車・自動車SNSみんカラ

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてブログを書く この記事をお友達に教える  イイね!
2006年07月11日
万里の長城へ - 居庸関
八达岭10:00 少し前になると, どこからともなく現れた赤い Fit に乗れとおじさんが言う. Fit は「京B」ナンバーのタクシーではない. どういうこと? 白タク?! 妻が言うには「これでバスを追いかけると即席カウンターのオヤジが言っている」とのこと (妻は私の英語力程度に中国語可. だから来たんですが...). なんじゃそりゃ...
だが, もう覚悟は決めているので乗る. 英語は通じないが, やはりこの Fit の運転手もバスに乗り換えるみたいなことを言っている. このままどっかの裏通りへ連れて行かれて, 身ぐるみはがされたりしない? 現金は RMB 500 くらい持ってるし, カメラ一式背負ってますがな... 何かあったときに少しは役立つでしょと走っている道を逐次把握.
徳勝門橋近くのバスプールで車が止まる. 徳勝門って, 八達嶺行の路線バス 919 系統が発車するバス停じゃん. まさか, 路線バスを紹介しただけじゃねぇだろうな?!

乗れと言われたのは手書きの「919 長城・十三稜」と書かれたプレートを出したバス. うぉっ, これって, 偽旅游バスどころか, 許可持ってるかどうかすら判らん観光バスっすよ... さぁ乗るぞっ (笑).

40 人弱の乗客 (私たちの他はすべて中国人) を乗せて発車. 八達嶺高速に乗る. 35 歳くらいと思われるねーちゃんがガイド. しゃべるしゃべる. 延々しゃべる. どこまでが説明でどこまでが解説で, どこまでがクイズなのか (クイズもしてるらしい) 全く把握出来ないまま進む. 妻もお手上げ.
あ, 本物の 919 バスが走ってるよ... などと思っているとすぐに高速を降りてしまう. どこかへ寄るのかと思ったら延々側道を走ってる. 単に高速代ケチってるだけじゃん(;´Д`)
そのうち停車. 北京十三稜的明皇なんとか宮 (明皇宮蝋像館?) という博物館らしい. 明十三稜 (明時代の墳墓) にはこの後寄るのかな? 入場料 RMB 40/人.
蝋人形が立ってるセットが 20 個くらいある, 明時代の歴史を説明した博物館でした. 駐車場を見ると, 本物の旅游バス (画像) も停まってる. ということはそんなに変なバスでもないのか. まっいいか...

と思った次に寄ったのは翡翠か何かの宝石屋(;´Д`) これって, よく聞く「土産物屋ばかりに連れて行くツアー」じゃないの?? でも買わなくても全然没問題らしい. まっいいか... てか, 万里の長城にはいつ着くのかな?

延々, 高速道路の側道を走る. たまに, 本物の旅游バスとか 919 路線バスが高速を走っているのが見える(~_~; あー, 遙かなり万里の長城....

そのうち, 「万里の長城では水がぼったくり価格だよー. うちなら RMB 2 だよー」と言ってるらしく, みんなが競ってミネラルウォーターを買ってる. 隣のおねーさんが買ったのを触らせてもらったらぬるい. てか, 出発前から運転手の脇に積み込んであった水だし, それ. 水はちょっとは持って来てるし, これなら冷えたのを長城で買ってもいいでしょ... と見送り.
そのうちまた金を集めてる. 意味が通じない. 前に座っていたおにーさんが "Can you speak English?". おおっ, やるじゃん!! 通訳してもらう. 長城での昼食代, RMB 15/人だそうな. 長城は有名観光地の割には飯を食う場所は少なくてしかも高いと聞く. その値段ならまっいいか... 2 人分払う (払ってない人も結構いた. どこで食べるのかな?).
程なく長城着. けどさっき,「八達嶺 13km」って高速に書いてあったんですが... ここってどー見ても八達嶺じゃないでしょ? 案の定, そこは「居庸関」. でもここも万里の長城には違いないです. まっいいか... 入場料 RMB 45.
チケットを買った後, バスガイドのおばさんになぜかチケットを奪われる. 大丈夫なのか? その後, 昼飯へ連れて行かれる. 案の定, 去年食べてまず過ぎた中国料理ですよ... 子供はくさーい, と言って全然食べず. ミネラルウォーターやカルフールで買ったウーロン茶を持って来ていたはずなのだが見あたらない. ホテルを出たときから妻が持っていたはず. どうやら, Fit にでも置き忘れたらしい... という訳で計算が外れて水が尽きているのを見計らったように子供が水を要求. 食堂へ行ったら買ってやると言ったのに売っておらず, ご機嫌も最悪. やべーよ. 私も半分くらいを水なしで何とか食べる (スープもあるのだが飲めたもんではない). 唯一, 酢豚っぽいのはそれなりの味だった. 昼飯を食い始めたらチケットを返された. 全員が昼飯代を払った訳ではないので, これで人数を確認していたらしい. ヒューマン依存系中国システムはよく判らん...
それにしても中国人 (てか北京人), よくこんなのを食べられますな... おかしいですよ(;_;

