MEGA WEB - トヨタ ドライバーコミュニケーション参加
前回
MEGA WEB へ行ったときに知ったのだが, MEGA WEB では毎週日曜日に 2 回ずつ,「トヨタ ドライバーコミュニケーション」というドライビングスクールをやっている. 以下は
MEGA WEB のサイトからの引用.
トヨタの新しいドライビングスクールです。
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● | 初心者の方、普段クルマに乗っていない方も、プロのインストラクターが同乗するので安心。
マンツーマンで安全運転のための適切なアドバイスをします。 |
● | 運転に自信がある人もこの機会に技量チェック。インストラクターによるアクセル、ハンドル、ブレーキのスムーズな操作を実感していただいた後、お一人おひとりの運転レベルに応じた適切なアドバイスを行います。 |
● | また、ABSなど、安全装備の効果や正しい使い方についても講習します。 |
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というもの. 1 時間 (参加して判ったが, しかもほぼマンツーマン) の講習でわずか \300. こりゃ参加するしかないでしょ... ということで, 前回来た後に早速 Web で予約しておいたのだ. 今日は 10:00 からの回に参加しました.
助手席側に補助ブレーキの付いた特別仕様のアルテッツア (AT) と, bB を使っての講習で, 内容は,
- 試乗でも使われている 1 周 1.3km のコースの一部を 3 周して, スムーズな運転の練習
(その前にインストラクターの運転で 1 周します)
- そのコースの最後で 40km/h までのフル加速後のフルブレーキでの ABS 体験
- 試乗コースの別の部分を使ってのシートベルト・チャイルドシートの必要性体験
といったもの. 免許を取って以来 250,000km 以上走っているからには運転にはそれなりの自信はありますが, 経験が逆に慢心や自己流の運転につながっていないとも限りません. そこでこうした講習に参加して, もしも指摘を受けるような点があれば洗い出してもらおうというのが今回の目的です.
とりあえず, インストラクターからは運転技術自体には言うことはありません, とのコメントをいただき一安心. アドバイスとしては, 「Recorder さんが教習所で習ったときは恐らく, 送りハンドルはしてはいけないと言われたと思います. けれど, 持ち替えるほどではない先ほどのようなカーブが, しかも長く続く場合, 送りハンドルの方が安定して制御できるはずです. 以前は送りハンドルはダメと言われていましたが, メリットもあります. まして, Recorder さんのように運転に慣れている場合は, デメリットはほとんどないはずですので, 試してはいかがでしょうか」とのこと. なるほど確かに送りハンドルは厳禁と教わった覚えがあります. 確かに, 送りハンドルってのは私のハンドル操作の中には含まれませんね...
そんなことを聞きながら 800m ほどでしょうか, コースが終わるとフルブレーキ体験. 手順はメーターコンソールの上に赤いランプが点灯するまでフル加速. ランプ点灯を確認したら今度はフルブレーキです.
200m 向こう側にはガードレースが迫っていて, アルテッツアでフル加速するとあっという間にあそこへ刺さるのでは? と思わせますが, 実際にはいくらも走れません
(^^;; ちなみに, 後で判ることですが, 赤いランプは 40km/h になると (なったはずの位置で?) 点灯します.
インストラクターの合図に従ってフル加速. ぶぉーーーんっ, 赤いランプを確認してフルブレーキ. がががががっ, ABS が当然効きます. これを 2 回, まず行ないます. その後, 以下に書くシートベルト・チャイルドシートの必要性体験と, 2 回目までの結果を渡されての講評を聞いてから, もう 1 回周回して合計 3 周します.
右の図は, 2 回目までのフルブレーキ体験が終わって渡されるデータ. 左の目盛りで 28km/h くらいから延びているのが車速の推移.
一方, 下の目盛りで 0.5" くらいから延びているのがブレーキ踏力.
赤い線がインストラクターのものですが, みごとにブレーキ踏力が一定していますね. 対して私のは, ランプ点灯後 3" 以降, 車速がゼロになったらかなり緩めてます. ……車速ゼロなんでこれでもいいんじゃないかと思うんですが, ダメだそうな. それに加えて 2.5" よりちょっと前あたりでも緩めちゃってますね. これはよくないとのこと. これは別に人間 ABS を意図したものでは... ないのでやはりダメ.
空走距離はインストラクターで 0.5", 私は 0.7" くらい. チーフインストラクターによると, ペダルの踏み替えだけで 0.3"~0.5" は絶対にかかるので, 0.5" 以下になることはないはず, とのこと. インストラクターの線は, 毎週やってるので体で (ランプが点く前に?) 反応しちゃってますね, だそうだ. それを考えると私の反応速度 (ランプ点灯から純粋に空走してる区間) は 0.2" 程度ということでしょうか. 1" 以下なら十分速い, そうなので一安心.
3 回目の結果は, インストラクターからの詳細アドバイスとともに後日郵送だそうです.
今気付いたのですが, インストラクターのほうが実は車速がゼロになるまで時間がかかってますね. 今の ABS はフルロックよりもかえって制動距離は短いとのことでしたが, これはいったい...
3 回目の周回の前に, コースの残りの部分を使って, bB の助手席・後部席に乗っての, シートベルト・チャイルドシートの必要性体験です. 10km/h からのシートベルトなしのフルブレーキ体験. 10km/h からなのに... 恐いです
(~_~;; (まぁ, 10km/h からパニックブレーキってのもあまりやらないとは思いますが)
次にシートベルトをしての 10km/h からのフルブレーキ. これも結構圧力かかりますね. そして最後は, 2 歳児に見立てたぬいぐるみを抱いて, 40km/h からの軽いブレーキ体験. これでも十分にぬいぐるみは前方に投げ出されます.
こういう人にぜひ体験させたいプログラム.
これが終わると 3 週目のラストの周回を行なって終わりです. 3 回目のフルブレーキはどんなもんだったでしょうか. 郵送されて来る結果が楽しみです.
という訳で, かつて日産が村山工場のテストコースを使って
"日産ドライビングパーク" というのを開講していましたが, あれのように長時間の講習ではないので物足りないですが, わずか \300 でドライビングテクニックの他者チェックをやってもらえるのは非常にお買い得 (?) だと思います. しかも, 実際にデータを採ってそれを見られるという点もグッド. 年を取ったら毎年, 今でも 5 年ごとくらいに体験して, 反応速度の衰えがないか, チェックしたいものです. 免許の更新時の講習もこういうのをやればいいのに.
実は, 富士スピードウェイにもトヨタが作った講習施設
"モビリタ" というのが最近出来たそうです. こちらはお値段も高いのですが, 1 日の講習で色々体験できるようです. 日産ドライビングパークがなくなってしまった今, ここに行ってみるしかないですかね...