのがこの居庸関のコースのようです. 若者グループは本当にこれを全部制覇したのだろうか...
2006年07月11日
さて, 本日は万里の長城へ行きましょう. 暑そうだけど... 万里の長城は北京からの場合, 市北部にある八達嶺が有名なようです. ここへ行くには先人の教えによると, (1) 外国人用のツアー (昼飯付きで \7,000~10,000 くらい. ホテルでもツアーデスクで申し込めるとのことで, 薦められた) (2) タクシーを借り切る (RMB 500 くらいで交渉次第) (3) 旅游バスという観光バス (冷房車で RMB 50, ボロいやつだと RMB 32 くらい. 外国人用もある) (4) 北京北駅から八達嶺駅まで列車といった方法がポピュラーなようです (易しい順).
ホテルから北京北駅は近いし, 昨日その近くの西直門駅までは行って場所の見当もついているので列車で行く気満々だったのですが, 八達嶺へ行くのは 8:30 だかの 1 本しかないという中国的やる気満々具合(;´Д`)
さらに調べてみると, 919 という一般バス路線がホテルからちょっと離れた徳勝門というところから八達嶺まで通っている模様. これなら片道 (?) RMB 12 で済みます.

(4) の選択肢は出発時間的にすでになし. 旅游バスは旅游 4 路というのが, バスホテルのすぐ近くにある動物園前から出ているはずなのでこれに決定. まずはホテル近くの白石橋東バス停からバス (RMB 1) で隣の動物園バス停まで. 旅游バスのバス停を探しますがありません.
その辺の人に聞いても判らず. 八達嶺へ行くには八達嶺高速で行くはず. 方向的には動物園とは反対車線のこちらでいいんですが,「動物園から出発」てのはもしかして本当に動物園前のこと? (出てすぐ U ターンする必要あるんですが...) ということで地下道で向こう側へ行ってみる.
さんざん探すとやっと旅游バスの看板発見. がががっ, 出発は 9:30 までになってます. 時すでに 9:33 (~_~; 近くに英語が通じそうな女子高校生の一団を発見, 訊いてみると旅游バスの乗り方は判らないとのこと. 八達嶺なら列車で行くのが一番じゃない? と言っている子も (だから~, 八達嶺行きは朝の一本しかないんだってば...).
別の子が旅游バスの看板にあった番号に電話してくれたりしたが埒があかず, そのうち, 八達嶺には 9:30 までじゃなくたくさん観光バスが出ているはず. もっと東側じゃない? ということになる. 連れて行ってくれるというので一緒に歩き始めると, 様子を先に見に行っていた子が知らない人を連れて戻って来る. この人が旅游バスのスタッフとのこと.
高校生たちに礼を言ってその人について行くとすぐ先に即席のカウンターがあった. そこで長城と明十三稜に行くならこれ, 1 人 RMB 50 と説明される.

でもこれって,「地球の歩き方」に書いてあった, 偽の旅游バスがあふれていて, そういうのはぼったり, 土産物屋ばかりにつれて行ったりするので決して乗ってはいけない, という奴そのものでは...?!
でも正式な旅游バスが 9:30 までなのは確かでしょ. 列車ももうないし, タクシーをチャーターしてぼられる可能性と, この怪しいバスにのってぼられる可能性は同じでしょ? まぁいいかということで乗る決心を固める. 子供は無料で合計 RMB 100 (\1,500 くらい) を支払い. 出発は 10:00 とのこと. さて今日の一日, 無事に終わるのだろうか...?


冒頭の画像は, ホテル近くの白石橋東バス停近くの電柱にあった看板. 調査によると游 1 路のバスはこんなところは通ってない. どう見てもこれも怪しい.「国営」とあるが, このバスがではなく, 明十三稜が国営だと言い逃れしそうな気が...


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(2006.07 に "AXELA" からハンドルを変えました) アクセラならびにプジョー 206 CC に関するブログを中心に構成して行きます.AXEL...
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