さてその後長城登山. その前に売店で水を調達. RMB 5. きちんと冷えてるし, 大したことないでしょ (王府井のホテル脇の汚い店で去年買ったとき RMB 4 だったし). 冷えた水のおかげで子供の機嫌もなおって一安心.

……万里の長城, いやぁ, 疲れました. ま, 登り始める前に, ぱさぱさ中国料理に負けてスプライト飲んだ私も馬鹿なんですが (笑). ばてばてです. 城楼がところどころにあるのですが, ひとつ分登るのがやっと.
でも今, デジカメ画像から確認すると, 登ったの時間は 30 分程度だったのかも. ともかく急階段の連続でばてました. 画像は引き返した地点です. 向こう側の山の尾根にも延々万里の長城.
いやぁ, 世界遺産か月から見える地球上の唯一の構造物だかなんだか知りませんが, こんなのを作ってしまう中国人って変です(;´Д`) それを見に来る中国人+私たちも変です...

この万里の長城,「端」は半端な場所には存在しませんのでどこまで行っても続いてます. なので観光するときもてきとーに引き返す必要があります (笑). 息子はもっと高いところへ行く~とがんばってますが, 親はすでにばててます(~_~; 集合時間も当然決まっているのでここで退散. 下りも結構恐いです... 足を踏み外したら蒲田行進曲どころの騒ぎじゃありませんよ. 降りる途中の売店でまた水を買って (RMB 5), その場で飲み干す.

そんなこんなで, なんとか集合時間前にバス駐車場へ到着. 隣の若者グループは「てっぺんまで行った」とのこと. こいつらどこまで行ったことやら... こちとら既に筋肉痛であります. こんなんで, 明十三稜行けるのだろうか...

ちなみに, 行ったのはここ (by Google Maps). 画面中央部に「日」の字状に見える構造物が長城. ここをぐるっと回るのがこの居庸関のコースのようです. 若者グループは本当にこれを全部制覇したのだろうか...
ブログ一覧 | (特集) 中国クルマ事情
Posted at 2006/07/12 22:46:34
イイね!
イイね!
タグ
中国 万里の長城 居庸関
トラックバックURL
スポンサーサイト

この記事へのコメント
コメントはありません。


プロフィール
「いつもどおり。」
何シテル?   02/22 22:22
(2006.07 に "AXELA" からハンドルを変えました) アクセラならびにプジョー 206 CC に関するブログを中心に構成して行きます.AXEL...
ユーザー内検索
<< 2010/8 >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
お友達
どなたでも歓迎なのでお気軽に誘ってください.

……が,コメント等でのやり取りがない方,ブログ登録のない方からの "お誘い" はご遠慮させていただくことがあります.
23 人のお友達がいます
あっちゃん♪ * おしびさん *
miyamoto * (ノリノリ)
むーぞう ぐりふ
ファン
5 人のファンがいます
QRコード
QRコード
このブログを携帯でご覧になれます
©2010 Carview Corporation All Rights Reserved.