車・自動車SNSみんカラ

2005年08月07日
高速道路で市内へ向かっていて, まず気付いたのはタクシーが「変」だということです. タクシーに, 乗客と思われる人が 1 人しか乗っていないのに, なぜか助手席に乗っているんです. 回送での個人利用? それにしては, 半数以上がそうです.
後で現地に住んでいる中国人に聞いて判ったことですが, 中国では助手席が一番の「上席」なんだそうです. 例えば, 上司とふたりで乗るときはかならず上司を助手席に乗せる. 下っ端が (広~い) 後部席です. 実際私も, ホテルまで送って行けと, 案内係として同行してくれた若い中国人に, 助手席に押し込められ窮屈な思いをしました(^^; このため, 北京のタクシーでは写真のように, 運転席周りが頑丈な鉄パイプで囲われていることもあります.
最近は, 欧米流 (?) も浸透して来ていて, 1 人で乗っても後ろに乗る人も多いようです. そのせいか, 1 人で乗るときに後ろに乗っても, 運転手は別に気にしないそうです. なので私は常に後ろに乗ってました.
ちなみに, 助手席に乗った場合は, 運転手と色々おしゃべりしながら走るのもふつうなようです. タクシーに乗っているとき, 隣のタクシーをふと見ると, そんな光景がよく目に入りました.
(まさか, 遠回りしたしないとかでもめているのではないと思います(^^;)

初乗りは \10 (RMB). \1.2 のと \1.6 のタクシーとがあり, \1.2 のは初乗りは確か 4km まで. \1.6 のは 3km まで. 以降, 1km 毎 (?) に \1.2 もしくは \1.6 が加算されます. ただし, \1.2/\1.6 ずつ加算といっても, \1 未満は四捨五入のようで, 請求は常に元単位です. それとどうやら, \2.0 という大型タクシーがあるようですが, 見かけませんでした.
\1.2 タクシーはぼろくてエアコンなし, \1.6 のはエアコンありです. 前者はダイハツシャレード, 後者は韓国の現代 (北京現代), VW パサート (?), シトロエンなどが主力です. 北京現代のは乗り心地もよく, お薦め. 北京市中心部から外れまで行っても \30 (日本円で \450) くらい, 北京市内から空港まで 50 分くらい乗っても \50 だそうですから, この点から言っても \1.6 タクシーに乗るのがお薦めです. \1.2 タクシーだと夏の間は当然窓を全開で走りますが, 降りるころには髪の毛が排ガス臭くなっていること必至です(~_~;;
(写真は 2 枚とも \1.6 のもの. 真ん中がご存じシトロエン, 下は韓国の北京現代. \1.2 のは写真を撮り忘れました. 主に車体が赤いタクシーが \1.2 のようです)

なお, 客の乗り降りが禁止されている区間が非常に多くあるようです. 交叉点から何メートルとかで決まっているのか, 区間毎に決まっているのかは判らなかったのですが, 例えば有名な天安門前はその区間はすべて乗降禁止. なので, ここで停めて! と言ってもしばらく走られてしまいますが, これは別にボッている訳ではないようです. ガイドブックや Web で調べると, メーターを倒さないで走ったり, わざと遠回りをするタクシーもあるので要注意, と載っているのですが, 私が乗った限りではそんなことはありませんでした. むしろ, 降りる数十メートル前でメーターを戻すのがふつうです.
ちなみに, 市内の主要道路はすべからく「側道」が完備されています. この点, 日本よりはるかにきちんと整備されています. タクシーに乗るのは側道からになりますが, メーターを上げるのは側道から出た時点ということもありました.

また, 一度だけ, 結構遅い時間にホテルに戻ろうとしたとき, ホテルへの道が大渋滞で, 左折でしばらく動かなかった後,「この先曲がっても混んでてどうなるか判らんから, 遠回りになるけどいったん U ターンして, 向こうから行くよ」みたいなことを説明されたこともありましたが, このようにきちんと説明してくれる良心的タクシーのほうが多く, おしなべて, 問題ないと思います. また, "領収書" の意味の「発票 (ふぁーぴょう)」という中国語を一生懸命覚えて行ったのですが, これも問題なし. 請求しなくても, 外国人と判るときちんと出してくれます. 中国のタクシーはメーターのところにレシート装置が組み込まれているので, メーターで賃走さえしていれば問題ないです.
ただし, 運転マナーは相変わらずです. 道が混んでいると見るや, 側道を爆走したりもします (笑). でも, 本当はそれは違反なのか, そうしたクルマはあまりいないのも不思議なんですが.
また, 北京市内は日本がかつて真似をしたように, 故宮を中心とした碁盤の目状の街作りになっているので, 東西南北さえ抑えれば, どちらに向かって走っているかは簡単に判ります. ですから, 特に地図を持っていれば遠回りしているかはすぐに判って, ぼられる心配はないと思います. クルマ好きなら特に, 地図を購入してそれを見ながら乗るのがお薦め. 私は滞在何日目かに, 北京地図帳なる地図を買いました (\15).

ただし, 運転手はほとんど英語を理解してくれません. ホテルでくれる,「ここへ行ってください」カード (自分で目的地を書き込んで運転手に見せて使う. 裏はホテルの場所が中国語・英語で書いてあって, ホテルへ帰り着けるという訳) を見せると「O.K, O.K!」と言う運転手がいたので英語でその後話しかけても「ぷーとん (判らない)」の連発でがっかり(^^;

なお, 中国では運転手が客を乗せて走っているときに飲み物を飲んだり, 食べたりするのはごくふつうのことのようです. 朝乗ると, まんじゅう (中国式ではごくふつうにご飯代わりに食べるようです) を食べていたり, "鮮の毎日" という訳判らん日本語 (?) の商品名が付いたジュースを飲んでいたりします.
ちなみに, 中国では「の」を付ければ日本語なんだと思っているようで, 「優の良品」という店 (お菓子屋?) もあったりします. 日本で眉をひそめてる英語圏の人も多いのでしょうが, きっとそれと同じなんでしょう(^^;;

タクシーの捕まえ方は日本と同じです. タクシープールもあるのですが, まず停まってません(^^; また, うじゃうじゃタクシーが走っている & 現地の人 (特に若者) に言わせると非常に高いのでまず乗らないという割には捕まえるのが大変です. 特に繁華街で降りると, そのそばから次のお客が待ちかまえていることもしばしばです.


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何シテル?   02/22 22:22
(2006.07 に "AXELA" からハンドルを変えました) アクセラならびにプジョー 206 CC に関するブログを中心に構成して行きます.AXEL...
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